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女性の笑顔がほころぶ「ご褒美きもの加賀友禅」で金沢へ癒されに来てほしい!

私は生まれ育った金沢の街が大好きです。「心結(KOKOYUI)」は着物をレンタルを通して「癒される金沢の楽しみ方」を提案できるお店に成長したいと思います。加賀友禅の開発プロジェクトにご支援いただき、着て良さを感じてください。

現在の支援総額

1,327,000

265%

目標金額は500,000円

支援者数

84

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/09/17に募集を開始し、 84人の支援により 1,327,000円の資金を集め、 2018/10/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,327,000

265%達成

終了

目標金額500,000

支援者数84

このプロジェクトは、2018/09/17に募集を開始し、 84人の支援により 1,327,000円の資金を集め、 2018/10/31に募集を終了しました

私は生まれ育った金沢の街が大好きです。「心結(KOKOYUI)」は着物をレンタルを通して「癒される金沢の楽しみ方」を提案できるお店に成長したいと思います。加賀友禅の開発プロジェクトにご支援いただき、着て良さを感じてください。

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加賀友禅を着て、金沢のいいところを感じてほしい! 

 

こんにちは、越田晴香(こしだ・はるか)です。

金沢駅から5分のところで、着物レンタルのお店「心結(ここゆい)」を経営しています。

 

毎日仕事で忙しくても、楽しみな旅行があれば、頑張ることができますよね。

 

私は地元金沢が大好きなので、せっかく金沢に来てくださる方に、「癒される旅」をしてほしいと思っています。

 

都会でぎりぎりまで自分を追い込んで、残業続きになりながらも頑張っている20代30代。 

子育て優先で自分を後回しにしがちな時期が過ぎ、やっと自分の時間を大切にできるようになった40代50代。

 

「今度、旅行に行こう」なんて計画される方も多いことと思います。

 そんな女性は是非金沢に来てください。

 

着物で金沢を歩くと、時間の流れがゆっくり過ぎていくことに驚きます。

季節の花が咲いていることに気づいたり、川のせせらぎがいつもより気持ちよかったりと、自然の感じ方が変わります。

 

着物を着て、お昼から少しだけワインを傾けてみたり、いつもは撮らない自分の写真を撮ってみたり、

 

背伸びして美味しい和食を求めて料亭の暖簾をくぐるのも素敵ですね。

 

金沢では、非日常の感覚で、そんなふうに癒される時間を過ごすことができます。

 

ただ、若い子向けの鮮やかな着物のイメージがあるのか、30代~50代の女性の方のレンタルご利用はそれほど多くありません。

 

でも、そんな女性たちから「金沢で着物を着るなら、せっかくなら加賀友禅が着たい」という声をよくいただくようになりました。

 

そこで、私は加賀友禅の一日着物レンタルに世界で初めて挑戦することにしました。

 



 

 

▲このプロジェクトの取組みが2018年9月3日の北國新聞に掲載されました

  

コンセプトは「ご褒美きもの加賀友禅」。癒される街・金沢を、この新作の着物で歩くことができたら、きっと女性たちはもう一度輝きだす。


 

私が加賀友禅の一日着物レンタルをしようと思ったのは、毎日お客様に似合う着物を提案する中で「こんな着物あったらいいのに、こんな柄なら合わせやすくて素敵なのに」と思っていたイメージが固まってきたからです。

 


柄はあえて沢山書き込まずすっきりとした印象、でも写真映えのする色合いの着物なら、帯とのコーディネートも楽しくなり大人っぽさが出せます。

 

そんな大人の街歩きにふさわしい着物がほしいと思いました。

しかし、出来合いのものを探しても見つからなかったのです。


 

そんな着物がほしい、でも世の中にはない。

「ないなら作ろう」と決意したのが今回のプロジェクトの発端です。

11月末には5着の「ご褒美きもの加賀友禅」が完成する予定です。

 

どんな柄、色の着物になるのかは、このプロジェクトの『レポート』を通して、より詳しく写真でお伝えしていきます。

 

