シザーサックのデザインを仕上げていくために、団体メンバーで理美容鋏を手がけるグリーンマウスと打ち合わせをしました。 留め具パーツはもう少し長く、入り口部分はもう少し幅広にして鋏が入りやすく…… 理容師さん、美容師さんにとって使いやすいものになるように改良を重ねていきます!
5,000円以上の支援をいただいた皆様へのお返し用のシザーサックの試作品ができあがりました。 柏のブランド豚の皮を使っています。 制作に協力いただいたのは、北小金に工房を構える「TOHKOTO」の松本さんです。 食用豚からとった革。素材としては柔らかいので、中にクッション材を入れたり、延び止め加工を施したりと様々な工夫を施してもらいました。 細かなデザインは、これから団体メンバーの鋏職人と相談していきますが、試作品段階で素晴らしい出来です! 「TOHKOTO」は常磐線・北小金駅から徒歩10分程度。 普段は鞄やベルトを作っていることが多いそうです。工房内にはカフェスペースもありと、つい長居してしまいます・・・。 松本さん、ありがとうございました!
はじめまして! 10月25日からクラウドファンディングのプロジェクトを始めました。 千葉県打刃物連絡会は、千葉県内で刃物や手道具を作っている職人達による団体です。 房総半島では、江戸時代に入ってから大規模な開墾工事が立て続けに行われたこともあって、農家や大工さん達が使う刃物や手道具を作る鍛冶職人がたくさん生まれました。 そして、開墾とともに日本の酪農発祥の地と言われるほどに牧場が増え、牧草を刈り取る鎌、羊毛から作られた布を裁つ鋏、食肉加工のための包丁の製造も盛んになりました。 いち早く洋風文化を取り入れたこともあって、明治維新の断髪令に合わせて理美容鋏を作る職人も現れます。(実は、千葉県は国内最古参の理美容鋏産地です……!) この江戸・明治期からの伝統は今も脈々と受け継がれていて、日本鍛冶学会が発表した鍛冶産地ランキングでも全国トップ10に名を連ねています。 しかし、この事実は千葉県内ですら、なかなか知られていません……。 今回のプロジェクトでは、千葉の職人が作る刃物・手道具である「千葉工匠具」を皆さんにもっと知ってもらうためのストーリーブックを制作していきます。 ひとりでも多くの方の手に千葉工匠具ストーリーブックを届けたいです。 どうぞ、よろしくお願いいたします!





