2019/08/19 14:26
今回はお店とクラウドファンディングの挑戦を応援してくださっている鹿野の方に、今までのことを振り返るインタビューをしてもらいましたので、そちらの様子をお伝えします!
以下、頂いたインタビューテキストの内容を改変しない程度の編集を加え、掲載しております。
 
 

インタビュー

Q:7月1日に鹿野の古民家でプレオープンして、まもなくこのクラウドファンディングに挑戦しましたが、この間の全体的な感想・感触はいかがですか?
 
神山:素敵な文化財の建物や、美しい庭をゆっくり楽しんで欲しいという想いが強かったのですが、お客さんとしては、当然のことなのですが、まずはお食事が美味しく楽しめることが大事なんですよね。
そのお食事について、味や見た目、品数など、色んなお声を頂いて本当に試行錯誤のプレオープン期間です。
 

料理の細かな部分に込めた思いとかひと手間を、なかなか伝える余裕がなくて「ただ出す」だけになってしまっている部分があることは、要改善です。
メニューが毎日違うので、配膳係でもある家族に全て伝えるのも難しい部分がありますし、プリンタもお店には無いのでメニューに記載することもできていない状態ですが、何らかの方法で伝えられた時には、手応えを感じますので、大事なことだと思っています。

Q:具体的にはどんなことがあったのですか?
 
神山:どの辺が鳥取っぽいのか、鹿野らしさなのか、と聞かれたり。実はナムルのモヤシは自家製だったり、近くの海であがった魚を使ったりしているのですが、その辺をしっかり伝えられていないことが多いです。

Q:7月1日のプレオープンから一か月半たって、足りないものを補ったり改良したりしながら営業されてきたように見受けられます。
逆に、「最初の予想より足りない!」という、新たに足りないと思うようになったものもありますか?
 
神山:食器です。最初から足りない感じはしていましたが、料理を改善したり工夫していく中で、やはり食器に納得がいっていないです。自分の好みや、料理にあったものを、一定数揃えることが大事なのですが、それができていないです。
見に行く時間も今は確保できていない状態です。
 

↑石巻から持ってきたお気に入り。数は揃っていないし、ランチには使えない大皿が多い。
 

↑形は同じでも柄が違うと本来は別物の食器。いまはこれで提供せざるを得ない。

Q:クラウドファンディングの支援金の使い道として、どういうことに優先的に使いたいですか?
 
神山:やはり食器です。庭もプロに剪定してもらいたいし、テーブルも文化財の空間に合うものにしたいですが、やはり、まずは料理がもっとも引き立つ食器を揃えるのが最優先です。
 

↑庭の手前の方は草取りなど自力でなんとかしているが、奥行き、剪定は素人が手を出さない方が良いのではと悩み中。

Q:本当に久しぶりにご自身のお店を持たれて、まだまだ足りないことはたくさんあるにしても、嬉しかったこと、充実感を感じることって、ありましたか?

神山:産みの苦しみのようなことで言うと、いま難産でして(笑)。品数だけでもダメで、一品一品にどれだけ手をかけられるか、それを考えるのに時間が足りないなとか。
でも、この産みの苦しみは、楽しい苦しみです。つらい苦しみではないです。
休む間もなく考えて、試行錯誤して、お客さんの反応を聞いたりして、少しずつではありますけど、完成形に向かってはいると思います。
 

「創作味処そろそろ」として創作料理のお店なので、和だけにこだわらず、海外の料理とか色々な料理を出していきたいです。
あとは、もう少し秋涼しくなってきたら、東北各地の「芋煮」を味わっていただきたいです。味噌・醤油・塩、あとは牛肉使う所とか、芋煮だけでも各地違うので。
 
Q:最後に、あと少しとなったクラウドファンディング、応援してくださっている方に向けて、一言お願いします。
 
神山:クラウドを始めて私なりに感じたことは、皆様と一緒になって盛り上げていくことの大切さでした。これからの鹿野の町に期待してくださっているその思いを形にし、より一層の精進が必要であると新たに決意した次第です。
簡単に思い願った通りにはいきませんが、形にできるように努力していきますのでよろしくお願いいたします。
 

こんな感じでインタビューしていただきました!
7月から始めているお客様アンケートはとても参考になっており、当店は日に日に進化しております。

これからもグランドオープンに向けて頑張っていきますので、どうぞ皆さま、引き続きよろしくお願いします!