2014/08/05 07:26
FAAVO/Do a Frontファンの皆様こんにちは、そして山口のみなさまお久しぶりです。美術家の笹原晃平です。
今回、私も出品させて頂いた「エピファニーガーデン」展のフォトブックの出版にむけて、 Do a Front さんがFAAVOを利用した資金調達をするとのことで、微力ながらお手伝いさせていただくことになりました。支援募集終了まであと40日弱と短い間ではありますが、本レポート欄に何度か投稿させていただくことになりましたので、お付き合いくださればと思っております。
私自身は大学を卒業した6年前より美術家として活動し、この数年は Do a Front さんに外部協力させてもらっております。とくに前回の「アーキテイルズ展」(http://doafront.org/architailes)においては、団体立ち上げの諸協力、展覧会コンセプト、各種デザイン、開場整備、照明計画の基礎設計、出品作家さんの作品展示補助、そして自作の出品などなど、がっつりと参加させてもらいました。
私のようにまだまだ作品がポピュラーでないくせにいろいろとやりたがる作家は、そのような「周辺作業」込みで展覧会と関わらないと、そもそも作品を発表する場がないんだろうなぁという酷く現実的な感想を持ったのは、「アーキテイルズ展」を終えたあとの僅かな充実感や達成感からであったと思います。そして自分自身もうすこし冷静になってしまった今、関わらせてもらった「アーキテイルズ展」「エピファニーガーデン展」を振り返ってみると、やはり山口において「山口芸術情報センター(YCAM)」や「秋吉台国際芸術村」ではない場所で、本格的な現代美術の展覧会に関わることができたのはタイミング的にも非常に幸運だったと思っています。それは全てが Do a Front さんのおかげであり、あれだけ自由にやらせていただけたことは感謝してもしきれません。
ということで、これからDo a Frontさんの活動などを「他己紹介」のような形で御紹介しながら、私なりに思った山口のことなどをご紹介させていただければと思っています。単なる美術家の稚拙かつ独りよがりな文章になること請け合ですし、そもそも山口の外側から関わっている人間の勝手な見解ではありますが、他者の視点なりにこれからの山口の地域振興に僅かでもお役立てできれば幸いです。
そしてレポートを読んでくださっているみなさまの中で一人でも多くの方に展覧会フォトブックの制作のための支援をしていただければと、まずは展覧会の参加作家の一人として強く願っています。
山口のご近所の方々や、まだ見ぬどこか遠い方からも、広くご協力いただければよりよいフォトブックになると思っております。そして、それは今後の Do a Front さんの活動を後押しすることになります。市民活動であること自体が目的化されてしまった市民団体が世界中に溢れている昨今ですが、そことは一線を画す可能性を持っている団体である Do a Front さんの活動を、どうか支援/応援して下さればと思っています。
それではこれからよろしくお願いします。
笹原晃平