法人が運営する学習教室ミライエで指導するのは数学・算数だけ。英語を教えてくださいというご要望をよくいただきますが、今のところその予定はありません。なぜ数学だけなのか?それには理由があります。数学・算数は、単元と単元の関係が明確に分かる教科です。つまり子どもたちのつまずきの原因が特定できるということ。ミライエでは、新しい単元に進むとき、必ず学習診断を行います。診断によって、どの学年からつまずきが始まっているかと確認し、そこまでさかのぼって学習を始めています。貧困家庭の子どもたちの多くは、自尊感情を失っています。やれば勉強ができるようになるという経験が傷ついた自己肯定感を修復してくれることを願って、学習支援活動を続けています。勉強していただくからには確実に成果を出したい。だからこそ、さかのぼりの学習が最も効いてくる数学・算数の指導にこだわっているのです。
学習ミライエの開講は、毎週土曜の午前。京王線国領駅すぐにある調布市市民プラザあくろす2Fにある市民活動支援センターの一角をお借りし、行っています。(画像は指導開始前の様子) 本日は、中1の生徒さんの初講日でした。新しい生徒さんの受け入れに際しては、学習教室ミライエが心地よい居場所であると認識し、勉強を始めてみようという気持ちになれるよう、気を配っています。幸い本日の生徒さんの反応は良好。一安心です。
「STORY BOOK~子どもの貧困を理解する物語とデータ」は、子どもの貧困への理解を深めていただくためのツールとして、昨年10月、NPO法人子どもの未来を紡ぐ会が制作したものです。 貧困のなかで苦悩する3人の子どもたちの物語と、子どもの貧困を客観的に捉えるための統計データを掲載しています。ご寄付いただいた皆さんには、このSTORY BOOKをお礼として差し上げます。





