子ども家庭支援の活動から
私は、地域の子どもや家庭の相談員をしています。子どもへの支援では、対象児にとどまらず、家族へ、地域へとの広がりを心がけます。そういった意味で、相談員としての活動が、子どもの貧困の連鎖を断ち切るために果たす役割は非常に大きいと感じます。特に大切にしている観点は以下の2点です。
1 子ども自身をエンパワメント
困りごとの根っこが、家庭事情であれば、子どもだけでの解決はほぼ不可能です。まず、子どもの思いを軽視せず、寄り添い共に考えます。「こんな風にしてみたい」と展望が見えてきた時、どのように対応し、周囲と折り合いをつけるかなど、主体的な経験をします。この時の行動を肯定的に意味づけることがポイントあり、それが子ども自身の力になると感じます。
2 「この子の応援団」から「みんなの地域資源」へ
地域で支援をする際、ひと、サービス、場所などの資源を組合わせ、その子を支える応援団(ネットワーク)を作ります。この新しいコミュニティが、家族の負担を軽減する、子育てのサポーターです。地域ネットワーク作りの代表例は要保護児童対策地域協議会であり、活発な運営が望まれています。
最終的に目指したいのは、現在支援している子どもが、「困ったら誰かに相談する」などのスキルを獲得して大人になること。そして、次世代の子どもたちのための応援団になることです。さらに、この応援団を、継続可能な仕組みとし、地域資源としてみんなが活用できるようになることが望まれます。
私たちSwing-Byは、これらの仕組みを作る活動もしています。今後は、より多くの方に、共に活動を担っていただきたい、応援団として手を挙げていただきたいと考えます。私たちは、子どもたちの未来のために、これからも活動を続けます。
Swing-By 理事 山元 絵美
雪を知らない南国宮崎の
児童養護施設の子どもたちに
スキーを体験させたい!!
みなさまのご協力と応援をお願いいたします。
FAAVO宮崎 https://faavo.jp/miyazaki/project/3342





