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“わたし“からはじまる学びを、一人ひとりの高校生に

コロナ禍で生まれた空白の時間、自ら新しい挑戦をする高校生たちを応援してきました。その中で再確認したのは「自らが学びの主役となる」ちょっとしたきっかけと経験の重要性。「”わたし”から始まる学び」が広がれば、彼らの未来はもっと拓けていくはず。高校生たちが持つ可能性を応援する仲間になりませんか?

現在の支援総額

2,824,806

117%

目標金額は2,400,000円

支援者数

148

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/06/24に募集を開始し、 148人の支援により 2,824,806円の資金を集め、 2020/07/19に募集を終了しました

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“わたし“からはじまる学びを、一人ひとりの高校生に

現在の支援総額

2,824,806

117%達成

終了

目標金額2,400,000

支援者数148

このプロジェクトは、2020/06/24に募集を開始し、 148人の支援により 2,824,806円の資金を集め、 2020/07/19に募集を終了しました

コロナ禍で生まれた空白の時間、自ら新しい挑戦をする高校生たちを応援してきました。その中で再確認したのは「自らが学びの主役となる」ちょっとしたきっかけと経験の重要性。「”わたし”から始まる学び」が広がれば、彼らの未来はもっと拓けていくはず。高校生たちが持つ可能性を応援する仲間になりませんか?

