今から4年前に発足した「浜名湖発 親うなぎ放流連絡会」は11月1日に親うなぎ放流を行っています。
それまでの2年(2011年度・2012年度)は共に約100kgの放流実績でしたがこの歳は199.25kgを達成しています。
まだ取り組みははじまったばかり、下りうなぎの漁獲から買い上げ、保管から放流まで多くの仲間たち・行政の皆様の協力を得ながらうなぎの将来を作るべく試行錯誤を続けていました。
放流日は保管していたうなぎを舞阪漁港に運ぶ喜びは格別なもの、私たちは遠く産卵の旅に出る親うなぎの旅立ちを手伝います。
浜名湖の各市場で買い上げた親うなぎから産卵期を迎え体が金色銀色になる「銀化」したうなぎを集めます。遠く西太平洋まで旅する銀化うなぎは胸ビレが大きくなり目が大きくなるなど遠い旅に向けた適応をしています。
当日は現在の「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」をご支援いただいています静岡新聞社・静岡放送に取材・報道もいただき広く活動が知られ、ご支援・ご協力者が増えたことも私たちの励みとなりました
2013年から放流実績を増やしていますのも、この年にはじまり多くの皆様の励ましによるものと思います。
舞阪漁港から船出した船は浜名湖が遠州灘につながる今切口(いまぎれぐち)を抜けて遠州灘の沖で放流を行っています。
浜松から官民連携で挑む!親うなぎ放流は昨年2016年度は約410kgの実績となりましたが、まだまだニホンウナギ資源回復には遠く及びません。
多くの皆様のご支援とご協力をいただき本事業をさらに発展させていただけますようお願いいたします。