小)さて、今回も前回に引き続き、風呂敷の使い方をお送りします! ところで、あれだけなんでも包めると、やっぱり「グンマー」的なものをいろいろと包みたくなりましたよね。
乙)やっぱりグンマーパターンですからね、群馬の名物をきっちり包みたいものです。
小)では、いっそのこと、包み方も名物ありきで改名しちゃいますか。 まず最初に紹介すべきなのは、「ダルマ包み」(正式名「スイカ包み」)ですね。あれはまるいものなら大体いける。
オツハタ実家から持ってきたダルマ、さて包めるか?!
乙)まんまと包まれてました、実家のダルマが。包まれても「あ、なんかダルマっぽいのがいる!」ってわかる(笑)
小)そうそう(笑) しかも、緑地用グンマーパターンとダルマの赤のコントラストが補色になっていて、これまた計算されていたかのようでした。
乙)ダルマ市に行くときの定番になりますね。
小)あれは確か、6号サイズかな。あれなら、藪塚の紅小玉もいけますよ。あと、キャベツもいける。
乙)「キャベツ包み」だとなんだか料理みたいだ。
小)ではやっぱりグンマー的には、スイカ包み改め「ダルマ包み」で。
乙)名物にちなんじゃうの、いいですね。「焼きまんじゅう包み」は、蒸気の逃げ口を作る、とか。
小)肩掛けのなんでも行けるヤツは、最近、群馬県が推している「すき焼き包み」だな。
乙)SUKIYAKIですね。国際化もOK。
小)あと、写真はありませんが、棒状のモノを包む方法もありましたね。群馬の名物で棒状のものと言えば、下仁田ネギですかね。「下仁田ネギ包み」。語呂悪いな(笑)
乙)なんだろな。長いもの・・・
小)では、「下仁田包み」にしますか、いっそのこと。下仁田と言えばネギだし。
小)お弁当包むようなのもありましたね。
小)お弁当と言えば....
二人)登利平!「登利平包み」
小)ノベルティで配ってもらいたいくらいだ。
乙)迷彩で包むと、糧食っぽくなりますね。
群馬の清酒を包むときはこれ「赤城山包み」(仮)
小)県境での夜戦にも心強いです。でも、夜戦が休戦なら、名酒赤城山を包んで行きましょうか。「赤城山包み」(正式名「二本瓶包み」)で。
乙)このときは清酒の用意ができなくてビール瓶でしたが(笑)ぜひここぞというときには群馬の清酒をグンマーパターンで包んで、皆様ご進物にいかがでしょうか。
小)「尾瀬の雪解け」+「赤城山」とか、「水芭蕉」+「谷川岳」とか。組み合わせは自由自在にお願いしたいです。
これが「ハラダ包み」!群馬が散りばめられています(正式名「おつかい包み」)
乙)あと、この講習のときご用意いただいた材料の中に「ハラダのラスク」の缶がありまして。これはこれは、群馬だなあと。
小)ありましたねー。あのサイズは群馬では定番のおもたせですね。そういえば、「ハラダ包み」も見事に、ツル舞う形の群馬県が綺麗に配置されてましたよね。
乙)最後、見事に群馬が咲きました。
小)しかし、ああやっていろいろと包めると、なんだか試されているような気すらします。お前はコレを綺麗に包めるか、みたいな。
乙)自分でもいろいろ考えたくなりますね。実用版折り紙、というところでしょうか。
小)そうですね、まさにそんな感じ。しかもどの包み方をしても、グンマーの位置が実に絶妙なところにハマります。やっぱり、あれって、狙っていたんじゃないかって思うほどでした。
...あ、もしや、狙ってましたか?
乙)ぜんぜん。
小)偶然でアレを引き寄せたのですか、デザイナーとしてもってますよ、やっぱり。
乙)群馬専門デザイナーですから・・・
小)その専門、認めざるを得ないです。