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残り期間1週間、支援してくださった方は70名を超えました!ゴールへはまだまだ遠い状況ではありますが、多くの方に背を押していただいていることに心から励まされております。さて今回の活動報告では、普段は企業で勤め業務外ではAnother Teacher(法人化予定)で中核を務めつつ、ウィルドアの現場にも必ずと言っていいほど駆けつけてくれる朴 常綜 (パク サンジョン)さんに、高校生に関わることの意義をゲスト視点から伺いました。ウィルドアの現場には、様々な立場や考えを持った方々をゲストやファシリテーターとしてお呼びしています。こうした方々のおかげで、ウィルドア内部にある価値観や経歴だけでは伝えることができない多様な高校生の出会いや学びが生まれています。Q.なぜ高校生に関わりたいと思ったんですか?ぼく自身が高校時代、進路についてとても悩んでいたので同じように悩む高校生の力になりたいと思うようになりました。実は、中学3年生の時に自営業を営んでいた父親の会社の経営が傾き、家庭環境が大きく変わりました。高校は進学校に進んだのですが、家の状況も踏まえて「このような状況で勉強をして大学に進学して、本当にぼくは幸せになれるの?」と、いつも心が晴れず悶々として過ごしていました。「大学に進学する意味」がいよいよわからなくなり、未来が不安になったのは高校3年の12月でした。小学校時代からずっとウチで飼っていた犬を病院に連れて行くことができず、目の前で天国に逝く瞬間を見届けたんです。そのとき「大切な家族も救えないのに、なぜ今ぼくは勉強しているのだろう」と思い、大学に行く意義を本気で見失っちゃったんです。今すぐにでも働いた方が良いんじゃないかと。今思えば、ぼくはいつも、ぼくの疑問に真っ向から応えてくれる人に聞いてみたいことがたくさんあった。そして、こんな状況でどうすればいいのかを教えてほしかった。「未来は楽しいよ」と思わせてくれるような大人に出会いたかったんです。今でもまだまだ未熟ですが「かつての自分のような状況に置かれていて、将来に悩んでいる高校生に会いにいく」そんな気持ちで、高校生に会いに行っています。Q.どんなことを伝えたいですか?ぼく自身の経験もあって、家庭に何か事情を抱えている子や途中から家庭環境が変わってしまった子に「あなたの身に何が起きたとしても、あなたの可能性は無限大であることには変わりない。あなたはあなたであるだけで、生まれた瞬間から最高の存在なんだ」と伝えたいです。どんなに事情を抱えた子であっても、存在を肯定したいんです。どんな状況にいたとしても、最も重要なのは「それでも自分で選ぶこと」だと思っています。自分で決めて選ぶことで、いつの間にか何かのせいにすることをやめています。そんなことも合わせて伝えていきたいなと思っています。Q.印象に残っている高校生との出会いはありますか?昨年度、伺わせていただいた定時制高校で出会った子ですね。最初は5,6人のグループでふざけ合っていたんですが、ぼくが「今は働きながら、通信制の大学に通ってるんだ」って話をしたら、その瞬間パッと目の色が変わって。その後の休憩時間中に、こっそり小さい声で話しかけてきてくれたんです。「ぼく、実は学問に関心があって、経営に興味があるんです。でも学校の友達にも誰にも言えなかったんです」って。母子家庭で高卒就職を決めているそうだったんですが「ぼくも今働きながらお金を貯めて経済・経営を学んでるんだ」って話をしてみたら、普段そんなコト絶対しなさそうな男の子が胸ポケットから手帳とペンを取り出して、ぼくの顔を見ながらものすごく真剣な顔でメモをしてくれたんです。「自分の経験が役に立った!」って思えた瞬間でした。こうした出会いのお陰でぼく自身、不安や悩みを抱えている子の力になりたいんだって気づけました。同時に、人との出会いは偶然によってもたらされることも多いので、どんな形かはまだ見えていませんが、自分の力で出会いをコントロール可能なものにできたらいいなという目標も生まれました。Q.普段は別に仕事を持つ大人が関わることの良さってなんだと思いますか?高校生にとって進路や目標を考える機会はたくさんあると思うのですが、ぼくみたいな普段別に仕事を持つ大人が関わることの価値は、仕事の内容に対して個人の価値観を掛け算で伝えられることだと思います。例えば、今自分がどんなことを普段仕事としてやっているのかに加えて、そこにどんなやりがいがあるのかは、教科書やネットでは知れない生の情報だと思っています。今、リアルに挑戦したり悩んでいる大人に出会うことで、情報としてしか知らなかった”仕事”や”大人”の姿が、身近な手触り感のあるものになっていくと思います。Q.大人側にとっても良さはありますか?めちゃめちゃありますよ!ぼく自身、高校生たちとの関わりの中で学んだこと・気づいたことがたくさんあります。高校生は会社の名前や肩書きというよりも、目の前の大人の言葉や考えを見てくれます。そんな彼ら彼女らとの等身大の言葉でのコミュニケーションは、「なぜ自分はこの進路を選んだのか」という原点にいつも帰らせてくれます。同時に高校生からもらえる御礼の言葉も本当に嬉しいもので、ぼくたち大人側にとっても、とても大きな励みと自信になります。それに教育に関わってみると、本業で忙しいはずの人たちが本業と同じか、それ以上のエネルギーを持って活動をしているので、そんな方々と交流できるのも本当に刺激的です!想いの注ぎ先が見つからず悶々している社会人の方々にこそ、ぜひ学校に足を運んでみてもらいたいですね。---ありがとうございました!私たちの活動は、朴さんのような思いある大人と高校生たちとの出会いが、もっと日常に、普通に起きていくように願うものでもあります。今後も一人でも多くの高校生にとって手触りのある未来像を描き、一歩を踏み出していける仕掛けをつくっていきたいと思います。インタビュアー・記事作成:武口


