ボードゲーム版『戦闘破壊学園ダンゲロス』を豪華なイラスト陣で作りたい!

小説・漫画・ゲーム作品『戦闘破壊学園ダンゲロス』シリーズをボードゲーム化します! その製作に必要なイラスト費を集めます。

現在の支援総額

2,239,000

414%

目標金額は540,000円

支援者数

260

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/01/10に募集を開始し、 260人の支援により 2,239,000円の資金を集め、 2017/02/10に募集を終了しました

ボードゲーム版『戦闘破壊学園ダンゲロス』を豪華なイラスト陣で作りたい!

現在の支援総額

2,239,000

414%達成

終了

目標金額540,000

支援者数260

このプロジェクトは、2017/01/10に募集を開始し、 260人の支援により 2,239,000円の資金を集め、 2017/02/10に募集を終了しました

小説・漫画・ゲーム作品『戦闘破壊学園ダンゲロス』シリーズをボードゲーム化します! その製作に必要なイラスト費を集めます。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

2017/01/16 13:09

 今回のクラウドファンディング企画にご参加頂く作家の先生方の紹介を順次させて頂きます。前回の杉村麦太先生に続き、今回は武富健治先生です。

 武富先生とお会いしたのは、僕の友人の芝浦慶一の行ったイベントでの席上でした。芝浦が『たたかえっ! 憲法9条ちゃん』というタイトルからしてアレな小説を書いており、それが出版予定だったのですが、案の定と言うか出版中止となりまして、「出版お祝いイベント(だったはずのもの)」に僕と武富先生がゲストとして呼ばれたのです。

 その時の僕は武富先生のことを何も知らなくて、イベントが終わるまでずっと鈴木先生という名前の人だと思いこんでいたくらいでしたが、帰り際に担当の方から頂いた武富先生の最新刊『惨殺半島赤目村』を読んで一気にファンになってしまったのです。

 

 ちなみに私に赤目村を渡してくれた担当が、拙著『こころオブ・ザ・デッド』の担当氏でもあります。その時のご縁でお仕事を頂くことになりました。

 話を戻しますと、赤目村は「田舎村に行ったら異様な因習とかあって酷い目に遭う」という横溝正史的なニュアンスの強い作品であり、おそらく背景には上小阿仁村の医者いじめがあると思われます。(この医者いじめが事実かどうかは別として武富先生のインスピレーションに影響を与えたと思われます)

 本作の特筆すべき点は、一巻目の半ばまで事件らしい事件は何も起こらないにもかかわらず、それでいて読んでいてずっと怖いところです。それは武富先生の絵の力が強いと思うのですが、作品全体から受ける雰囲気が陰惨さや閉鎖性を孕んでいるのです。

 

 廃遊園地の観覧車が回るだけでこんなに怖い。

 村の青年団と交流しているだけなのに不穏で仕方ない。

・武富先生は絵の力で「どこか不安な雰囲気」を作り出す力がすごく強い作家だと思っています。イベント以降、個人的に交流させてもらったり、相談に乗ってもらったりしていたこともあって、拙著『ダンゲロス1969』をKindleで出版する際には表紙イラストをお願いしました。

『ダンゲロス1969』は舞台が1960年代末であり、学生運動をメインテーマとした作品です。その性質上、学生たちの内ゲバなど凄惨な色合いが強く、鬱屈とした不安な世相を描いた作品でもあります。そういった危うい雰囲気を出して欲しい。その点をお願いして、武富先生にご依頼させて頂きました。

・結果、上の素晴らしいイラストを頂くこととなりました。左下では男が人糞を食べているし、その下ではゴリラがうんこを握ってるし、上の方にはキリンがいるし、右上では触手がうねうねしていて、一つ一つの要素はファニーなのに、絵柄と色使いの妙で、全体として見ると危うくて不安な絵となっています。作品の内容を見事に反映して頂けました。大満足です!

・そんな武富先生に今回お願いするのは、『ダンゲロス1969』のヒロインの一人、小竹真央(こたけ・まお)。

 

---------------

「ウン。じゃあ、あと五分粘ったら、みんなを連れてこの部屋に戻ってきてね」
 最後まで徹底抗戦の構えを見せる小竹に愕然とし、鮎坂は嫌々ながら持ち場に戻る。機動隊にリンチを受けるよりも、むしろ目の前の小竹真央が恐ろしかった。
 だが、それから三分後、早くも鮎坂は皆を連れてこの場所へと戻ってきた。
「もうダメだ、小竹さん! 十分なんて全然持たねェ! あいつら、続々数を増してやがる!」
「ウン、じゃあ、みんなこっちに来てー」
 怒られるかと思ったが、意外にも小竹は上機嫌でそう指示する。しかし何か――臭う気がする。列品館全体に蔓延している糞の臭いとは違う、何らかの異臭。だが、疑問を呈する暇もなく、小竹に背中を押されて皆はゾロゾロ中へ入っていく。部屋の角にある、唯一ベニヤ板が貼られていない窓の前へと、彼らは集められた。
「あの、僕たちは何をすれば……」

---------------

(『ダンゲロス1969』より)

 限界まで戦った後は自分もろとも敵味方をまとめて爆殺しようとする作中最凶の武闘派ヒロインです。

 

Lv3 小竹真央 

『フルキューブ』

このカードの死亡時、6面ダイスを3つ振る。6が出た数だけ、自分と相手のパーティーを先頭から順に死亡させる

 

 今回のゲームでは、そんな小竹さんのヤバさ・傍迷惑さを能力で表現。酷い事故を誘発するカードを目指しており、テストプレイでは「使いにくい」「敵に回すのも味方にするのも嫌だ」と概ね作中通りの評価を得ています。今後さらに微調整を重ねて、よりピーキーなキャラを目指していく予定です。

 

 武富先生による小竹真央のイラストにご期待下さい!

 

シェアしてプロジェクトをもっと応援!

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!