2015/08/15 07:35
播磨認知症サポートが、最も大切に
思っていることは、「軽度認知障害(数年以内に
認知症を発症する可能性がある)」とか
「認知症」だと診断された方やそのご家族が
絶望せず、「認知症だけれど楽しく暮らして
いるよ」と言えるような社会の創造です。
そのためには、「ご本人に対する直接的な支援」と
「支援体制・支援環境づくり」を並行して進める必要が
あると考えていますが、ご本人に対する直接的な
支援は、施設にお任せなところもありますし、それは
ご本人の意思ではなかったりします。
全国では、ご本人といっしょに楽しもうという
企画が次々始まっていますが、播磨の当事者は、
それを知っているのか、知らずにいるのかという
状態です。
今、私たちが注目しているのは、静岡県富士宮市で
行われている「全日本認知症ソフトボール大会」
来年3月で3回目を迎える大会で、まだチームでの
参加はなく西日本vs.東日本で試合をしているよう
なので、来年は1人でも播磨からそこに参加して
もらいたい!と思っています。
ご本人が、何の目的もなくデイサービス等を利用する
よりも、富士宮という「甲子園」を目指して、サポーターと
キャッチボールをしたり、応援の練習をしたりするほうが、
どれほど楽しいでしょう。
そんな夢のある取り組みが、播磨の土地でできるよう、
ご本人との出会い、サポーターとの出会いを求めて
います。
このプロジェクトは、それをアピールするためにも
必要なイベントだと考えています。