近々のご案内になってしまって恐縮ですが…今度の日曜日に、フードバンク八王子えがおが「わたしは、ダニエル・ブレイク」の映画会を開催します。 日時:2018年10月21日(日)午後1:00会場 午後1:30開演会場:クリエイトホール 5階ホールチケット:前売券800円 当日券1,000円 病気で働けなくなった主人公、複雑な制度の前で公的援助も受けられない、そんな時出会ったシングルマザーのケイティと二人の子供との交流を主軸として、貧困、支援、人と人との繋がり…いろいろなことを問いかけてくれる映画です。ぜひ日曜日の昼下がり、お出かけください! 詳しくは下記のサイトをご覧ください。http://fb8egao.com/2018/10/17/danielblake1021/
東京都では、東京に住む子供たちの生活の実態、将来の展望、今困っていることなどを把握し、東京都の子育て世帯への政策や制度を拡充するために、平成28年度に首都大学東京と連携して「子供の生活実態調査」を実施しました。調査データを活用し、子供の生活実態(食事、健康、学習及び学習環境、放課後・休日の過ごし方、友人関係、自己肯定感など)と、家庭や保護者の状況(世帯形態、家計の状況、保護者の就労状況、子供との関わり方など)との関連、子供を持つ家庭の生活困窮の実態や背景、課題等に関する詳細分析を行いました。 子供の生活実態調査では、子供の「生活困難」を ①低所得 ②家計の逼迫 ③子供の体験や所有物の欠如この 3 つの要素に基づいて、下記のように分類されています。 困窮層…2つ以上の要素に該当 周辺層…いずれか1つの要素に該当 生活困難層…困窮層+周辺層 一般層…いずれの要素にも該当しない 分析は6分野にわたって行われています。第1部 世代を超えた不利の蓄積 所謂「貧困の連鎖」が数字で顕著にあらわれました。 生活困難度が高くなるほど、母親自身の15歳時点の暮らし向きについて、 「大変苦しかった」と答えた割合が高い 第2部 学校における課題 不登校傾向がある子供は、生活困難層、ひとり親世帯が多く傾向がある 第3部 子供の栄養と健康 生活に困窮している子供ほどカップ麵・イン スタント麵の摂取頻度が多くなる 傾向にある 第4部 自己肯定感とレジリエンス 生活困難度が高いほど自己肯定感が低い傾向にある 第5部 就労と生活困難 「子供の勉強をみる頻度」、「子供と体を動かして遊ぶ頻度」で、ひとり親世帯の 方がふたり親世帯よりも割合が低い 特に母親が週40時間以上働いているひとり親世帯で顕著 6部 その他 保育所の利用率は、生活困難度が高い方が高く、ひとり親世帯の方がふたり親世帯 より高い 今回は、子どもの貧困に関する記述のみを書き出しましたが、いじめや不登校などについてのデータも載っているのでご参照ください。 子供の生活実態調査の詳細分析について(東京都)http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/syoushi/syoushi/oshirase/jittaityousabunseki.html「子供の生活実態調査」詳細分析報告書(首都大学東京 子ども・若者貧困研究センター)http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/syoushi/syoushi/oshirase/jittaityousabunseki.files/zentaiban.pdf
この秋も「八王子古本まつり」が10月5日(金)から9日(火)まで賑やかに開催されてます。http://hachiojiusedbookfestival.com/ フードバンク八王子は明日、10月8日(月・祝)この古本まつりに参加します。場所はドン・キホーテのちょっと先、ゆるゆるテントのブースです。 「はちおうじっ子の冬休み応援プロジェクト」のPRをします! チラシの掲示、配布…チラシを配布しながら、直接このプロジェクトについて お話をさせていただきます。ぜひお気軽に声をかけて ください! 寄付の受付 …ネットでの募金はちょっと…という方は、こちらで直接 受付をいたします。 募金箱も用意しています。 食品の受付 …プロジェクトに使う食品を集めています! お米やお餅、インスタント・レトルト食品など、 賞味期限が2019年1月末日以降のものをお持ちください。 (瓶詰め、冷蔵品はご遠慮ください。) この他に、フードバンク八王子ワークスではお子さん向けに 射的と輪投げをします。手づくり感満載のおもしろゲームです。ぜひ遊びに来てください! 明日も秋晴れの予報、ぜひ八王子ユーロードの古本まつりにお出かけください!お待ちしております。
