こんにちは!越前海岸盛り上げ隊の髙橋要です。またまた越前海岸からホットなお知らせ。なんとこの度、越前海岸盛り上げ隊でポッドキャスト番組を始めました!https://open.spotify.com/show/4TNSO8N1VWPBPIAzUocHgu?si=gjUCXDoVSJGkI1zlWkGtdw&dl_branch=1「福井・越前ローカル情報局 つるつるいっぱい浜ラジオ」は、越前海岸をはじめとした福井のローカル情報をつるつるいっぱい(あふれんばかり!)にお届けするポッドキャストです。越前海岸盛り上げ隊では、公式WEBサイトをはじめ、FacebookやInstagram、Twitterといった各種SNSも活用しながら、様々な形での情報発信に取り組んできました。それぞれのチャンネルの良さがあり、たくさんのみなさんに越前海岸のことを知っていただけるきっかけになっていると思います。今回スタートしたPodcastでは、そういった既存のチャンネルでは伝えきれない、よりリアルな越前海岸や福井の情報をお届けしていきたいと思います。例えば、越前海岸の空き家のこと。「正式な情報としては発信できないけど、実はそこの空き家もあそこの空き家も使わせてもらえそうなんだよなぁ…」。そんな「あいまいだけど、誰かに届いたら役立ててくれるかもしれない情報」が私たちの周りにはたくさんあります。また、ガイドブックには載らないけど一度は会ってほしい「村の名物おじさん」や、この店は絶対行っておいたほうがいい「穴場スポット」など、リアルでディープな情報にこそ越前海岸や福井の魅力が詰まっていると思います。Podcastは音声だけで情報を伝えるシンプルな発信ツールですが、目で情報を受け取りすぎている現代人にとっては、ちょうどよい一休みの時間をくれるはず。誰かにとっては当たり前なお話が、誰かにとっては思わず飛びつきたいお宝情報かも。そんな話を、ゆるゆると楽しくお届けしていきたいと思います。昨日ご紹介した「くにみクラゲ公民館」のクラウドファンディングについて収録したエピソードも配信されていますので、よかったらぜひ聴いてください!【#5】福井の新たなランドマーク誕生?クラゲの水族館ができるらしい。お便りフォームもありますので、番組を聴いていただけましたらぜひお便りいただけると嬉しいです◎今後の更新をぜひお楽しみに!
越前海岸盛り上げ隊の髙橋要です。今回は、越前海岸からホットな話題のお知らせです!タイトルにもある通り、越前海岸の新たなランドマークとなる小さな水族館「くにみクラゲ公民館」が誕生します!使われなくなった地域の公民館を再活用し、私設の水族館をつくるという今回のプロジェクト。プロジェクトオーナーは、越前海岸盛り上げ隊のメンバーでもある田中俊之さんです!そして現在、水族館となる建物の改修にあたり、クラウドファンディングにも挑戦中!プロジェクト名|海の魅力を学び楽しむ「クラゲ水族館」を福井につくる!水族館職員として、またクラゲ専門店の経営者として長年海の生き物と向き合ってきた田中さんの人生をかけた挑戦となります。地域に密着した小さな水族館の誕生を、越前海岸盛り上げ隊としてもとても楽しみにしていますし、全力でサポートしていきたいと思います。クラウドファンディングの支援受付は9月23日まで。越前海岸の大切な仲間の大きな挑戦となりますので、ぜひ一度プロジェクトページをご覧いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!!
