2017/10/06 19:59
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援いただき感謝いたします。今年の親うなぎ放流に向けて下りウナギが下りはじめる11月も近づいてきています。
今日は買い付けの現場のひとつ浜名漁協雄踏支所に揚がった珍しいウナギを紹介いたします。
添えた手から見ても親うなぎに近いほど成長したウナギだとわかるでしょうか。
浜名湖のウナギは研究からオスとメスが一対一の割合で浜名湖流入河川ではメスがやや多いといわれます。河川よりエサが豊富な浜名湖に棲むウナギの方が成長が早く、オスは約5歳、メスは約10歳で産卵期を迎えて銀化(ぎんけ)して浜名湖を旅立ちます。
このウナギは立派に太っていますが、なんと尾の先がありません。漁師さんによれば小さい頃に尾を無くしたまま育ったものだろうということです。
これほどのハンディを持ちながら太く大きく育ったウナギを見ても浜名湖の豊かさを知ることができます。
いよいよ来月からはじまる親ウナギ買い付けでは健康で大きな親ウナギの選別を行います。多くのご支援で一匹でも多くのウナギを放流したいと願っています。