「八王子食堂ネットワーク」では、基本年に1回、研修会「食品衛生と保険の話」を開いています。 子ども・地域食堂が中心ですが、食品に関わる活動をしているフードバンクも、時には食品提供も行っている無料塾等も参加しています。昨日は10団体24名の参加で行いました。 食品衛生について 始めに「食品衛生」について、八王子市保健所の稲葉さんから食中毒のお話を中心に講習を受けました。食中毒をおこす主な原因 細菌…黄色ブドウ球菌・カンピロバクター・腸管出血性大腸菌(O157)など ウィルス…ノロウィルスなど発生件数が多いのはその年によって特徴があるそうですが、平成29年の都内の発生率は、 1位 アニサキス・カンピロバクター(同率1位) 3位 ノロウィルスだそうです。カンピロバクター…牛・豚・鶏などの腸内にいる細菌、生食、加熱不十分で食することで 発症 吐き気、腹痛、下えり、発熱、頭痛、倦怠感 ギラン・バレー症候群サルモネラ属菌 …牛・豚・鶏の腸管内に生息、少量でも発症、レバ刺し、卵料理など 卵は新鮮なものを購入、冷蔵保存、生食は期限内に、加熱は中心部 まで、鶏肉、卵を扱った器具、手指はその都度必ず洗うノロウィルス …500円玉の重さの菌で地球全人口を感染させられる!? 少量のウィルスでも起きる、 冬季を中心に通年、吐き気嘔吐下痢腹痛などの症状、 それを介して2次感染も、体内に1ヵ月以上菌が残ることもある、 健康保菌者(症状がでない保菌者)の存在 85~90℃90秒間以上の加熱、手洗いの励行、塩素系漂白剤が有効溶血性連鎖球菌 …子どもに多い疾患、咳やくしゃみで近くの人に感染、症状がない、 食品に付着して感染、食品に菌をつけない、増やさない、 発症中は調理しない、症状がなくなっても菌を保有しているアニサキス …魚介類につく寄生虫、年々増えている、生食による感染 加熱(60℃1分以上)、冷凍(-20℃24時間以上)、取り除く 食中毒予防の3原則原則1:つけない 手洗いを十分に、包丁・まな板・布巾などの殺菌、 調理手順の工夫、調理場内の整理整頓原則2:ふやさない 速やかに調理して早めに食べる、冷却する原則3:やっつける 食品の中心部までしっかり加熱、 食器や調理器具、シンク、冷蔵庫などは熱湯や塩素系漂白剤で消毒 手洗い 2度洗い、30秒間洗う シンクで洗うのは2次汚染の元 質疑応答で生野菜の管理などについて質問が出ました。稲葉さんから食品の取り扱いについて下記のサイトを参考にしてくださいとアドバイスをいただきましたので、ご紹介します。大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省) 保険について 2つ目は八王子市社会福祉協議会ボランティアセンターの武藤さんから保険のお話をしていただきました。社会福祉協議会が扱っているのは東京都社会福祉協議会の保険。ボランティア保険…スタッフが入る保険 個人で入る、その年度内の事故に対応行事保険…行事に対して主催者が責任賠償として入る青…従来の行事保険 対象者が特定される行事保険 1週間前に名簿(名前、住所、電話番号)の用意が必要、提出の義務はない 5名以上で対応 会場までの往復にも対応 前日までの振込緑…当日参加型の行事保険 子ども食堂・サロンなど、参加者の確定が当日じゃなきゃできない活動への対応 として後からできた 当日名前だけを書いてもらってもOK 運用が楽 5名以上で対応 会場までの往復は対象外 前日までの振込 青と緑は補償内容、金額等ほとんど変わらない名簿を事前に用意できるか、できないかで判断 人数の確定はこれまでの経験値で見込み数で行うのが良い払い込みは手数料もかかるので、数回分まとめて振り込んでもOK 東京都社会福祉協議会の保険をご紹介しているが、活動パターンによってはそぐわない場合もあるので、他の保険もご紹介することもできるので、ご相談ください。 トレーサビリティについて 最後に私から「トレーサビリティ」についてちょっとだけお話をさせていただきました。 トレーサビリティとは日本語にすると「追跡可能性」、「物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態」(Wikipediaより)です。食品の場合は、「食品の移動を把握できること」(農林水産省)ロット管理という言葉はよく聞かれると思うのですが、その原材料がどこから入って、どこで加工されて、どこへ出荷されたか一連の流れが明確になっていることです。そうすることで、何か事故があった場合、遡ってどこでその原因があったのかを容易に探ることができます。