私は着物レンタルは「街づくり」だと考えているのですが、12月には加賀友禅を着た品のよい女性たちが金沢の街を歩いていることになりますし、すれ違う地元の人もうれしいはずです。

 



着物がもつ笑顔を引き出すパワーと、私が「心結」をはじめたきっかけ

私は以前、東京で勤めていました。

「金沢出身です」と言うと「いいね~、一回行ってみたいんだよ」と言われることが多かったです。

 

当時、都内には「Japanesebeauty Hokurikuキャンペーン」のポスターが駅にたくさん貼ってあり、そこで女性たちが足を止めていました。

 

それを見て、忙しい毎日を過ごしている現代人にとって【ふるさとを感じられる和の街】への旅行で癒される時間が必要だと感じました。

 


 

時間がゆっくり流れ、自然が豊かで、今も残る歴史的な景色と、

 

おいしい海山の幸、

 

そして温泉。

 

それが都会の方が持つ金沢のイメージでした。

 

・・・

 

その後、私は都会に慣れることができず、ウツと診断されました。


 

眠れない日々…。

だんだん笑えなくなり、あんなにおしゃべりだったのに言葉が出てこなくなりました。

それだけでなく、何を食べても味を感じなくなり、食事も喉を通らなくなっていきました。

 

辛さに耐えきれず、休暇をもらい金沢の実家で療養することにしました。

しかし、何もできない自分を責め続け、ベッドから起き上がれない日々を過ごしていました。


 

そんなとき、ふと、タンスの中にたくさんある祖母の着物を思い出しました。

 

着物を手に取ると、そこにはたくさんの色鮮やかな花や蝶、鳥がいます。

まるで「自由でいいんだよ」と語りかけてくるようで、着て出かけてみたくなりました。

 

小さいころから日本舞踊を習っていましたが、お稽古以外では初めての着物での外出です。

 

ドキドキしながら街を歩いてみると、本当に金沢は素晴らしい街でした。

 

まずはおばちゃんたちが声をかけてくれました。


「着物すってきやじ~」

「きれいやね~」

「あんた~帯曲がっとるがいね~、直してあげっしぃ、ちょっと待つまっし」

 

基本的に金沢の人は、おせっかいで優しく、かまいたがりのあったかい人が多いんです。

 


 

着物を通していろんな人と話したり、触れ合う中で、だんだん笑えるようなってきました。

喉を通らなかった食事もできるようになり、味覚も戻って、ふるさと金沢の食事がどれだけ美味しいか感じられました。

 

・・・


 

だんだん元気を取り戻していった私の心の中では、眠っていた想いがむくむくと芽を出しはじめました。

 

 

「自分にできることで人を笑顔にしたい。大好きな金沢に何か貢献したい」


 

金沢駅前で育った私は、観光客によく道を尋ねられ、小さい頃から案内をしていたことを思い出しました。

 

「そうだ、来てくださった方に美味しいお店や面白いスポット、バスの乗り方を案内をしながら、タンスに眠ってるばーちゃんやお母さんの着物を着せてあげればいいんだ。都会で働く女性たちが持つ【金沢=和の街】のイメージを叶えるために、着物のレンタル店を開こう !」

 

そう決意しました。

 


 

はじめはお店もない、お金もない、着物も少ない状況で、23歳一人でのスタートでした。


 

今年で創業から8年。

どうすれば金沢で「着物を通して笑顔を生み出せるか」を毎日考え試しながら、

今では、1200着の着物、21人の心結メンバーで「日本一楽しい着物レンタル店」を目指しています。

 

ポリエステル着物は全国どこでも同じ柄…


 

心結をスタートしてから8年、悔しい思いはたくさんしましたが、ずっとなんとかしたいと思っていた課題への挑戦がこのプロジェクトです。


 

創業当初、母や祖母の着物では身長155㎝の女性までしか対応できず、現代の腕の長い子や背の高い175㎝の子たちには、つんつるてんになってしまい着せてあげることができませんでした。 

そこで京都や東京から、ポリエステルのトールサイズの着物を仕入れました。


 

