このたび、クラウドファウンディング 「エピファニーガーデン展 空き家のあそびかた」展覧会 フォトブック作成プロジェクトの目標金額20万円を達成することができました。 ご支援いただきましたみなさま、応援してくださったみなさま、ありがとうざいます。 フォトブックを作成することによって、日本の小さな地方都市山口の地域資源としての空き家の存在を、世界に向けて発信することができます。 ご支援いただきました、みなさまには、参加作家のご厚意により、特別なお礼状をお届けできることになりました。 少しお時間がかかりますが、9月13日発送を予定しております。 フォトブックの発送時期につきましては、後日ご報告させていただきます。 このたびは、ほんとうにありがとうございました。 世界にむけて一歩踏み出すことができます。 今後ともよろしくお願いします。 Do a front 藏田 章子
初挑戦したクラウドファウンディングですが、みなさまのご支援のおかげで、100%目標達成しました。 ご支援いただいたみなさま、宣伝協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。 美術を通して見えてくる地域資源としての空き家をフォトブックにつめこんで、みなさまのもとにお届けできるよう尽力いたします。 このたびは、ありがとうございました。 今後ともよろしくおねがいします。 Do a Front 藏田章子
みなさんこんにちは。 Do a Front 代表の藏田章子です。 このたびは、『エピファニー・ガーデン ~空き家のあそびかた~』フォトブック作成プロジェクトに、ご支援いただきありがとうございます。 私たちの団体は、地元のみなさまの応援と参加作家の方々に技術指導を受けながら、自分たちで模索し、学びながら活動を続けております。 今回のプロジェクトで作成したフォトブックにより、活動を日本全国、世界にむけて発信していきたいと思っています。 美術を通して見えてくる地域資源としての空き家は、自分たちで想像していたよりもはるかにおもしろく世界が広がっています。 作家との共同作業は、ときに過酷な状況もありますが、自分自身が一番わくわくしながら活動しています。 10年後、その先の20年後を想像したとき、地域資源としての空き家によって山口のまちの可能性が広がるのではないかと考えます。 今回のフォトブック作成が今後の活動の転機になるのではと考えております。 このたびのみなさまのご支援、大変感激しております。 今後ともよろしくおねがいします。 Do a front 藏田 章子
今回のFAAVO企画の起案者である Do a Front さんの代表をされている藏田さんとの出会いは、いまから約4年前、2010年11月28日に東京の渋谷で行われたある「勉強会」でのことでした。 参加されていたのは、建築・美術・デザインに興味を持っていたり、そのような仕事に直接/間接的に関わってる広告代理店や総合商社の方々であり、勉強会というフレームの中でいろいろな出会いを積極的にもとめている20代後半の方々でした。私に声をかけてくれたのは、その勉強会の主催者の一人である建築家の百枝優さんであり、現在も公私ともに仲良くさせてもらっている、同世代の優秀な建築家の一人であります。 そのような人間づきあいから講師として呼ばれたわけですが、講師といっても形だけで、すぐに使える具体的な知識や技術を提供する役割ではありませんでした。非常にフワフワした立場ではありましたが、基本的に自分のやっていることの「どの部分」に特殊性があるのかについてハッキリと認識している(フリが出来てしまう)私にとっては、どんな話をしても「勝手に自由に生きていていいねぇ」というオチさえ避けれればいいな、と思っている程度であり、それ以上のことはなにも考えていませんでした。呼ばれたからにはどこにでもいっていた当時、ちゃんと講師を演じきってそのうえで「ひと笑い」だけとって帰ろうとだけ思っていました。 その日は日曜日で、観光地の忙しい喫茶店のアルバイトを無理言って欠勤させてもらい、ギャラはもちろん交通費も出ない中、片道1時間かけて講師紛いのプレゼンをしにいくということで「またワケのわからない所に向かっているな」という印象をもっていましたが、自分の作品のカタログを持って行き、絶対に買ってもらおうと意気込んでいったものでした。プレゼンテーションでは準備したネタで笑いを取りながら、最後に「こういう勉強会では、なにも勉強できないよ」という話で結んで、結果的に参加者の方から3冊ほど本を買っていただきました。そして、本を買ってもらったからなのか、みんな結構良い人たちだな、勉強がんばれよ、また呼んでほしいな、などと思った現金な記憶があります。 