ダックスフンドのキッキは、2018年にJAHA社団法人日本動物病院協会のCAPP(Companion Animal Partnership Program)の認定基準テストに合格し、四国初の認定犬3頭のうちの1頭になり、更新時に届いた新しい認定ベストを着ての写真。当協会はこの基準に準じて、飼い主ハンドラーと家庭犬が勉強しています。
★大前提として、「多くの人との交流を楽しめる性格であること」初対面の方、大勢の方にもしっぽふりふり駆け寄って、顔を見てアイコンタクト、心を開いてお腹を見せたりすり寄ったり。
★次に、家庭犬マナー(排泄しつけ、危険な飛びつきなど無く、コントロールできているか)
★さらに、セラピー犬としてのマナー(JAHA認定基準を参考)には、
・おすわり、ふせ、まて(ロングリード付で離れて)、おいでができるか
・キャリーケージ内で落ち着いて待てるか
といった基本トレーニングに加えて、セラピー活動場所でのマナー
・犬を連れた人に出会ったときに落ち着いて座って挨拶できるか
・人込み(ボールや傘、カートなど)や生活(掃除機や箱の落下など)音の中でも落ち着いて飼い主と歩くことができるか
・控室で異種動物とも落ち着いて過ごせるか
・全身を触られても落ち着いていられるか
★ハンドラー飼い主の適切な対応(会話やお身体が不自由な場合、ベッドや車いすへの対応など)も重要で、毎回ミーティングを重ねて情報を共有し学んでいます。
特に私たちが大切にしているのは、犬のストレスサインを見抜き、休憩を取らせたりするなど動物福祉にのっとった「人と動物が互いに無理なく楽しめること」。楽しくリラックスした時間を作り出し、参加者・介護スタッフ・ハンドラーみんなの笑顔の輪の中心には、いっしょに楽しむ犬たちがいます。
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適性のある犬とマナーをきちんと学び、基準をクリアすれば、
いよいよ「見習い犬」の名札を付けて、スタメン犬と一緒に半年間活動に参加です。無理をさせず、新しい状況の時に犬がどう反応するか、ストレスはないかなど、犬が嫌にならないようゆっくりと慣らします。半年たって、ハンドラーも犬も安全に楽しむ自信をつけてから、正式な参加としています。
「こんにちは!来たよ~」としっぽをふって皆さまの輪に入っていく犬の行動に楽しさが表れています。