 

しかし実は、ポリエステルの着物は全国どこの「和の町」でも同じ柄なんです。

京都でも、広島でも、浅草でも、鎌倉でもどこでも一緒。

 

これは、ここ10年ポリエステル着物の開発が進み 、

デザインは国内→海外でプリント縫製→輸入→問屋さんがレンタル店に販売→レンタルに供する

という大きな流れが確立したことによります。


 

北陸新幹線開業以来、たくさんの方が金沢を訪れてくれてくれるようになりました。

もちろんポリエステルでも、着物を着て金沢を歩いてくれるのは嬉しいです。

実際、心結でも6割以上のお客様がポリエステルの着物を選ばれます。

 

でも私は、大好きな金沢の「街づくり」のためにレンタル着物事業をしようと思って起業しました。

 

このままでは京都やどこの街で着ても変わり映えしない。

私のふるさと金沢は、もっと本物とこだわりの街のはずなのに…

 

ここ金沢でしか着ることができない、そんな着物がレンタルできたらきっと喜んでもらえるのに!

 

そう思ったのです。


加賀友禅のレンタル着物で女性を癒したい!

 

本当にしっとりとした癒しの時間を楽しむには、やはり着物は加賀友禅がいいと感じています。

 

加賀友禅は金沢が誇る素晴らしい伝統工芸です。

その高い技術とかかる工数から高級品となっており、ここ一番の場に着るフォーマル(正装)向けの着物が主流です。

上品で淡いパステル調、柄もしっかり書き込んだものが多いです。

 


▲通常のフォーマル(正装)向けの加賀友禅

 

しかし今回は、かしこまりすぎず、くだけすぎない街歩き用の加賀友禅を作りたいんです。

 

30代~50代の女性を品よく輝かせるには、柄はぎっしりと描き込まなくていい、無地のエリアを多くしてすっきり感を出したい。

その中に、加賀友禅の神髄である自然や草花を写実的に、かつ大胆に配置したらどうだろう。

 

そんなわがままな私の想いに賛同してくださる作家さんとして、オーダーメイドの本加賀友禅の第一線で世界的にも活躍されている上坂幸栄(うえさか・ゆきえ)さんに特別にご協力いただくことにしました。

 

▲上坂幸栄さん(写真右)との打ち合わせ風景(上坂幸栄HP

 

上坂さんはデザインを決める際「どんな柄がいい?」「どんな花が好き?」「色はどれくらいがいい?」と聞いてくださり、完成イメージがどうなるのかすぐに見せてくださいます。

 

これを可能にしているのは、Adobeイラストレーターを用いることによるデジタル提案です。

例えて言えば、家を建てるとき、白黒の平面図よりも、パソコンの画面上で窓を大きくしたり、カーテンや壁の色を変えたりすると分かりやすいですよね。

デジタルの提案力と何千何万のオリジナルデザインの蓄積をもって、その場で瞬時にプレゼンができるのが上坂さんの強みです。

 

PCで効率よくプレゼンし、その先の下絵、糊置きから彩色、仕上げに至るまで、すべて手描きで仕上げる。

この究極のデジタルとアナログの融合で加賀友禅の着物の開発ができるのは、世界でも上坂さんだけです。

 

また、この企画で最も大事にしたいのが「街に映える、人に映える」「絶対にあなたに合う一着を」ということです。

 

東茶屋街の木虫籠(きむすこ)の焦げ茶の街並みや、兼六園のみどり(緑・碧)に映える着物を作るために上坂先生と打ち合わせを重ね、さらに街の色から分析して映える着物を作るため、KICCA認定きものカラーコーディネーターであるナツメミヤビの上濃雅子(うえの・まさこ)さん監修のもと、パーソナルカラーの理論を取り入れ、女性を大きく4系統に分けてそれぞれのタイプに顔映りよく、似合う色・柄となる着物を5着を企画しています。 (ナツメミヤビ 上濃雅子HP

 

 

つまり、必ず1着はぴったりあなたに合うものをご用意できます。

 

