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駿河の杜の芸術祭 富士の山に「土蜘蛛」が舞う!!!

星神の眠る駿河の杜倭文(しどり)神社。製紙、織物、芸能などかつてこの地は、大和朝廷をもうらやむ人と自然との営みがあった。この度、富士の山ビエンナーレのパフォーミングアーツとして駿河シャクジ能が行われる。人と自然との調和を土蜘蛛で表現する。

現在の支援総額

322,000

107%

目標金額は300,000円

支援者数

26

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/10/07に募集を開始し、 26人の支援により 322,000円の資金を集め、 2016/11/10に募集を終了しました

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現在の支援総額

322,000

107%達成

終了

目標金額300,000

支援者数26

このプロジェクトは、2016/10/07に募集を開始し、 26人の支援により 322,000円の資金を集め、 2016/11/10に募集を終了しました

星神の眠る駿河の杜倭文(しどり)神社。製紙、織物、芸能などかつてこの地は、大和朝廷をもうらやむ人と自然との営みがあった。この度、富士の山ビエンナーレのパフォーミングアーツとして駿河シャクジ能が行われる。人と自然との調和を土蜘蛛で表現する。

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  はじめまして。シャクジ能実行委員兼、辻雄貴空間研究所のアシスタントディレクターをさせていただいております、武田と申します。  日本の伝統芸能やものづくりに興味があり、静岡に惹かれる23歳です。   私は、今年5月に長野県御代田町で行われた「浅間山藝術舞台 皐月奉納祭」より『シャクジ能』に携わらせていただいております。 シャクジ能とはなんぞや? 神社に宿る日本の神様? 静岡ってどんなところなの? 知らないことばかりの世界に足を踏み入れ、知識を入れることにワクワクしながら、文字に起こすことにちょっぴり頭を悩ませながら『シャクジ能』を学び、取り組んでいます。こちらのレポートページでは『シャクジ能』の面白さを出来るだけ分かり易く説明していきますので、一緒に楽しんでいただけたら幸いです。   さて、先日の10月5日(水)に富士山世界遺産センター(仮称)の建設が決定した地、富士宮市で第一回シャクジ能プレイベントを行いました。 地域の方々と共に『シャクジ能の宇宙ー古代から現代まで』をテーマに、辻雄貴さんからお話を伺いましたので、ご報告させていただきます!   2013年7月のフランスの「フェール城能フェスティバル」より始まり、記念すべき10回目となる『シャクジ能』。年間平均2.5回、様々な地域で公演を行なってきました。   第1回 2013年7月8日9日 『フェール城能フェスティバル』@フェール=アン=アルドノア城(フランス)第2回 2013年12月1日  『森と水の能楽祭』@アトサキセブン旧映画館跡地(静岡)第3回 2014年10月19日  『森と水の能楽祭』@足久保放置竹林(静岡)第4回 2015年1月24日  『浮月シャクジ能』@浮月楼(静岡)第5回 2015年5月9日   『登呂シャクジ能』@登呂遺跡(静岡)第6回 2015年8月31日  『軽井沢シャクジ能』@脇田美術館(長野)第7回 2015年11月27日 『NO NUKES ACOUSTIC NIGHT』@豊洲PIT(東京)第8回 2016年3月22日  『葦久保シャクジ能』@木藝者SATO(静岡)第9回 2016年5月6日   『浅間山藝術舞台皐月奉納祭』@御代田龍神公園(長野)第10回 2016年11月20日 『駿河シャクジ能』@倭文神社(静岡)   ざっと見ると、フランス1回、東京1回、長野2回、静岡だけでも既に5回行っており、今回で6回目になります!企業の方々や地域方々のご協力のお陰で、料亭から美術館、若者の集まる音楽フェスティバルまで様々な会場で行うことができ、ここまでくることができました。  登呂遺跡の時は荒廃した竹林を整備し 大きな円をかく様に地域の職人さんや学生さん達と共にマルシェと舞台を作りました。   会場のお客様が傘を差す中、造られた舞台の上で三番叟(サンバソウ)を披露した時の様子です。   能楽師さんが雨の中演奏して下さる程の、気合の入った登呂遺跡の舞台を、私も拝見したかったです! 今回も富士の山ビエンナーレ実行委員会の方々のご協力のもと『駿河シャクジ能』を開催する運びとなりました。富士の山ビエンナーレ公式(http://fujinoyama-biennale.com)   シャクジ能公演10回という節目に静岡に戻ってくるというのは何かありそうでドキドキしますね! 講演会の前には、会場となる倭文神社に下見に行き、辻さんとカメラマンの関谷さんと共に舞台の照明に関して構想を練ってきました。   星山の地に宿る星の神様について、演目「土蜘蛛」や「タタラ製鉄」についてもお話をいただきました。日本書紀によると星神香香背男(ホシノカガセオ)は、国譲りのために遣わされた雷と剣の神、武甕槌命(タケミカヅチ)攻撃をものともしなかったそうです。中央政権に服従しなかったので、武甕槌命は紙と織物(繊維)の神、倭文神(シドリガミ)=建葉槌命(タケハヅチ)を遣わし懐柔したと言われています。   星神香香背男に関して面白おかしく説明されているwebページを見つけましたので、参考までにどうぞ。(諸説あり) 演目に登場する「土蜘蛛」は「都知久母(つちぐも)」とも表記され、語源は「土隠(つちごもり)」から来ており、様々な地の風土記に登場します。また、朝廷へ戦いを仕掛けた者達を「土蜘蛛」と呼び軽蔑し、恐れられていたそうです。今でいう、テロリストの様な扱いを受けてきた者を指しており、その点では、「まつろわぬ神」星神香香背男と共通しているかも知れませんね!   「タタラ製鉄」に関しては、会場のお客様から「静岡にタタラはいなかった説」をいただく等、コアな部分でも盛り上がりを見せました。   また、星山にお住まいの方からは安全面への配慮等のご質問や、草刈りにご協力いただけるお話をいただくことが出来ました。 上記の件に関しましては、今後、このレポートページにて随時お知らせ致します。   思いがけず講演会終了後も数多くの方からお声かけいただき、今回のイベントから販売開始したチケットを購入されていく方もおられ、富士宮の方々が『駿河シャクジ能』に大変興味関心を抱いて下さっていることを感じたイベントでした。   この様な地域の方々へ向けての地域のトークセッションを、11月に2回開催致します。 次回公演は、制施行50周年を迎える富士市にて行います。 2016年11月4日(金)19:00(18:30開演)富士市交流プラザ(富士市富士町20番1号)『能楽といけばなが混じり合う時』大倉慶之助(能楽師 大倉流大鼓方)× 辻雄貴(華道家)   講演者の簡単なプロフィールとシャクジ能については『いけばなと能楽の混じるところ』をご覧ください。   この日より、地域の学生さん達と共に、星山旅館にて制作合宿を開始します。 合宿では竹林整備や、紙を使用した照明の製作を行います。詳細は随時こちらのレポートページ、Facebookページにて公開していきますので、お楽しみに!     駿河シャクジ能実行委員会 武田


