10月は24世帯に、11月は昨日最後の受け渡しで14世帯のひとり親家庭に賞味期限の迫った食品を提供しました。 フードバンク狛江には、食品企業の食品等や一般企業・団体からの災害備蓄用食品など賞味期限が迫ったり様々な事情で「活用してほしい」と連絡がはいります。そこで引き受けられる必要な数量を提示して受け入れますが、自立相談支援の窓口への提供や地域の団体へ照会して提供するのに賞味期限内に全て配布することは実は大変な作業となっています。 そんなことから、そうした食品を欲しいという方に使ってもらおうと、10月から夏の支援で申し込まれた世帯にい一斉メールでお知らせしてフードバンクに取りに来てもらいました。事務所開所日の平日は仕事と子育てに忙しい方が多く来所は難しいだろうと考え、日曜にも時間帯を決めて受け渡しのため開所しました。 10月はゆで卵や飲料・お菓子を、11月は古古米や精米日の不明の訳ありお米(試食済みのもの)と飲料と入庫のタイミングが合ったらバナナ・野菜も提供できました。子どもさんと一緒だったり、仕事の合間に来られた方もいました。やはり事務所に来ることを躊躇したと話す方もいましたが、申し込んでよかったと皆さん大変喜ばれていました。また事務所で忙しく活動しているスタッフも会話しながら直接お渡しできる機会となりました。
冬休みのひとり親支援の広報も兼ねて、ポップコーン販売! 11月17日の秋晴れの日曜日に狛江市民まつりが開催され、フードバンク狛江は昨年に続きフードドライブで食品寄贈を受付け、連携するドクタージャパン(株)のオーガニックのポップコーンを販売し400食以上提供しました。昨年に比べ出店早々からポップコーンの製造におわれ、一日忙しいイベントになりましたが、並んだ親御さんにはしっかり食品寄贈とFAAVOでの支援を呼びかけるチラシを配布できました。 また、今年は市民から「バザーで売ってもいいよ」と渡されていた食器や日用品をブースの一角で売りました。16000円ほどの売り上げでしたが、ひとり親子育て応援の経費に役立たせていただきます。引き続き、FAAVOでのご支援もよろしくお願いいたします。
今年の冬も子育て応援の思いを込めて、市民の皆様からの食品寄贈を受けて、狛江のひとり親家庭に食品を届けます。 10月26日(日)講演会「食品ロスを減らし、活かす社会へ」を開催し、大量に食品ロスを生み出している問題と、こうしたロス食品を活かす取組みとして狛江のひとり親家庭に食品を提供しよう、と呼びかけてきました。 今年の5月に公布、10月施行された「食品ロス削減推進法」では、国を挙げて食品ロス削減に国や自治体、食品関連業者が取組むことやフーバンク活動への支援も盛り込まれ、10月を食品ロス削減月間と定めました。これを機に食料自給率が4割を切る一方で、大量に食品ロスを生み出している問題と、食品として食料支援に活かすフードバンク活動を広く市民に知ってもらおうと、10月26日(土)エコルマホール展示・多目的室で日本フードエコロジーセンター代表の髙橋巧一氏を講師に招いて食品ロス問題講演会を開催しました。 この講演会は狛江市との共催で、当日狛江駅前メビウス広場で行われたくらし「フェスタこまえ2019(狛江市消費生活展)」の一環としても実施され、松原狛江市長も参加されて85名の市民が食品ロスを自分自身の問題として考える機会となりました。 休憩をはさんで二部では全国フードバンク推進協議会の米山広明事務局長から、「食品ロス削減推進法」の内容と食品ロスを生活困窮者支援や災害時に活かすフードバンク活動への国や行政の支援が盛り込まれ、今後の連携の強化が期待されることなどが話されました。またフードバンクとの連携でロス食品を活かして活動している地域の団体からの報告と、フードドライブでの協力やフードバンクへの食品寄贈を受ける3つの生活協同組合から報告をいただき、それぞれが活発に、独自性を持って活動されている様子が紹介され参加者からも好評でした。