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ミステリー作家・朱郷慶彦の新刊サスペンス小説の登場人物になりませんか?

「小説の登場人物になってみたい」そんな夢を持つ読者と、作家がインタラクティブに交流できる新しい形の出版プロジェクト。ミステリー作家・朱郷慶彦の新作サスペンス短編集の全国書店での発売を支援して、自分も小説に登場人物として出演してみませんか?(動画は双眼社から出版された朱郷慶彦作品のPVです)

現在の支援総額

505,000

101%

目標金額は500,000円

支援者数

9

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2015/07/17に募集を開始し、 9人の支援により 505,000円の資金を集め、 2015/08/15に募集を終了しました

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505,000

101%達成

終了

目標金額500,000

支援者数9

このプロジェクトは、2015/07/17に募集を開始し、 9人の支援により 505,000円の資金を集め、 2015/08/15に募集を終了しました

「小説の登場人物になってみたい」そんな夢を持つ読者と、作家がインタラクティブに交流できる新しい形の出版プロジェクト。ミステリー作家・朱郷慶彦の新作サスペンス短編集の全国書店での発売を支援して、自分も小説に登場人物として出演してみませんか?(動画は双眼社から出版された朱郷慶彦作品のPVです)

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セッションライブ出演

我が人生の師にしてサックス奏者の菊地康正氏主催のセッションライブに参加させて頂いた。
この活動報告では、毎回酔っぱらった状態のみを報告している私ではあるが、今日だけは飲んだくれている場合ではないのである。
私の酔態を楽しみにしている読者の方には、今回は残念ながら素面での報告となることを予めご理解頂きたいと思う。

何しろ多忙の身である。何しろ毎晩飲んでいるのである。最近サックスの練習をいつしたのか、記憶はおぼろげだ。
さすがに当日の朝は心配になって、仕事で立ち会っている撮影現場でスタッフのみんなに断り、サックスを吹いてみる。もちろん絶不調である。仕事の最中に突然サックスを吹き始めた私に、スタッフたちは呆れ顔だ。

ライブ会場である西荻窪の「COCO PALM」に到着し、リハーサルへ。
リハーサルも引き続き不調。こりゃダメだ。

絶望的な気分で本番へ。

本番のステージに立つや、アドレナリンの過剰分泌が始まり、頭は真っ白。
興奮状態のまま、異常な速度でカウントを始めてしまう。それにつられてピアノもベースもドラムも高速で演奏を始めた。仕方なくテーマを高速で吹いて必死についていく。
ん?何だか楽しくなってきたぞ。

そしてアドリブソロへ。
まず一発、Fの音を長く吹くと、不思議な快感が背中を駆け抜けてきた。
そこからは、もう勢いのみだ。
心のままに吹きまくる私。
気持ち良くなってしまっているのだから、仕方がない。
ひたすら吹いて、吹いて、吹くのみ。
俺って、いま何だか、すごくフリーな感じ!
いやぁ、気持ちいいよぉぉぉ。

気がつくと曲は終わり、観客からは拍手が巻き起こっていた。
「あれ、いま私、何やってました?」
バンドのメンバーから声をかけられる。
「良かったよ」「すごいじゃない」「身体の中からリズムが湧き出してきてたね」
いや……良かったの、あれで?
世の中、技術がなくても、勢いと迫力で圧倒してしまう手もあるのである。ま、いいか。

とにかく、音楽とは良いものだ。
打ち上げでの酒は格別に美味しい。
結局、今回も最後は酔って終わるのか、と思いながら飲んでいると、テーブルを挟んで私の前に座っていた菊地師匠がポツリと漏らした。
「朱郷くん、好き勝手やってたねぇ」

勢いだけの私の浅はかなアドリブなど、一流のプロの目にかかれば簡単に見抜かれてしまうのである。
師匠、ご迷惑をおかけしました。
でも、気持ち良かったです。また、ぜひお誘い下さい。

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