
こんにちは。
階段王になる男、渡辺良治です。
今回は深圳に遠征した際のドタバタ珍道中をお伝えしたいと思います。
(ソウルはちょっと時間が経ちすぎて思い出せない部分があるので…。)
この深圳の遠征はそもそも0泊2日の弾丸ツアーでした。
出発はレース前日の19日(土)の夜9時30分頃。息子と一緒にお風呂に入り、サッパリしてから駅に向かいました。電車で羽田空港へ向かい、20日の午前1時の飛行機で4時50分に香港に到着。そこから陸路で深圳に向かい現地に7時半ころ到着し、予約してもらったホテルにて仮眠をとり、15時からレース。その後はお土産を買ったのち、再び陸路で香港空港を目指し、23時40分の飛行機に乗り、21日(月)の朝5時過ぎに羽田空港に到着し、電車を乗り継ぎ8時前に自宅に帰る・・・。
考えただけでも目の回るようなスケジュールでした(@_@)
さらに、追加オプションとしてこの後、息子の保育園送りをして、午後1時から出勤してそのまま夜勤。さらに翌日は息子の調子がイマイチで勤務終了後も家で息子の面倒を見る。。。だいたい丸4日ほど熟睡できない日々でした。
そんな過密スケジュールを組んで何も起きないわけはなく、ご期待通りのトラブルのオンパレードでした!
まずは、羽田に向かう前、京急線で何故か3つ前の駅で電車から降りてしまい、20分近く時間を無駄にするという軽いジャブ。
そして空港では予約していた海外WIFIを違う会社の受け取り口に取りに行ってしまうという恥ずかしい思いをしました。

そしてやっと出国し飛行機に乗り込みますが、狭い機内では満足に休息をとる事も出来ず、眠気たっぷりで香港空港に到着しました。
入国手続きはスムーズにできた物の、逆に早く着きすぎて5時30分では中国本土に行くのり合いタクシーが動いていない~( ;∀;)
当初は7時まで待つかもしれないとのことでしたが、なんとか6時半には人数が揃ったからかタクシーが出発してくれて一安心。
とは言ったものの、言葉が通じないのでなされるがまま。行先は家を出る前にメモした予約してある(と思っていた)ホテルの名前を見せただけで、パスポートを渡しぎゅうぎゅう詰めのアルファードに乗りガタガタ揺られる事一時間弱で入国ゲートに到着。

ここで一旦車を降りて審査を受けるんですが、ドライバーの方から中国語で色々説明を受けるんですが全く理解できません( ;∀;)
とりあえず一緒に乗っていた人たちについて行くんですが、他にも人がたくさんいるので見失わないように必死です。
なんとか本土に入国し、さっきのメンバーが全員揃ったところでまた別の車に乗り換えて車に揺られる事40分程、ようやく目当てのマルコポーロ深圳ホテルに到着。
「ふー、やれやれ、言葉が通じない中で良くここまでこれたなぁ。」と我ながら感心してチェックインをしようと受付でパスポートを見せると・・。
「お客さん、アンタの名前は無いよ!」(意訳です)とあっさり言われました。
なんと!!それではレース開始までどうすればいいのだろう?
時刻はまだ8時過ぎ・・・。レース開始時刻は15時なので6時間以上を炎天下(当日最高気温32℃でした)の中うろついて待たなければならないのか・・・。と絶望しかけました(笑)
が、ここで簡単に引き下がらないのが自分の良い所(?)
towerrunning協会からのメールを見せて、どうやらドイツのジョージさんという人が自分の面倒を見てくれるらしいということを伝えると、ジョージさんに連絡をしてくれて話を付けてくれたらしく、彼らの泊まる部屋に案内してくれました。
そしてエレベーターで25階に上がると、ジョージさんが出迎えてくれて暖かく部屋に迎え入れてくれました!!
ドイツからの時差ボケの残る中、なんて暖かい、神対応なんだ~~と感動しました!
そして遠慮なくソファで横にならせてもらい、3時間程仮眠を取ることが出来ました。
もちろんベッドと比べれば多少窮屈でしたが、涼しくて暗くて静かな部屋で安心して休むことができて本当に助かりました!
少し寝れたこともあってスッキリしたようです。もう一人のドイツ人のクリスティアンにもお礼を言い、13時頃には準備を済ませて、レース会場に出発しました。会場の超高層ビル、平安国際金融センタービルにたどり着いたのですが、やはりここでも英語も中国語も満足に話せない為荷物預けや受付がさっぱりわからず小一時間ウロウロすることになりまたもや無駄にエネルギーを使うことに・・・(^-^;
それでもなんとか無事スタートラインにたどり着き不完全燃焼ながらも4位入賞を果たしレースを終えて一安心しました。
表彰式ではまたもや特大ジャンプをかましたり、もらった花を背中にさして「フラワー侍」に変身して周囲を笑いの渦に巻き込んだり、やりたい放題(笑)
さらに、食事も食べたい放題で、チャーハン、鳥の甘辛焼き、ごはん、コーラなどとにかく食べたいものを食べまくりました!あまりの美味さで夢中になって食らいつくしました。
あー、幸せだったなぁ(∩´∀`)∩

そして食事を済ませてホテルに戻り荷物をまとめ、ジョージとクリスティアンにお礼を言って部屋を出たのが19時ちょっと前。
ここからお土産を買う為の時間なのですが、フライトの23時40分に間に合う為には遅くとも22時30分には空港についていなくてはなりません。そして移動時間に約2時間かかると考えると、残された時間は一時間ちょっと。
このわずかな時間で奥さんが満足するような土産が見つかるのか?!これまたレースと同じくらいの時間との勝負でした。
必死の思いでまずは鉄観音茶を見つけるもまさかのMastercardが使用不可!!
慌てて近くのATMを探します。サービスセンターの方に聞いてもはっきりとはわからないので野生の感をたよりになんとか探し当て、現金を入手!残り30分!!
急いでお茶とお菓子を買って時計を見ると20時15分で若干タイムオーバー気味です。
本当は安全なバスで行きたかったのですが、万が一渋滞していると時間がかかるので、イチかバチか電車での移動を試みます。
ですが、こちらのルートもなかなかの無理ゲー状態で、国境ゲートでの出入国審査はあるし、乗り換えが6回くらいあり、相変わらずの言葉がわから~んな状態で気合できりぬけなくてはなりませんでした(笑)

命からがら空港にたどり着いたのが22時40分と出発一時間前という本当にタイムリミットギリギリ・・・。
おそらく最後の一人であったであろう搭乗手続きを済ませ激動の24時間をなんとか乗り切り無事に日本への帰路へ着くことが出来ました・・・。
こうやって改めて振り返ってみると本当に良く生きて帰ってこられたなと思うし、こんなことが起こるとわかっていたらやらないだろうなと思うトラブルまみれでしたが、実際にはこうして現在無事に生きている自分がいるわけで、なんだか少し自分がたくましくなったような気分です(笑)
さてさて、お次の遠征ではどんなトラブルが待ち構えているのやら…。本当は何事も起こらずレースに集中できるのが一番なんでしょうが、まぁ皆さんにお伝えする笑い話のネタが増えると考えればトラブルも悪いものじゃないのかも?
などとどんどん感覚がおかしくなってきています。
シーズンが終わった後の報告会ではさらに面白い武勇伝がお話しできるかもしれないのでぜひご期待ください(´౪)
それではまた。
渡辺良治