こんにちは。越前海岸盛り上げ隊の髙橋要です。早いもので、激動の2020年も終わりを迎えようとしています。新型コロナウイルスの感染拡大という未曾有の事態に世界中が翻弄された1年でしたが、コロナ禍が私たちにもたらしてくれたことも確かにあったのではないかと思います。私たちのクラウドファンディングも例外ではなく、このような状況に遭遇したからこそ大きなチャレンジに取り組むことができました。それぞれが大変な状況にあるなかで、ご支援をいただいたみなさんには改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。この年の瀬に、クラウドファンディング終了以降の越前海岸の様子について、簡単にですが報告させていただきます。≪はりいしゃの現在≫「人の駅」の拠点となる「はりいしゃ」は、みなさんのご支援のおかげでキッチン、浴室、トイレの改修を無事に終えることができました。ギャラリースペースについては、もう少し時間をかけて整備を進めていく予定です。DIYで仕上げたアイランドキッチン●オープニングパーティを開催しました去る10月31日、大方の改修を終えたはりいしゃにて、オープニングパーティを開催しました。パーティの参加チケットを支援していただいたみなさんもお招きし、地魚の鍋を囲みながら越前海岸の未来について思いを交換。地元の盛り上げ隊メンバーと、よそ者である支援者のみなさんが混ざり合うこの日の夜の光景は、私たちがこの場所で生み出したい景色のひとつでもありました。こんな夜をもっともっと増やしていければと思いますので、ぜひみなさん越前海岸へお越しください。パーティの様子●ワーケーションの受け入れも行いました新しい視点から社会課題に向き合おうとJT福井支店が推進する「Rethink PROJECT」の一環として、地域密着型のスタディワーケーションが越前海岸を舞台に開催されました。レクチャーの拠点として「はりいしゃ」を活用していただき、海洋環境問題や越前海岸での地域づくりの取り組みについてお話しをさせていただきました。「はりいしゃ」でのレクチャーワーケーションの一連の様子は、後日福井新聞の一面広告として大々的に掲載されました。2020年12月25日(金)福井新聞≪リターンの発送・対応状況≫今回のクラウドファンディングでは越前海岸盛り上げ隊の個性を生かしたリターンを取り揃えました。すでに多くの方の手元に届いているかと思います。写真が届いているものもありますので、いくつかのリターンを改めてご紹介させていただきます。●越前海岸のさしすせそセット盛り上げ隊に加入する5つの事業所の商品を詰め合わせた「さしすせそセット」は、今後の盛り上げ隊内の連携にも大きな期待を持つことができたリターンでした。先日開催された盛り上げ隊のフォトコンテストの景品としても採用されています。●まつ田せいこ丼この時期、お店で食べようと思っても予約がいっぱいでなかなか食べることのできない「まつ田せいこ丼」が自宅に届くというリターン。今年はセイコガニの値段が高騰しているということもあり、このリターンを選ばれた方はとってもお得だったかもしれません。●海鮮丼ツアー海鮮丼を食べるのに必要なガラスの器、お米、お刺身、お醤油まですべて越前海岸で調達する「海鮮丼ツアー」。今回はご支援いただいた方のご両親に体験していただきました。越前海岸の名物ツアーとして定着させていきたいプログラムです。●潮香にしよか!クラフトグラスでオンライン飲み会盛り上げ隊が活動する越前海岸エリア唯一のスナック「潮香」にて、支援者の方とのオンライン飲み会を実施。支援者の手元にはワタリグラスのクラフトグラスが届いており、互いにそのグラスを使ってお酒を楽しみました。ほとんどの方にリターンが届いていると思いますが、万が一まだ手元に届いていない!という方がいらっしゃいましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。今回のクラウドファンディング後、越前海岸の動きを気にかけてくれる方がとても多くなったと感じます。「はりいしゃ」という拠点をつくることができたということはクラウドファンディングの大きな成果でしたが、それ以上に、越前海岸に思いを向けてくれるみなさんが増えたということが私たちにとってはとても大きな財産になったと感じています。大きなチャレンジの年だった2020年を乗り越えて、2021年もまだまだ走り続けて行きたいと思います。越前海岸盛り上げ隊らしく、無理しすぎず、一つひとつのチャレンジを面白がりながら。これまでもつながりのあったみなさん、今年新たに越前海岸と縁のできたみなさん、そしてこれから越前海岸と出会う日本中のみなさん。また来年も、越前海岸と私たち越前海岸盛り上げ隊をどうぞよろしくお願いいたします。
