
今日は、そもそもなぜこんなに手間をかけてまで
このワークショップを金沢に呼んでこようと思っているのかについて。
コミュニティオーガナイジングとは。
以下、「 」内は、ウェブサイトより。
「コミュニティ・オーガナイジング(Community Organizing、以下CO)は、市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法であり考え方です。」
・・・市民の力で。
それはいわゆる「ふつうのやり方」と何が違うのか?
「オーガナイジングとは、人々と関係を作り、物語を語り立ち向かう勇気をえて、人々の資源をパワーに変える戦略をもってアクションを起こし、広がりのある組織を作りあげていくことで社会に変化を起こすことです。」
・・・・むむむ。関係をつくるとは?物語を語るとは?資源をパワーに?
ピンとこない・・・
「そして、普通の市民が立ち上がり、それぞれが持っている力を結集して、コミュニティの力で社会の仕組みを変えていくのが、COです。」
・・・・・・・言葉一つずつはわかるけど、具体的にどういう状態のことを言っているのか、自分の経験と結びつかなくて、むずかしい・・・
「COは、`先行き不透明な状況の中、人々が目的を達成できるよう責任を引き受けるリーダーシップ`と言うこともできます。
リーダーシップと言うと、カリスマ性のある限られた人にだけ与えられた特別なものと思われがちです。しかし、オーガナイジングでは、人は誰でもリーダーであると考えます。
子どもの頃に何度も転びながら自転車の乗り方を覚えたように、行動を起こし、何度も失敗しながら学んでいくのです。」
・・・・そんなことが本当にあるんだろうか?
誰でもリーダーって?
石川県の人は特に、リーダーシップをとるのを嫌がるし・・・
と、初めてこの説明に触れたときの私の気持ちは、
「なんだかよくわからない・・・・」
そして、
COワークの5つの要素の第1として
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1.ストーリーテリング(パブリック・ナラティブ)
人が行動を起こす時、そこには必ずストーリーが生まれます。また、人が動くためには、まず心が動かされるものです。
*なぜ自分が行動を起こしたか、自身のストーリーを語って聞き手の共感を呼ぶこと(=Story of Self)。
*聞き手と自分自身が共有する価値観や経験といった“私たち”のストーリーを語り、コミュニティとしての一体感を創り出すこと(=Story of Us)。
*いま行動を起こすことについてのストーリーを語ることで、共に行動する仲間を増やすこと(=Story of Now)。
これらが有機的に組み合わされた、人の心を動かす物語を、パブリック・ナラティブ(公で語る物語)と呼んでいます。
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はい、わからない〜〜〜
そんなことが、短いワークの中で簡単に習得できるものですか?
ほんとうに誰にでも出来ることなんですか?
頭と心がクエスチョンマークでいっぱいに。
図解を見てますます、「なんのことなのか?」となりました。
英語がまずなんかとっつきにくい?
ナラティブ、とかって、特に耳慣れない・・・?
最初、そんな気持ちでした。
それでもCOジャパン代表の鎌田華乃子さんを、2年前に金沢にお呼びすることになりました。
決め手になったのは、この動画を見たこと。
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3448/3.html
COを生んだ、ガンツ博士が来日し、
そこに、日本の名だたる有名NPOのリーダーが大集合して
ワークを受けたというレポでした。
まずびっくりしたのが、
「みんなみんな、悩んでいる」
ということ。
あの人もこの人もNPO界の有名人でしたが
なかでもこの方
緊急支援NGO ピースウィンズジャパンの大西さん。
世界中に活動を広げていて
私には、長年のヒーロー。
彼らの活動に心動かされ
なんども寄付をしたこともあります。
そんな彼も、どうやったらもっと活動が広がるのか
悩んでこの場にやってきていたことが驚きでした。
あのカリスマも、悩んでいる!
そんなリーダー大西さんが
ガンツ博士のセオリーに従って
自分の話をする場面。
ごく短い話でしたが会場がひとつになっていることが画面を通じてでもわかり、
思わず私は涙しました。
大西さん
「日本だと自分のことを先に言うなと教えられるじゃないですか。
『ストーリー・オブ・セルフ(私の物語)』、自分のことを言うというのは非常に新鮮で、非常に今回深い結びつきを短時間でできたと思います。」
「私たち一人一人が物語でつながれば、いずれ社会はよりよく変わっていく。
ガンツ博士の言葉を胸に参加者たちはそれぞれの現場へと戻っていきました。」
動画は見られませんが、ほとんど全部を書き起こしてあるので
悩めるリーダーさんたちはぜひお読みください。
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3448/3.html
そしてこのセオリーを学びたい方は、ぜひワークにご参加を。
(空席があと2席になってしまいました。
でも、6人単位でなら定員を増やせます。
早めのご相談をお願いします)
*お願い!
このFAAVOチャレンジの間に、COのことを、たくさんの悩めるリーダーに知っていただきたいと思っています。
このページの上の方、タイトルが書いてあるところの左上に
「どんなプロジェクト?」とありますので
そこをクリックしていただいて・・・
プロジェクトに納得していただけたなら「いいね!」ボタンを押していただけると、たいへんありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。





