本日もとある役所の介護保険ご担当者と面談を行いました
これもこの事業を始めた時からずっと続けている事です
まず皆さんご存じないと思いますが、世の中にここまで普及しているGPS(その機能を持つ機器)が認知症徘徊感知機器としては認められてない現実があります
認知症高齢者の方が自宅等に戻れず捜索依頼を出される件数は統計に上ってくるだけでも年間15,000件を超えます
統計に上がらない数を加えると一体何名の方が自宅に戻れない不安な状況になってるのでしょう?
そのうち無事に戻られる件数と戻られない件数の具体的な数値は?ですが、いわゆる「行方不明」になって5日以上経つと戻られる確率はほぼ0%と言う統計値もでております
そんな時に威力を発揮すると思われるのがGPS機能を搭載した機械と言う事になります
しかし、認知症高齢者の方がGPS機能の付いた機器を持つ事は、機械の存在を知っていなければ極めて難しく、また携帯電話のGPSの機能を使用すればと思われる事に関しては、携行しなければ意味を持たないとも言えます
認知症高齢者の方が常に身につける仕組み、認知症高齢者のご家族が機器の存在に近づける仕組みは必須であると私は思っております
何故、GPS機能を有する機器が福祉用具として認められないかと言うと、福祉用具を管理する法が定められた時代にGPSが存在しておらず、未だ法整備が現代の社会問題とも言える認知症高齢者の徘徊による行方不明と言う課題に対応が取れない状況に有るからです
私の立場は一介の事業主に過ぎないのですが、国会議員の方々にも面談させて頂いたりで何とかしなくはと気張っております
しかしながら如何せん法整備には時間を要することであり、整備されようとしている今も行方不明の方が実際に発生している悲しい現実が生まれています
同じ介護保険法で守られるべき高齢者が iTSUMO に出会える自治体とそうでない自治体とに分かれている現実もあります
それは利用できる可否を判断するのが自治体(保険者)だからです
今日お訪ねした自治体も iTSUMO が利用出来ない自治体です
お隣の町に住んでいれば iTSUMO を利用出来るのに・・・・
何故こんな理不尽な状況が生まれるのでしょう
iTSUMO が絶対安全、絶対確実であるとは言うことはできません
機械、システムなので絶対とは言い切れません
しかし使用出来ることで介護者の負担も減り、行方不明になられた方を保護できたケースも多々あります
少しでも多くの方に iTSUMO の事を知ってもらい、使ってもらえる様に疑問と戦う日々を明日も送り続けます