※柄と色は確定ではありません。ただ今開発中。

 

 


この事業は、先日の「ふるさと名物応援事業」でプレゼンが認められ、国も応援してくれることになりました。

 

創業から想いは変わらず、「着物を通して、心を結ぶ、笑顔を生み出す事業」を育てています。

 

リターンのご紹介

このプロジェクトを機会に、

「心結」はただ着物をレンタルするだけでなく、金沢のいいところを総合的にお伝えできるコース提案をするお店、伝統工芸を着てその良さを体感できるお店

に成長します。

 

そのスタートアップとして、みなさんに知っていただくとともに、「心結」のプランをぜひお試しいただきたいのです。

 


○「金沢にきてね」MAP

私たち心結メンバーの地元民の目線から、おすすめスポットをまとめたオリジナルMAPを作りました。

着物が似合うスポットや、ほろよいになれるお店、忍者のいる神社など面白スポットを凝縮したMAPになっています。

遠方の方、お越しいただけない方のためのリターン品です。

いつか是非金沢に来て下さる日を楽しみにしております。

(ただいま製作中)

 

○もう一度輝ける「ご褒美きもの加賀友禅」一日レンタル

今回の新作加賀友禅をお得に着たい方!必見!

通常16,000円でレンタル予定の着物をクラファン特別価格で利用できます。

「あなたに似合う色、金沢の街に映える色」の一着をご提案します。

10,000円コース 先着30名限定

13,000円コース 先着30名限定

15,000円コース 無制限

(↑上記すべて内容同じですが、先着でお得にご利用いただけます)

 

○伝統工芸を着て歩こう「大人のカップルプラン」

ペアでご利用いただけるプランです。

なかなか着ることができない伝統工芸を来て歩いていただくことで「牛首紬」「加賀友禅」の着心地の良さ、デザインの精逸さを感じていただければと思います。

(夏に撮影しているため夏着物の写真です)

 

○加賀友禅作家 上坂幸栄「シルクシフォン大判スカーフ」

 ▲モデル撮影の様子(中央の「紅葉」は65㎝幅でデザインした際に撮影しているので、実際のデザインとは異なります。)

 


 

▲実際のスカーフのデザイン

 

リターン品では、写真の3つのデザインの内いずれかをお送りします。(お選びいただくことはできません)

2018年9月15日に発売されたばかりの商品で、まだ世の中にあまり広まっていない貴重なものを、今回リターン品に提供してくださいました。 

 

支援金の使い道

・カラーコーディネートコンサルティング費用

・リターン品費用

・次回作制作の費用

・クラファン手数料

 

実行スケジュール

「ご褒美きもの加賀友禅」をプロジェクトと並行して、5着制作進行中!

・リターン品(加賀友禅以外のおやつやMAP)は、ご支援いただき次第ご連絡・発送いたします

・ヘアセット券、スタジオフォト券は、プロジェクト期間内でもご利用いただけます

製作の過程は【ご褒美着物加賀友禅ブログ】や『レポート』で公開中

11月末 「ご褒美きもの加賀友禅」5着完成

12月 リターン品の加賀友禅レンタルコースのご連絡・ご利用スタート

  

さいごに

私は生まれ育った金沢の街が大好きです。

全国から多くの方に来ていただき、「また行きたい!」と思ってもらえる街づくりに貢献したいです。

 

みなさん金沢にきまっし~!

着物で観光しまっし~!

 

きっと癒されて、元気にまたお仕事がんばれますよ。

女性の笑顔がほころぶ、そんな瞬間が見られたら嬉しいです。

 

このプロジェクトにご支援いただき、ぜひ私たちのプランや新作着物を試してみてください!

