<<イベントレポート①から続く
講演の2人目は、米子市(鳥取県)でデジタルハリウッドスタジオを開設し、クリエイターの育成による地域活性に取り組む平尾貴志さん。
平尾さんの講演に先立って、今回のイベントのスポンサーでもある全国でデジタルハリウッドスタジオを展開するデジタルハリウッドの原田さんから、デジタルハリウッドスタジオの役割と展開についての説明がありました。
愛媛のような地方では、実務に十分なレベルのデジタルクリエイターを育成する機関はなく、企業内のOJTやネットラーニングなどによるところが大きいですが、実務に耐えるスキルを養うための社会人向けのカリキュラムと対面集合教育の場としてのデジタルハリウッドスタジオの果たす役割には期待したいと思います。
愛媛県出身者の首都圏での卒業者数はとても多いことからも、地元での開校が望まれるところではないでしょうか?
デジタルクリエイターのスキルと地位向上を目的とするAEDにとっても、興味深い内容でした。
愛媛でのクリエイターの人材不足に悩んでいる企業や、クリエイター育成に関わりたい企業の経営者にはぜひ聞いていただきたい内容だと思います。
平尾さんの講演では人口15面人弱(これは今治市とほぼ同じぐらい)で150人以上のクリエイターを排出し、多くが地元でクリエイターとして活躍することで起こる地域の活性化についてお話いただきました。
IT化が進むこれからの社会の中では、機械でなく人にしか出来ない創造的でクリエイティブな仕事だけが残っていき、しかもそれは都会だけでなく地方でも必要とされる社会になるというのはそのとおりで、人口の少ない地方都市でのクリエイターの「イキカタ・ハタラキカタ」のロールモデルを示していただきました。
この講演の動画は、本クラウドファンディングアクションへ1000円からのご支援をいただくと全編ご覧いただくことが出来ますので、ぜひみなさんのご支援をお待ちしております。
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