みなさんこんにちは、SDGsジャーナルの河上です。 今日はプラスチックストローの問題についてお話をさせていただきます。 2019年2月8日の日経新聞に、家庭にも脱プラの波ということで、460店舗のデータから割り出したところ、使い捨てプラスチックストローの販売が過去1年ほどでマイナスに転じてきたとの記事がありました。 2019年1月の前年同月比(前の年の1月との比較)は販売額が10%ほど落ちたとのことです。 一方で、詰め替え用の洗剤は8%売上が伸びたとのことです。 このことから、消費者に確実に環境への意識が根付いてきたように感じます。 昨年、プラスチックの海洋汚染が非常に問題となりました。 その中で、特に使い捨てプラスチックストローを紙や他の素材に変えて、環境に負荷のかからない製品にしようという動きが出てきました。 実際には、海洋プラスチックの中に占める使い捨てプラスチックストローの割合は1%未満なので、ストローを全部使わなくなったところで大きな効果があるとは言えません。 それでもプラスチックストローの問題をまずきっかけとして、色々なところで環境に取り組む人が増えてきている、意識を高める人が増えてきているというのが、すごくいいと思います。 一人一人が実際に行動を始めていくことで、今後海洋プラスチックの問題だけではなく、色々な社会課題に取り組んでいくことができます。 2030年持続可能な世界のために全員が取り組んでいけば、世界が変わるのではないかと思っています。 以上、今日は使い捨てストローの問題についてお話しさせていただきました。 ありがとうございました 。
みなさんこんにちは、SDGsジャーナルの河上です。 今日はSDGsとは直接関係があるわけではないですが「幸せな人ほど生産性が高い」というお話をさせていただきます。 SDGsがこれほどまでに大きくなってきた背景として、経済成長一辺倒で企業の利益が増えGDPは大きくなったけれども、果たして人が幸せになることができたのかと、多くの人が疑問を持ってきたからではないかと思っています。 経済は成長してきたけれども、格差は広がり、人の繋がりは失われ、自然は破壊され、と私たちは経済成長の代償として多くのものを失ってきました。 SDGsの流れの源は、人々が幸せを追い求めているからだと僕は考えています。 昔、ブータンではGDP(国内総生産)ではなくGNH(国民総幸福量)という指標を掲げ注目されました。 さらに幸福の研究は大きく進んでおり、ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマン教授によってもポジティブ心理学という学問が確立されました。 そこから、もっと幸福の研究が進んでいく中で、幸福度と生産性がものすごく影響していることが分かってきました。 カリフォルニア州立大学のソニア・リュボミアスキー教授の研究で、幸せな社員の労働生産性が不幸せな社員の労働生産性より1.3倍も多いということが分かりましたし、創造性(クリエイティビティ)に関しては3倍も違いがあるとのことです。 では、人が幸せに働くためにはどうすればいいのでしょうか。 そのためには、企業がその存在意義を明確にすることです。 そして、その存在意義に社会的な意義が入っていることが重要です。 それにより、存在意義に共感した社員さんが、企業の存在意義に自身の存在意義を重ねることで幸せに働くことができます。 企業の存在意義を示す際に、世界共通の目標であるSDGsの概念を組み込むことによって、より浸透を図ることができます。 SDGsを実践している企業に訪問させていただくと、従業員さんが非常に元気で、親切で、皆さん幸せそうな働き方をされていると感じます。 実はそんな企業は生産性も高いのです。 そして業績も伸ばしています。 従業員さんに幸せに働いてもらいたいとに思ったら、ぜひSDGsの概念を企業の事業の中に組み込んでください。 そして企業の目的、存在意義を明確にしていただきたいなと思います。 以上で、本日は「幸せな人ほど生産性が高い」というテーマについてお話をさせていただきました。 ありがとうございました。