2013/08/19 10:56
いよいよ支援募集期間があと3日を切りました。多くの方にご支援頂いておりますが、今日は改めて映画「ひとにぎりの塩」の良さを伝えたいと思いレポートを書きます。
ドキュメンタリーだからこそ映し出された「その瞬間」
ひとにぎりの塩は「ドキュメンタリー映画」です。撮影は2010年~11年にかけて。実はすでに映画の登場人物の中にはすでに他界してしまった方などもいらっしゃいます。まさに撮影されたその瞬間にそこに生きた人々と起きたことがが映し出されており、今から撮ろうにも撮れない映画です。
400年以上続く非合理性とその中になる「何か」
映し出されているのは「揚げ浜式製塩法」を始めとする奥能登で塩作りに携わる人々の姿・暮らしです。とっても重労働な塩作り。機械化することで楽になる部分はもっと沢山あるだろうに、一見非合理的にも見える塩作りが今もなお行われています。
ではなぜそんなに大変で効率の悪い塩作りが今も行われているのか?そこには、塩作りに携わる人々の思い、そして揚げ浜式を塩の専売制が敷かれたあとも特別に許可されて唯一継承してきた「伝説の塩士(塩職人)」角花さんご一家の歴史があります。
しかし、時代が遷りゆく中で400年を超えて受け継がれるにはきっと理由があるはずです。そんな「時代を超えて守り継がれる、大切なもの」がこの映画には映し出されています。
現代に生きるからこそそれを見てほしい。そして石川県が好きな人に見て欲しい。
現代社会は混沌としています。どんどん移り変わる物事の中でむしろ不変であることの価値が改めて見直されていると思います。ただ変わらないのではなく、本質を見極め受け継ぐ。そのことが現代に生きる我々に求めれていることなのかもしれません。
その最たるものが実は石川県にあること。知ってもらって誇りにしてほしい。「俺の故郷すげーんだよ!」って自慢してほしい。だから今回「東京で」この映画の上映をしたいのです。
トップページにもありますが、最後にぜひこの予告編をご覧ください。