2015/09/28 12:42
こんにちは!
八上姫(やかみひめ)です!
嘘です!すいません><
八上姫役の仮装をした徳林です!
今回、鳥取市河原で行われた第一回八上姫縁結びおもてなしウォークのオープニングで、鳥取荒神神楽研究会が神楽をさせていただき、そしてわたしは八上姫役で参加したのです。
因幡の白兎伝説にちなんだウォーキングイベント
1300年前の日本最古の歴史書である古事記には、俗に因幡の白兎と呼ばれているお話が記されています。
出雲に住む若き日の大国主命が、因幡の国の絶世の美女である八上姫に求婚に行く兄神たち「八十神(やそがみ)」たちの荷物運び役として、最後尾を歩いていると、皮をはがれて苦しんでいる兎を見つけます。
大国主命が兎を助けると、兎は「八上姫はあなたを選ぶだろう」と予言し、その後、因幡の国に着くと、八上姫は荷物運びでやってきている大国主命を結婚相手に選ぶのです。
この八上姫の伝承が残り、八上姫を祀る売沼(めぬま・本来は漢字が違います)神社がある鳥取市河原の道の駅清流茶屋かわはらが、その伝承にちなんだウォーキングイベントとして、第一回八上姫縁結びおもてなしウォークを主催したのです。
以前に神楽をさせていただいていたこともあり、今回もお声がけいただいて、イベントのオープニングで神楽をさせていただきました。
また、徳林が八上姫役を、そして鳥取県西伯郡南部町清水川、大国主命の再生神話の地でなんぶ神話ガイドの会の副会長をしておられる大塚道夫さんが大国主命役として、ウォーキングのチェックポイントでスタンプを押す係として参加しました。
写真右は八十神役の韓国のカンさん。
売沼神社でスタンプを押しました
鳥取県東部と西部を神話と神楽でつないだ
鳥取市とわたしたちが活動する鳥取県西部は距離にして100km以上離れていて、車で二時間掛かります。
そんな遠い地域が、古事記の神話でつながって今回のイベントが実行されました。
企画当初からご連絡をいただき、メールでやり取りをして、鳥取市に伺って打ち合わせもしました。
当日は朝4時出発とハードでしたが、神楽が伝わっていない鳥取県東部で、西部に伝わる神楽を舞い、そして八上姫の役までさせていただけたことは本当にありがたく思います。
また、参加者のみなさまにも大変よろこんでいただくことができました。
大国主命がたどった道のりを辿って因幡の国に行き、そこで神楽をさせていただいたことは、大きな意義があったと思います。
日本古来の神話はスケールが大きく、現代のしがらみに縛られないで地域と地域をつなぐことができます。
1300年以上も前の書物に記される太古の物語は、日本古来の文化として世界に誇れるものだと思います。
今後もそういった資産を活かせるような活動をしていこうと思いますので、みなさまどうかよろしくお願いいたします!