去る11月28日 兵庫県たつの市赤とんぼ文化ホールにて「毎日がアルツハイマー2」の上映会と関口祐加監督の講演会を無事、開催しましたこと、ご支援いただいた皆様にご報告いたします。当日は、二部構成で行い、第1部では、私ども「NPO法人播磨認知症サポート」の設立目的や事業内容等ご来場くださった皆様にご紹介した後、音楽療法士で当法人の副理事がリハビリでかかわった高次脳機能障害の当事者である男性の歌とたつの市出身で、市内でも大活躍中のソプラノ歌手長谷川萌子さんのお祝いの歌があり、第2部では、映画の上映と監督のお話がありました。終了後、介護をされているご家族から、歌に心を打たれ癒され、映画と講演で勇気をもらったといったメッセージを複数いただき、このプロジェクトに挑戦した甲斐があったと感じ、また、多くの方々のご支援でこの企画が実現できたことを改めて有り難く思いました。NPO法人播磨認知症サポートは、こうして大きな第1歩を踏み出しました。2015年11月28日は、一生忘れることのできない1日になりました。ご支援いただいた皆様、来場してくださったお客様、ずっと応援してくださった関口祐監督、そして当日の舞台を盛り上げてくださった長谷川萌子さんとMinetsuの皆さん、この日のために裏方を手伝ってくださった仲間たち本当に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました!
「その後」のレポートが途絶えておりましたが、 いろいろなことが同時に進んでおります。 8月20日付で兵庫県からNPOが認証され、 FAAVOが成立した翌週に、神戸の法務局に 登記の手続きに行ってきました。 そして、FAAVOのリターン品、映画の入場優先券 作成の準備として、NPO設立記念イベントの タイムスケジュールを考えたり、優先券とVIP席の チケットを印刷したり・・・ NPO設立記念イベントの内容もほぼ確定し、 次は案内チラシの作成。 することは次々とありますが、希望に満ち溢れ 楽しくて、皆さんのお気持ちを改めて有難く感じ、 とても幸せな気持ちになります。 そして、昨晩、完成したチラシがこちら! 素敵なイベントになりそうです。 皆様、お誘いあわせの上、ぜひいらっしゃって ください!
奇跡が起きました! 気が気ではない日々を過ごし、半ばあきらめ、 卑屈になり、人間不信にもなり、いつになく ネガティブな感情との葛藤がありました。 そして、最後の最後に、友情・人情を感じる 大どんでん返しがあり、ついに目標の50万円の ご支援を受けることができました。 本当にありがとうございました。心より感謝 申し上げます。 支援してくださった皆さんのお気持ちが有り難く、 また、それだけNPOへの期待も大きいものである と感じ、100%突破したときは、嬉しさよりも、 より一層、気持ちが引き締まった気がします。 「毎日がアルツハイマー2」の上映会と 関口祐加監督のご講演は、11月28日(土) たつの市赤とんぼ文化ホール(中ホール)で 開催いたしますが、皆様への感謝の気持ちを 忘れずに準備をしていく所存です。 認知症のある方とともに、希望と尊厳のある 暮らしを互いに協力しながら創っていこうと 呼びかけて参りたいと思ってます。 小さな力が集まれば、大きなことが実現できる。 それを今回、身を持って体験しましたが、 私たちが目指す社会もきっと、同じだと思います。 ひとりひとりの知恵と能力をあわせれば、 より良くなっていくことでしょう。 今後、このプロジェクトの進捗状況などを こちらで随時、ご報告していきます。 11月28日までどうぞ温かく見守っていて ください。 ご期待を裏切らないよう頑張ります!
プロジェクトは残すところあと1日 となってしまいました。 昨日、支援金のお電話をいただき、 今朝、支援の代行をして、60%達成 本当に皆さんのお気持ちが有り難く、 この場をお借りして感謝申し上げます。 1日で40%増やすことは、とても 厳しいと思います。が、奇跡を信じ、 最後まであきらめずに、今日を 過ごしたいと思います。 さて、NPOのリーフレットは、原稿が 完成し、現在、印刷段階となりました。 今日のレポートは、リーフレットの 挨拶をアップしたいと思います。 気持ちが高揚して、一気に書いた文章 まずは10年。2025年までに仲間と出来る 最大限のことに取り組み、次の世代に より良い環境を引き継いでいけるよう 精進して参りたいと思っています。
認知症に関心をもつ理由は人それぞれだと 思います。私の場合は、偶然始めた デイサービスのパートの仕事で出会った 義和さん(仮名)が、そもそもの 始まりであったと思います。 認知症のために、時間(時代)や 場所を行き来している義和さんでしたが、 ユーモアがあって、紳士的な義和さんの ことが大好きでした。 自分が選択して認知症になるのではなく、 認知症とともに生きるという運命を与え られてしまうことに気づかされ、 認知症のある方が穏やかに暮らし続ける ためには周囲の人の助けが絶対に必要だ ということを教えてくれたのが、義和さんでした。 ===指きりげんまん=== (2010年2月15日のブログより) デイサービスの利用者、義和さん(仮名)が そろそろ帰る時間になったので、トイレに 誘導しようと義和さんの右手に向かって 手を伸ばしました。 普段なら手を差し出すと同時に義和さんが よく聞こえる大きな声で「義和さん、トイレに 行きましょう」と誘うのですが、今日は 義和さんの左右に他の利用者さんが座られていて、 私はなんとなく皆に義和さんをトイレに連れて 行くのを知られたくなくて名前だけ呼んで 手だけで誘ったのでした。 いつもなら手を握り返してくれる義和さんですが、 今日は私の右手の小指に自分の小指を絡め、 指きりのようなしぐさをされました。 義和さんは無言だったのでそれが「約束」なのか 本当のところは分かりません。 でも私は義和さんと二人だけの約束をしたような 気がしています。 いつまでも義和さんのことを大切にしますね。 指きりげんまん。