3月、2018年度最後のWSが開催されました! 3月WSは、昨年に引き続き参加している学生が多く、「年度の集大成」の時期です。 今年の3月は、身体ワークショップ&一人芝居という構成にして開催しました。 それでは、その模様をお伝えします!! 身体に向き合う前半では、 ストレッチや筋トレ的なメニューを一人ひとりで行い、 ペアを組み、数字を身体のみでお互いに表現。 1~10まで、各自好きな数字を1つ選びます。 そして、相手に告げずに、 その数字から受けたイメージを身体で表現してみます。 お互いにやり終えた後、 どういうイメージ、方法で表現したかを皆で共有。 相手の表現したものが何であったか、当たらなくても構いません。 正解と不正解を分けることが、私たちの目的ではありません。 多様な受け取り方、多様な表し方、あるいは共通項があるということ、 ひとつひとつ、自分と相手の心身で確かめ合うこと、 そして、 その表現を確かに受容しようとする姿勢が大切だと考えています。 以後、グループになり、そのグループの人数を増やし…、 だんだんと大きな集団での創作に移っていきます。 誰が初めに動くかは決めずに、 目だけではなく全身を使って、見て、聞きます。 最初に動いた人の動きを真似します。 自分だけに閉じこもらないことが大切です。 円の形を生かし、 さらに一歩踏み込んだ創作へ。 みんなで円を組むところからスタートです。 順番を決めずに輪の中に一人ずつ入っていき、ポーズをとって静止。 周りの人は自分より前の人たちの表現を受けて、そこに加わり、自分もポーズ。 全員創作に加わったら、一人を残してまた円に戻る。 その繰り返しです。 お互いの表現をバトンリレーのようにつないでいきます。 大きな変化は生まれても、生まれなくても大丈夫。 予測をせず、周りの有り様を受容する。 *** そして後半、今月の創作タイムです。 テーマは、 「これまでの自分の人生を、自分が知っている演劇の全てを総動員して表現すること」。 そのほか私たちから伝えたことは、 「持ち時間はひとり1分」 「部屋の中にあるものは何でも使っていい」 ということだけです。 創作の前の休憩も込みで、学生たちに渡した時間は30分。 準備時間にもそれぞれの人柄が出ますね。 大胆に半分以上の時間は休んでいたのかな?という学生、自分の思う流れを実際に体を動かしながら何回も稽古する学生、ひとり黙々と廊下を行ったり来たり歩いている学生、最初は休憩をして、発表するそれぞれの創作について話し合う学生たち…など。 結果的に、表現が似通ったな、と感じる発表はひとつもありませんでした。 予想をはるかに超え、 平均3分の力作揃い・・・! 見ごたえある発表でした。 その発表を観ている学生たちの見方や眼差しにも、 お互い(の表現)をまず受け入れ合う という姿勢が現れていました。 *** さて、来月は、新年度1発目! 制作にまつわるワークショップを開催します。 公演会場でお客さんを受付でお出迎えすることが、 制作の大切な仕事です。 また、 「お客さんをどうやって公演に集めるか」ということも、制作部門の大きな課題です。 楽な答えが用意されていない演劇に、 来月も学生たちと向き合ってみたいと思います!