フードバンクの場合、このトレーサビリティが企業との関係で大きな問題となるのです。企業とすれば、フードバンクなんて訳の分からない団体に食品を渡すことで、その行く先がわからなくなってしまうという不安があり、裏を返せば、フードバンクは食品の管理を入るところから、受け渡しまでを適正な管理をする必要があり、そうでなければ信頼されず、企業との関係は難しいということです。 子ども・地域食堂の場合、そこまで厳しいことを言われることはありませんが、活動が拡がることで、いろいろなところから食糧の支援を受けるようになってきています。食品の管理については、各団体の事情に合わせてマニュアル化しておく必要があります。例えば①食品を受取時…品質の確認、消費期限、賞味期限、包装状態など②保管、配送時の留意…冷凍・冷蔵品の取り扱い、保管場所の留意③余った食材の管理方法…転売の禁止④責任の所在の確認⑤事故発生時の対応マニュアルの作成 ⑥記録の保管…最低でも1ヵ月はメニューと使った食材の記録を残しておくのようなことをスタッフで話し合い、共通の認識を持っていることが大切です。 参考文書厚生労働省 平成 30 年 6 月 28 日付通知「子ども食堂の活動に関する連携・協力の推進及び 子ども食堂の運営上留意すべき事項の周知について」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000213463.pdf農林水産省「子供食堂と地域が連携して進める 食育活動事例集」http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/set00zentai.pdf
今回のプロジェクトにはもう一つの目的があります。それは「子どもの貧困」「貧困」の問題を多くの人に知ってほしいということです。 「相対的貧困率は15.6%、子どもの貧困率は13.9%」と言われても、なかなか身近な問題として感じることができない人が多いのが実態です。私自身もフードバンクの活動に関わるまで全く知りませんでしたし、正直、言葉では聞いたことがあってもあまりピンと来ていませんでした。多くの方がそうだと思います。 このレポートでは参考になるサイトをご紹介しながら、貧困の問題を考えていきたいと思います。 今日は15.6%とか、13.9%という数字の参考になった「厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況」についてご紹介します。サイトはこちら↓https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html 国民生活基礎調査とは厚生労働省が、家族構成や就業状況など皆様の生活の実態を知り、国の様々な取組の基礎資料とすることを目的とし、全国から抽出した約5万5 千世帯を対象に、「統計法」に基づいて昭和61年から毎年実施している調査です。 貧困率のデータは平成28年度のものですが、平成29年度の国民生活基礎調査結果は報告されています。しかし、貧困率などの大規模な調査は3年毎とされているため、しばらくは平成28年度の数字が基本となります。※「平成28年調査」の所得とは、平成27年1月1日から12月31日までの1年間の所得であり、貯蓄・借入金とは、平成28年6月末日の現在高及び残高である。なお、生活意識については、平成28年7月14日現在の意識である。とありますので、貧困率も平成27年の数字になります。 この「II 各種世帯の所得等の状況 6貧困率の状況」にこのデータが記載されています。 最悪だった平成24年よりも貧困率は全体が16.1%→15.6%、子どもの貧困率は16.3%→13.9%と削減されました。6人に一人と言われていた子どもの貧困が7人に一人になったのです。一人親世帯も54.6%→50.8%と改善されたものの、以前として半数と群を抜いています。これは景気の回復で、子育て世帯の雇用や収入が増えたためと言われています。 しかし「世帯の生活意識」では全世帯の56.5%児童のいる家庭では62.0%母子家庭では82.7%が苦しいと答えています。数字だけでは見えないのが「相対的貧困」です。 この国民生活基礎調査結果について湯浅誠さん(社会活動家・法政大学教授)がわかりやすく解説されていますので、ご紹介します。「子どもの貧困率が減った! 何がどう変わったのか」(Yahoo!japanニュース)https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20170701-00072789/



