千葉の職人の技! 千葉工匠具の伝統をつなげていきたい

江戸・明治からの伝統に裏打ちされた「千葉工匠具」の魅力をもっと知ってもらうためのストーリーブックを作ります。

現在の支援総額

110,000

36%

目標金額は300,000円

支援者数

17

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/10/25に募集を開始し、 17人の支援により 110,000円の資金を集め、 2018/01/12に募集を終了しました

千葉の職人の技! 千葉工匠具の伝統をつなげていきたい

現在の支援総額

110,000

36%達成

終了

目標金額300,000

支援者数17

このプロジェクトは、2017/10/25に募集を開始し、 17人の支援により 110,000円の資金を集め、 2018/01/12に募集を終了しました

江戸・明治からの伝統に裏打ちされた「千葉工匠具」の魅力をもっと知ってもらうためのストーリーブックを作ります。

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柏市内に工房を構える矢羽根製作所と五香刃物製作所の2社で、柏市の秋山市長を表敬訪問しました! 11月30日に千葉工匠具が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けたことを報告し、ものづくりに懸ける想いをぶつけました。秋山市長はものづくりにも造詣が深く、有意義な意見交換の時間になりました。   秋山市長、柏市役所の皆さん、貴重な機会をいただき、ありがとうございました! 柏市に昔からの技法で洋包丁を作る職人がいること、矢羽根製作所のバールは矢羽根型と言われるほどに全国の建築屋さんに愛用されていること、職人の仕事道具を作る職人、千葉工匠具の存在を知ってもらえて嬉しかったです!      


11月30日に経済産業大臣から伝統的工芸品に指定されてから、様々な方からお祝いの言葉をいただきました。伝統的工芸品指定は様々な分野の方々に様々な立場から協力いただくことで実現しました。お祝いを受けるばかりではなく、こちらからお礼を言いたい方もたくさんいます。   千葉県庁の皆さん 団体の立ち上げ段階から一緒に頑張ってくれました。土日返上で県内各地の鍛冶職人のもとへ一緒に通っていただき、ありがとうございました! 千葉県庁の皆さんがいなければ、伝統的工芸品指定はおろか、団体も立ち上げられなかったかもしれません。感謝です。   セブン&アイホールディングスの皆さん セブンパークアリオ柏の開店時に千葉工匠具の展示販売スペースを設置してくれて、ありがとうございました! 同じ場所に製品を並べることで、県内各地に点在する鍛冶職人達に一体感が生まれました。展示販売スペースがなかったら、団体も空中分解していたかもしれません。   学芸員のSさん 千葉の鍛冶職人の歴史、千葉工匠具の伝統を一から調べあげてくれました! 学芸員という職人とは違った視点から意見をくれて非常に有り難かったです。Sさんがいなければ、千葉工匠具の伝統を証明するのは難しかったです。ありがとうございました!   ジャーナリストのKさん 団体の立ち上げ初期から記事に取り上げてくれて、ありがとうございました! Kさんが取り上げてくれたおかげで団体の存在が世に出ていきました。鍛冶職人に親しみの念を持つジャーナリストがいてくれたことが嬉しかったです。   皆さん、本当にありがとうございました!    


11月30日付で千葉工匠具が国の伝統的工芸品に指定されました!! これは「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づくもので、100年以上の伝統があることを客観的に証明でき、かつ、地場産業として一定以上の規模が残っている工芸品しか指定を受けることができません。千葉県の工芸品が国指定されるのは房州うちわ以来の出来事です。   国指定の伝統的工芸品になるのは、目標のひとつでもありました。 私たちの手仕事の伝統と技術が認められたのは嬉しいです。   ただ、伝統的工芸品指定はあくまでも通過点です! これからが本当の挑戦です。 千葉の職人の技を後世につなげていくためにブランド化を推し進めていきます!   経済産業省プレスリリース http://www.meti.go.jp/press/2017/11/20171130001/20171130001.html    


今回のレポートでは、千葉を国内有数の工匠具産地にまで育てた二人の職人を紹介します。ストーリーブックにどのようなコンテンツが盛り込まれるか、支援者の皆様の参考になれば嬉しいです。   江戸末期の房総半島。そこには、市原の立野平作、鴨川の佐藤政治という二人の鍛冶職人がいました。二人は野鍛冶・農民の子として生まれましたが、様々な出会いのもとに、それぞれ三品近江守藤原朝臣兼氏、鉄水子国輝という刀鍛冶に弟子入りし作刀技術を学ぶことになります。他の地域と違って、房総半島は鍬や手道具を作る野鍛冶と刀を作る刀鍛冶の距離が近かったのです。 長い修行を経て二人は作刀技術を身につけますが、ちょうど独り立ちというときに明治維新、廃刀令という大きな時代の変化を迎えます。苦労して刀鍛冶になったのに、刀が要らない時代になってしまった。この事態の中で二人はどのように動いたか。 それは、周りの人々、市場が求めるモノを作る鍛冶職人への転換でした。   立野平作は、洋風文化が広がる中で髷姿からの転換、散髪需要が広がると考えました。そこで、舶来の散髪鋏をもと日本の理髪師の手にあった散髪鋏の製造に着手します。これは国内で最も早い洋鋏の国産化でもありました。 佐藤政治は、肉や牛乳の消費とともに増えていった牧場を見て、牧草を刈り取ることに特化した鎌を考案します。薄刃で軽い鎌は、牧場で働く人達からも好評を得て、「房州鎌」としてブランド化にも成功します。   二人は、自分の技術、新製品の製造方法を秘伝のものとせず、惜しげもなく周りに教えていきました。弟子には近隣の農家の次男・三男が多かったようです。二人は技術を教えるだけではなく、弟子たちの生活を安定させるために、自ら消費地を回り、販路を広げていきました。 この結果、房総半島・千葉には、刀鍛冶の作刀技術を応用した鋏や鎌、洋風文化に対応した工匠具を作る職人が増えていったのです。   旧来からの製法や伝統は大事にするけども、固執はせず、あくまでも市中の使い手が求めるものを作っていく。この精神は今の千葉の職人にも受け継がれています。  


11月16日・17日に松戸商工会議所で開催される「松戸伝統工芸技術展」の会場内に、千葉工匠具のフライヤーを置かせてもらえることになりました。 主催者の松戸商工会議所さん、運営主管の青年部の皆さん、ありがとうございます! 簡単な紹介文しかない手作り感あふれるフライヤーですが、少しでも千葉工匠具の認知度を上げられれば嬉しいです。団体メンバーが作る仕事道具は海外にもファンが多いので、以下のような英文の紹介文も載せています。   he Boso Peninsula is the distinctive geographical feature of the Chiba Prefecture, which lies directly to the South and East of Tokyo. Iron manufacture and blacksmithing have been practiced there for centuries, and saw rapid growth during the Edo Period (1603-1868), when the demand for agricultural development and urban construction increased.   Craftsmen in Japan and all over the world continue to appreciate the fine qualities of Chiba Artisan Tools. They are still produced by hand, in traditional blacksmith studios that ring with the sound of daily hammering!    松戸伝統工芸技術展 開催日:平成29年11月16日(木)・17日(金) 会場:松戸商工会議所(千葉県松戸市松戸1879-1)            


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