昨夜から思いを綴りながらも、もうオープン準備が間に合わないので、これが最後の活動報告になるかと思います。
今現在進めているプロジェクトです!!
新潟の農産物の消費拡大プロジェクトの一環として、今回新潟柿酢協同組合様と連携し、新しいドレッシングの開発を進めています。
コロナの感染予防対策によりまだ商品化までは至っておりませんが、今年度中には販売予定でおります。
事業の目的、ねらい
新潟の柿の生産量は約9,700tと全国6位でありますが、消費量はというと約2,500t全国では35位となっており、生産量の半数以上は北海道へ出荷されております。
柿の生産量消費量ともに多い近畿地方の柿が、富有柿に代表されるような甘柿に対して、新潟で生産される柿は、原木が新津にある八珍柿という渋柿であることから、収穫して出荷されるまでに手間がかかると同時に、同時期に消費されるりんごやなし、みかん等と比べても保存期間は短く、消費は減少傾向にあります。保存食として加工されてきた干し柿も昔は冬の栄養源として珍重されておりましたが、近年、コンビニスイーツの品質の高さや手軽さから、消費は激減しており、ここ10年間の新潟県の柿の生産量、消費量は、ともに20%もの減少にあります。今後、皮を剥いて食べることの煩わしさから更に若者の果物離れが懸念されます。
新潟県内では約1300軒の柿農家があります。生産量とはあくまでも市場に出回っている柿であり、以前は収穫した2、3割が傷や変形で規格外となって廃棄されていました。2018年、新潟柿酢事業共同組合が設立され、規格外であった柿の有効活用と産地の活性化に取り組んでいらっしゃいます。
ぱしもんビネガー(柿酢)は柿に含まれる栄養成分が豊富なことから新潟市健幸づくり応援食品の認定を受け、2020年4月には日本ギフト賞新潟賞を受賞するも、果実酢としては後発でまだまだ認知度がなく年間約7tの醸造量の約半数は廃棄されている現状とのことです。
そこで、新潟柿酢事業共同組合からの原料供給の協力を得て、柿酢を使用したドレッシングを商品化し、柿酢の希少価値や健康効果を広く認知してもらい、しいては健康増進に繋げるPRをしながら柿・柿酢の消費拡大・農業王国新潟の産地活性化を図っていきたいと思います。
レストラン創業20年の実績と固定客からの信頼もあり、一過性にとどまらず、継続的な事業継続を目指しています。
PRする品目における県産農林水産物又は県産米粉等の活用性
柿の栄養成分に関する健康効果を見える化することで、県内産の柿の消費拡大が見込める
市場に出回らない規格外の柿を使用した柿酢の消費拡大に繋がるとともに、すでに商品化された『ぱしもんビネガー』の料理レシピの発信で、柿酢の汎用性が広がる。
全国6位の生産量を誇りながらも、消費量が低い県産柿の消費拡大のためにも、健康効果の高い栄養成分を見える化することで県産柿への関心を高める。
本来廃棄されていた規格外の柿を有効活用して製造された柿酢を使用することで、県下1300軒の生産農家の支援に繋がるとともに、『ぱしもんビネガー』の認知度UP、消費拡大・販路拡大に繋がる可能性がある。
近年の健康ブームで果実酢の人気も増加傾向にある中、柿酢は全国を見回しても希少価値が高く、また付加価値も高いものである。柿には健康食品として有名な黒酢の3倍のカリウムと、ポリフェノールがワインの原料であるぶどうの5倍も含むという優れた特徴がある。『ぱしもんビネガー』を使用した『冷たいサラダパスタの生ドレッシング』という切り口での商品化はおそらく日本初であり、類似商品はなく、オリジナリティが高いことで新規性・注目度も高いと考えられる。
現在直売と量販店を主体に販売しているドレッシングを、柿酢入の地元産原料を取り入れることで新潟県産ブランド食材を武器に全国販売を展開し、ネット通販にて認知・販売拡大を計画する。
これからもがんばります!!
明るい未来のために!!