その時に私の本を買ってくださった方の一人が、受講者として参加されていた現Do a Frontの代表の藏田さんでした。帰りの電車で「山口に古民家がある」「以前、そこでイベントを行った」「今度はちゃんとした美術の展覧会をしたい」といったお話を聞かせてもらいました。私の返答は「古民家とはいえ、誰も必要としていなくなって使われなくなったんなら、それも自然の流れなのだから、無理して保存とか再利用とかする必要はないんじゃないの?」という非現代的なお話を出発点としました。そのうえでアイディアとして「避雷針を立てて落雷させちゃいなよ」(※2-1)や、「チェンソーで真ん中から二つにしちゃおう」(※2-2)、といったものを雑談程度で提案させてもらいました。 半分冗談、半分本気の提案はさておき、その時点で分かっていたことは、「山口」に、なにやら使われていない「古民家」があり、そこで「ちゃんとした美術展」をしたいという人がいる、ということだけでした。それはそれでおもしろそうだな、という感じはありましたがよくある普通の「古民家をつかった展覧会」に留まってしまうことだけが心配でした。とはいえ、自分自身で作った作品と、それをまとめた本(カタログ)が繋いでくれた「わけのわからない出会い」だったので、なんとか面白い方向にいくようにしたいな、という漠然とした期待にだけ賭けて「一度、現場に行きたい」無理なら「写真を含めた情報がほしい」ということだけ伝えました。そして山口行きが叶うのはその1年後になりました。(つづく)
FAAVO/Do a Frontファンの皆様こんにちは、そして山口のみなさまお久しぶりです。美術家の笹原晃平です。 今回、私も出品させて頂いた「エピファニーガーデン」展のフォトブックの出版にむけて、 Do a Front さんがFAAVOを利用した資金調達をするとのことで、微力ながらお手伝いさせていただくことになりました。支援募集終了まであと40日弱と短い間ではありますが、本レポート欄に何度か投稿させていただくことになりましたので、お付き合いくださればと思っております。 私自身は大学を卒業した6年前より美術家として活動し、この数年は Do a Front さんに外部協力させてもらっております。とくに前回の「アーキテイルズ展」(http://doafront.org/architailes)においては、団体立ち上げの諸協力、展覧会コンセプト、各種デザイン、開場整備、照明計画の基礎設計、出品作家さんの作品展示補助、そして自作の出品などなど、がっつりと参加させてもらいました。 私のようにまだまだ作品がポピュラーでないくせにいろいろとやりたがる作家は、そのような「周辺作業」込みで展覧会と関わらないと、そもそも作品を発表する場がないんだろうなぁという酷く現実的な感想を持ったのは、「アーキテイルズ展」を終えたあとの僅かな充実感や達成感からであったと思います。そして自分自身もうすこし冷静になってしまった今、関わらせてもらった「アーキテイルズ展」「エピファニーガーデン展」を振り返ってみると、やはり山口において「山口芸術情報センター(YCAM)」や「秋吉台国際芸術村」ではない場所で、本格的な現代美術の展覧会に関わることができたのはタイミング的にも非常に幸運だったと思っています。それは全てが Do a Front さんのおかげであり、あれだけ自由にやらせていただけたことは感謝してもしきれません。 ということで、これからDo a Frontさんの活動などを「他己紹介」のような形で御紹介しながら、私なりに思った山口のことなどをご紹介させていただければと思っています。単なる美術家の稚拙かつ独りよがりな文章になること請け合ですし、そもそも山口の外側から関わっている人間の勝手な見解ではありますが、他者の視点なりにこれからの山口の地域振興に僅かでもお役立てできれば幸いです。 そしてレポートを読んでくださっているみなさまの中で一人でも多くの方に展覧会フォトブックの制作のための支援をしていただければと、まずは展覧会の参加作家の一人として強く願っています。 山口のご近所の方々や、まだ見ぬどこか遠い方からも、広くご協力いただければよりよいフォトブックになると思っております。そして、それは今後の Do a Front さんの活動を後押しすることになります。市民活動であること自体が目的化されてしまった市民団体が世界中に溢れている昨今ですが、そことは一線を画す可能性を持っている団体である Do a Front さんの活動を、どうか支援/応援して下さればと思っています。 それではこれからよろしくお願いします。 笹原晃平