ご支援よろしくお願いします。

 

お問い合わせ先

㈱心結 金沢駅前着物レンタル心結

越田晴香

【メールアドレス】kimono@kokoyui.net

【HP】http://www.kokoyui.com/

【facebook】https://www.facebook.com/haruka.koshida

 

石川県金沢市本町1-3-39

営業時間:9:00~18:00(火曜不定休)

 

クレジットカード・コンビニ決済以外の支援方法

 

現金や銀行振込など、クレジットカード・コンビニ利用以外でのご支援方法を希望される方は、個別に対応させて頂きます。

下記アドレスまでメールにてご連絡ください。折り返し手順についてご案内させていただきます。

 

★Email【kimono@kokoui.net

 

※1 ご連絡頂く際は、件名に"【FAAVO金沢】支援方法について"とご記入下さい。

また、本文中には下記情報を必ずご明記下さいますようお願い致します。

【必須記載事項】

・お名前

・ご住所(リターン品の送付先)

・電話番号

・メールアドレス

・ご支援金額

・ご希望のリターン品

 

※2 銀行振込の場合、振り込み手数料につきましては支援者さまにご負担頂きます。ご了承くださいませ。

 

その他、会員登録、クレジットカード、コンビニでのご支援方法につきましてご不明点ございましたら、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡下さいませ。どうぞ宜しく御願い致します。 

最新の活動報告

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  •     先染めって聞いたことありますか? 対義語が、後染めですね。     加賀友禅は、「染めのきもの」と呼ばれます。 白い糸の状態で反物サイズに織ってから、筆で染めていくから、後染めです。 京友禅、琉球紅型などです。 牛首紬や能登上布は、「織・おりのきもの」呼ばれます。 糸を染めてから織る。なので紬・つむぎ系は先染めです。 ミンサー織り、大島紬などです。   何と何を混ぜるとこの色になるか、というのを追及して研究を重ねてきた門外不出の秘伝の書があるそうです。 色のレシピ本ですね。     牛首紬でもう一つ特徴的なのが「クロユリ染め」です。   同じクロユリなのに、いろんな色に染まる・・・だと!! びっくりです。   触媒を変えることで、発色が変わります。 ピンク、紫、黄色、緑、グレー綺麗な色に染まった糸を 今度は「整経(せいけい)」という工程です。           もっと見る

  • 絹(きぬ)は蚕(かいこ)からできています。 蚕の中でも、2.3%しかいない双子ちゃん、そんな二人は仲良く一つの繭の中に納まっています。 この繭だけ特別に「玉繭・たままゆ」と呼ばれています。 双子なので、糸が絡み合っています。 それを引き出し糸に仕上げていくのが職人さんとの経験と勘だそうです。 「のべ引き」と呼ばれます。   きれいな意図を右手に手繰っておいて、上に上がっていく糸が少なく補足なってきたなと思ったら、くっつけて太さを調整していきます。   節のある紬らしい糸が出来上がります。     実際現役のこの機械たちも、考えに考えて作られているすごさ。   さて次は染めていきます。 もっと見る

  • 彩色(さいしき)の工程が一番ときめくのは 女子として、小さいころから塗り絵が楽しかったからでしょうか?   上坂さんも一緒で、塗り始めたら、止まらなくなってしまうそうです。     全体のバランスを見ながら、塗っていきます。 そして、蒸したときに色がかなり変わるので塗る色と仕上がりの色の違いを考えなければならない。 すごい熟練の感性。これが上坂さんが今まで磨かれてきた力だと思いました。   5反目の最後にはNHKさんの取材が入り、制作の想いをお話ししながら取材されつつ、彩色。       最後の作品は石川県の県花(県のお花)クロユリです。 本当はもっと黒いお花ですが、女性がきれいにみえるようにということで紫で表現していきます。   この糸目糊の内側に色を差していくときの筆もポイントだそうです。 加賀友禅と特徴である「ぼかし」をするための筆は 最近買った筆より、昔から使っている筆のほうがいいそうです。   当時の素材、筆を作る職人さん。着物の生産量が少なくなることで、関係する道具屋さんなども少なくなっていく。 そんなお話も聞き、全体で考えても、今このタイミングで加賀友禅を作ることができたことは幸せなことなんだと改めて思いました。   さて、次は、今は白い柄の周り、地色(じいろ)を染めていきますよ。     もっと見る

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