4月16日の本震をふくむ群発地震において、たくさんの方々が亡くなり、また被災されたことに対して、心よりお見舞い申し上げます。
私達の主要な活動拠点である阿蘇神社を始めとする阿蘇地域も大きな被害を受け、かつ余震による被害も予断を許さない状況です。当プロジェクト支援者中、熊本県在住者のみでも60名以上いらっしゃいますが、大変心配に思っております。
早期の余震終息を切に願っております。
多くの方が気にされていると思われる、阿蘇神社の現状についてお知らせいたします。
阿蘇神社被災状況報告
平成28年4月21日現在
・人的被害 無し
・重要文化財(国指定)
一の神殿 損壊中程度 地盤隆起のため扉開閉不可
二の神殿 損壊中程度
三の神殿 損壊大 余震によっては倒壊の危険性も有り
楼門 倒壊
・他
拝殿 倒壊
斎館 損壊大
周辺地域(公式発表ではありませんので参考程度にお願いします。)
・ライフライン
ほとんどの地域で復旧
・必要物資
余剰気味。ただし輸送人員が不足しているため地域によっては不足している。
・道路状況
熊本阿蘇間1ルートのみ移動可能も山間部土砂崩れ注意。
阿蘇大分間移動可能。竹田市へ物資購入に訪れる阿蘇市民も多いとのこと。
現状は上記のとおりですが、余震、降雨等による二次災害の危険もあり予断を許さない状況です。
当プロジェクト実行委員会は被害への応急処置などに使って頂くため、見舞金として100万円を阿蘇神社へ送金することにいたしました。これはご支援一口当たり、約313円となります。当初目的の刀剣制作に関わる用途ではございませんが、文化継承の基盤となる地域の象徴を支援することはプロジェクトの趣旨から逸脱するものではないと考えておりますので、ご賛同頂ければ幸いです。
支援者の皆様も直接見舞金を送りたいという方がいらっしゃるかと思いますので、掲載いたします。
・郵便振替 01920-8-15435
阿蘇神社宛て
三神殿、拝殿、楼門などに関しては、損壊状況が正確にわからないので断定できませんが、最低でも15~20億円は掛かるのではないかと考えています。重要文化財指定を受けているものに関しては、災害復旧事業の場合、約70%が国庫から補助されると思われますが、その場合でも少なくとも4.5~6億円以上は必要になるかと考えています。
なお、文化庁の調査が行われて総工費が確定した後に改めて修復、再建募金についてお伝え致します。
蛍丸伝説プロジェクト実行委員会 福留裕晃