児童養護施設退所後の子どもに対する支援
<夢を育てることの困難性~児童養護施設入所者の退所後の進路>
平成27年度末に高等学校等を卒業した子どもの52.2%が大学等へ進学しています。しかし、児童養護施設の子どものうち、大学等へ進学したのは12.4%、一般の子どもの4分の1にも及びません。児童養護施設の子ども達も、当然、大きくなったら学校の先生になりたい、保育士さんになりたいなど、将来について様々な夢を抱きます。しかし、その環境などによりその夢が薄れ、消えていくことがあります。そのようなときにその背中を押してあげる。一般の家庭では親がその役割を担うことがあるでしょう。Swing-Byが行う学習支援は、単に学力を上げるだけでなく、みんなで背中を押してあげて、一緒に夢を育てるものです。
<夢を実現することの困難性~大学進学後の問題>
児童福祉施設を退所して進学した子どもが大学等を中退する割合が26%超えるとの報告があります。児童福祉法の対象は18歳未満の子どもであり、これまで18歳になり児童養護施設を出た子どもへの支援は行われてきませんでした。大学への進学率が低い中で進学した子どもたちですから、決して学ぶ意欲が低いとは考えられません。子どもたちは、施設での生活から、突然、社会に出され、揉まれることになり、誰の支援もない状況の中で、戸惑い、迷い、悩んでいます。それを誰が支えるか。最近、ようやく18歳以上の子どもへの支援が可能となりましたが、まだ十分ではありません。Swing-Byは、施設を退所した子どもなどに、みやざき子ども未来奨学金を給付する役割を担うだけでなく、子ども達などの悩みの受け皿となるなど寄り添う活動をしています。
<スキー企画の応援>
スキーという経験を通じて,みんなが支えてくれることを感じ取ってもらいたい。施設を離れても,施設が,延岡という場所が,延岡の人たちが迎えてくれる。あなたが帰ってくる場所があるんだよ。そのような思いが込められた子ども未来応援プロジェクト延岡の方々の企画を応援したいと思います。
NPO法人子どもシェルターみやざき理事長
Swing-By副代表
弁護士 増田 良文(辰巳・増田法律特許事務所)
雪を知らない南国宮崎の
児童養護施設の子どもたちに
スキーを体験させたい!!
みなさまのご協力と応援をお願いいたします。
FAAVO宮崎 https://faavo.jp/miyazaki/project/3342





