
ニンジン葉は捨てられてしまう。
こんにちは、盛嗣です。
今回の製品開発を思いついたわけをもう一度説明させてください。
三日前、大好評だった沖縄産業まつりにて、私たちのブースを訪れた方の感想、とりわけ、ニンジン葉の再利用の取り組みに多くの方が驚いていました。
「え、ニンジンの葉っぱで?」
ニンジン葉の入った青汁、ニンジン葉茶、ニンジン葉の化粧水、そしてこのニンジン葉の消臭剤!
ニンジン葉の効用にびっくりされていました。自宅で栽培されている方も多いのでなおさらおどろきです。
近年、沖縄本島中南部ではニンジンの栽培が盛んですが、ニンジンの葉は廃棄され活用されていません。

ニンジン葉は抗酸化物質と消臭物質を多く含み、肌に良く、体臭の軽減効果があるとしてしられています。この廃棄している沖縄県産のニンジン葉の消臭効果に着目し、商品開発を行いました。
急速に高齢化する日本で介護の問題は深刻で、特に「匂い」の問題は介護者のみならず介護を受ける当事者にとっても大きな悩みの一つです。
わたしたち独自の聞き取り調査でも、介護経験者のほぼ全員が介護の悩みの一つに匂いを上げていました。
当初、私たちは、沖縄の農産物を活用し、介護の負担を軽減する安心安全な商品という切り口で商品を開発し、全国に販売したいと思うようになりました。
沖縄の農家の平均年齢は70歳であり今後の農業のあり方が問われています。
私たちは、まだ誰も着目しておらず、廃棄される農産物を使った商品を開発し全国に販売することにより沖縄型の物産の開発モデルを作ると同時に、農家の収益増及び農業の振興にも寄与できればと考えています。
大山