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  この度駿河シャクジ能を開催するにあたり、私からもご挨拶をさせて頂きます。 これまで様々な場所でシャクジ能を企画してまいりましたが、今回で10回目という記念すべき催しとなりました。 この節目に大変相応しい能楽師の演者の方々に来て頂く事を実現させることが出来ました。 ここで主な能楽師の演者の皆様を紹介させて頂きます。  まず、土蜘蛛のシテ方(土蜘蛛の精の役)の梅若玄祥氏は、日本の重要無形文化財個人指定保持者(人間国宝)でいらっしゃいます。百聞は一見にしかず、この方の謡いや所作の切れは未だに衰える所を知らず、観る者の心を魅了します。 その土蜘蛛の相手であるワキ(独武者)宝生欣哉氏はワキ方下掛宝生流を束られるお方で、能楽の物語の進行に欠かせないワキ方として強すぎず弱すぎない存在感でシテを良い意味で2倍3倍と引き立てます。 駿河シャクジ能当日は現代にタイムスリップしてきたかの様な武士が舞台上に現れます。     そして、囃子方の中の小鼓方の大倉源次郎氏。私の叔父です。身内になるのですが、ここだけの話、世界一の小鼓方と思っています。 ここでは紹介しきれませんが、他にも能楽界の実力派の演者の皆様にお越し頂ける事になりました。  一般的な能の公演は能楽師がプロデュースし運営していきます。しかし、シャクジ能は現代を生きる若者が「能」や「いけばな」の魅力を見出だし、いかに後生にこの魅力を伝えていくかと言うことを念頭に活動しております。   そのため、能楽師だけでは実現しない新しい価値を持った能公演が今回実現致します。 シャクジ能の企画設立にあたって華道家である辻雄貴氏と出逢い、いけばな界と能楽界の可能性を追い求めて来ました。     私と辻氏はシャクジ能実行委員会を基盤に、現代の日本人が忘れかけている日本の伝統芸能の本来の力を、生け花と能楽の視点から模索し続け「古くて新しい芸能=シャクジ能」を世界へ発信して行きたいと考えます。何卒皆様の暖かい御支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。   大倉慶乃助


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この度は、僕たちシャクジ能実行委員会の「駿河シャクジ能」のクラウドファンディングページを閲覧頂き、ありがとうございます。 シャクジ能では、舞台で花をいける華道家としての役割だけでなくアーティスティックディレクターとしてシャクジ能の全体の世界観を能楽サイドと連携し、いけばなという空間造形の側面からつくりあげることを主な役割としております。   「駿河シャクジ能」の実施にあたり、内容の本質の充実を落とすことなく芸能、アートに敷居を良い意味で下げるために3回の講座を今回企画しました。   1回目は実施会場の富士宮で地元の方に理解していただくことを一番の目的に先日、お話しさせて頂きました。 予想外にお集まり頂いたこと本当に嬉しく思いました。   このシャクジ能が地域に根付き、毎年楽しみにしてもらえる懐かしさがありながらも毎回新鮮なお祭りとして、継続していけるように誠心誠意チーム力を合わせて努力したいと思っております。 是非、お力添えの程よろしくお願いいたします。   辻 雄貴