8月11日AM0:00をもって、越前海岸盛り上げ隊として取り組んできたクラウドファンディングが幕を降ろしました。最終的に、当初の目標を大きく上回る2,962,000円という金額をご支援していただくことができました。支援者のみなさん、そして応援してくださったみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!これから、支援者のみなさん一人ひとりへリターン品をお届けするための準備作業へと取り掛かっていきたいと思います。到着まで、いましばらくお待ちください。今回のクラウドファンディングを通して、こんなにも多くの方々が越前海岸盛り上げ隊を応援してくれているということに改めて気づくことができました。みなさんの期待を裏切らないよう、「はりいしゃ」の整備はもちろん、盛り上げ隊としての活動をこれからも真摯に自分たちらしく頑張っていきたいと思います。こちらの活動報告でも越前海岸での活動や様々な情報を届けていきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さん、こんにちは。このたびは私共「越前海岸盛り上げ隊」のクラウドファンディングに際し多大なご支援を賜り心から厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございます。私は越前海岸盛り上げ隊のメンバーの藤井省三(フジイショウゾウ、66歳)と申します。多分盛り上げ隊隊員では最年長でしょう。メンバーの皆さんは20~40代が大半ですので、もう私の息子や娘の年齢です。実際、可愛い息子と娘がたくさんできた心境です。頼もしく優しい息子娘たち、さらに孫同然のその小さな子供たち。大家族の歓びを味合わせてもらっています。家族って良いものです。私の方がいつも暖かく見守ってもらっています。ありがとう。<生い立ち>私は生まれも育ちもここ越前海岸。生まれた福井市西畑町(昔は、坂井郡西畑村)はその東端にあります。浜辺から1キロほど奥に入った、11軒の小さな農村です。村は田畑や林に囲まれ、東南西側にはなだらかな山や丘が寝そべります。海は北側で徒歩10分ほど。海水浴ができるビーチです。幼馴染たちと一緒に野山を駆け巡り、夏は海で真っ黒に日焼けして遊んだ少年時代の日々は、まさしくトムソーヤの冒険そのものでした。<都会へ>物心ついた18歳に、広い世界を見てみたい、と父に懇願し、この寒村を離れ東京へ大学進学しました。その後千葉で高校教師に着任。教師は父が夢見て果たせなかった仕事だったのです。百年前の1919年、父の父つまり私の祖父は39歳の若さでスペイン風邪によって落命。父は生後わずか6か月でした。我が家では一家の男の働き手は父のみ。小学生でありながら下校帰宅すると鍬を担いで田畑に飛んで行ったそうです。今なら児童労働で訴えられますね。そんなわけで過酷な百姓の労働と師範学校受験勉強の奮闘空しく不合格。貧しい我が家に彼の二度目のチャンスはありませんでした。それだけに私には心に期するものがありました。<帰郷>生き馬の目を抜く都会の華やかな生活の中にあって、いつも思い出すのがふるさとでした。夕陽に染まる村の我が家や両親の笑顔が回り灯篭のように私の心の中でくるくる回り続けていました。私が37歳の春、両親がそろって病に倒れました。母は直腸ガン、父は白内障です。その知らせを妹たちから受けたとき、20年暮らした都会を離れる私の決断にためらいはありませんでした。私達は赤ちゃんだったことを忘れてはいけないと思うのです。腹を空かせば泣くしかなかったことを忘れてはいけないと。親の助けが無ければ今の私は無い。強かった親もいつの間にか老いて弱っている。彼らを助けようという思いは無償の愛だと。そんな当たり前の衝動でした。帰郷後しばらくすると母のガンは消えていました。きっとほっとしたんでしょうね。それから20回の四季をこの故郷の我が家で共に過ごし、2013年に母を、翌年に父を見送りました。ささやかな恩返しの一つになれたかなという思いを今こうして抱いています。<消え去る村> 両親亡きあと私に広大な田畑山林の保全管理の仕事が両肩にのしかかってきました。見渡すと、村が、ふるさとが大変なことになっていました。すでに村内の全戸が離農しており放棄された農地には背丈以上に雑草が伸びています。林は間伐もされずに薄暗く、つたが生い茂りジャングルそのものです。通り抜けの道がない行き止まりの我が村は、このままだと誰にも気づかれずにひっそりと消滅し廃村となってしまう。まずはこの村をたくさんの人に見てもらわなければ!村に来て泊まってほしい。そんな思いで私は2017年に農家民宿を始めました。<村を救う観光牧場を作ろう!>草刈りすらままならない村の老人たちに代わって雑草要員となってくれるかもと期待を込めて、私は山羊を試験的に飼い始めました。草だらけの田んぼを芝刈り機で刈ったようにきれいに草を食べてくれるヤギたち。それどころか、人懐っこいヤギたちはたちまち民宿の宿泊客や近隣の子供たちのアイドルになりました。これだけ可愛がられるヤギたち。そうか、ヤギの牧場を作ったらたくさんの観光客の皆さんに村に来てもらえるかもしれない。羊も飼おう。ラム肉を生産し牧場レストランでジンギスカンBBQを楽しんでもらえる!あの有名な六甲山牧場(兵庫県神戸市)は今でこそ年間28万人の集客を誇る大観光牧場ですが、始まりの62年前は羊2頭からでした。うちの牧場もきっとできる!そう思うのです。自然大好き。動物の世話大好き。そんな若者が牧場とレストランで働いてくれて、村に移住して、村で家族を持ち子育てを楽しんでもらえたら。それが実現したとき村は生き延びているでしょう。<越前海岸盛り上げ隊の未来>「越前海岸盛り上げ隊」はとてもユニークなグループです。この越前海岸が故郷である私のような地元民もいれば、Uターンや都会からIターンで移住してきた、実に個性際立つメンバーです。世代も出身地もバックグラウンドも、スキルも実に多様多彩な彼らですが、皆に共通しているのは「熱く、楽しく一緒に暮らそうよ」という家族の絆です。それぞれが思い思いの生き方を追い求めながら、困ったときはみんなで助け合う。絆という焚火に手をかざす暮らし。さ、越前海岸(盛り上げ隊)へようこそ。ありがとうございました。