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こんにちは!ウィルドアの竹田です!いつも応援、本当にありがとうございます。今日は現在企画をしているイベントについて、ご紹介させてください。新型コロナウィルスの影響で全国で休校という未曾有の事態に陥った今年の3月から6月。ウィルドアとして他団体・個人と連携しながら、4月より学校・地域で様々な試行錯誤が行われる中で少しでも多くの想いある人が周囲の子どもたちの学びを生み出すサポートが出来るようにイベントの企画やすでに行われている活動の調査を行ってきました。イベントは全3回実施し、のべ300人以上の方にご参加いただき、調査は70を超える団体・個人のご協力を得て、様々なITを駆使した学びの場作りのTipsをまとめた「With/Afterコロナに向かうみんなのプロジェクトTips」というレポートを無事昨月完成させました。本当はレポートを完成させたところでより多くの方にこの結果をシェアし役立ててもらおうと思ったのですが、Tipsをまとめる中でふと一つの問いが浮かんできました。「今回生まれた様々なプロジェクトの先に、本当にAfterコロナ時代の理想の教育の形はあるのか」決して、調査した団体の取り組みを否定するつもりはありません。ただ、突然の事態で、それぞれが手の届く範囲で、持ちうるスキル・発想を用いて生み出したアクションの中には、振り返ると本質とズレていたり同じことを繰り返すべきでないことも当然含まれています。ただこれまでの事例をまとめ、そのTipsを広げるのではなく、一旦立ち止まってみんなで振り返り、何が良くて、何は次に改善すべきなのか。理想に向かうための知見を作り上げる必要を感じました。コロナによって変わらざるを得ない、新たな学びの環境をより理想にみんなで近づけるために教育関係者の学びの場を作りたいと思います。詳しくは↓↓http://ptix.at/s8C3qLウィルドアは、一人ひとりの高校生の学びを応援するために、中間支援的な立場として教育関係者へのサポートにもより一層力を入れていきたいと思っています。クラウドファンディングは残り8日。引き続きご支援、シェアをお願いいたします。一般社団法人ウィルドア共同代表理事竹田和広


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こんにちは!ウィルドアの竹田です!気づけば残り9日となりました。All or nothingでの挑戦のため、目標額を達成しなければせっかく頂いた支援を受け取ることが出来ません。たくさんの応援の声にお応えできるよう、頑張って走り抜きます!今日は、今回のクラウドファンディングのテーマでもある「”わたし”からはじまる学び」というフレーズにたどり着く上で、大きな影響を与えてくれた出会いを紹介したいと思います。遡ること5年前、ウィルドアを創業する直前にその出会いはありました。 彼の名前は、たっちゃん(当時高校1年生)。先生や友人に誘われたわけでもなく、ある日ふと僕らが開催していたイベントに現れました。最初の彼の印象は「喋らない」。何を聞いても、「はい」くらいしか答えない。学校の先生に聞いても、彼がこうしたイベントに参加するのは少し意外という反応でした。でも、ワークの中では楽しそうにほかの参加者の話を聞いていたり、少しずつ自分のことも話してくれました。その後も彼はイベントを開くたびに、僕らがつくる場に足を運んでくれました。雑談の中で、なんで毎回参加してくれるのかと聞いたときに彼が言ったことが、僕は忘れられません。「話すことが苦手で、克服したかった。最初はすごく怖かったけど、この場に来て、大人が自分の話をたくさん聞いてくれて、人と話すのがむしろ楽しくなった。もっと色んな人と話してみたいと思うようになりました」 今まで場づくりをしてきて本当に良かったと、心の底から思いました。さらに彼の成長は止まりませんでした。学校で普段交流のない他クラスの生徒と仲良くなって一緒にイベントを企画したり、学校の枠を超えた若者コミュニティをつくったり・・・。高校を卒業して就職したあとも、毎週のように地元でボランティア活動に参加するちょっと有名なワカモノになっています。 みんなそれぞれ、自らの理想に向かう力がきっとある。ちょっとその後押しをするだけで、ここまで人は変わっていける。彼の姿を見るたびに、ウィルドアの活動を続けていく勇気をもらっています。“わたし”からはじまる学びを、一人ひとりの高校生に。この言葉は、そんなイメージから生まれた言葉でした。 今回のクラウドファンディングの先に、彼のような成長ドラマにつながる様々な出会いを描いています。高校生たちの可能性を応援する仲間になりませんか?クラウドファンディングは残り9日。引き続きご支援、シェアをお願いいたします。一般社団法人ウィルドア共同代表理事竹田和広


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長野県での高校生の主体的探究を育む”マイプロジェクト”の取り組みが今年も始まりました!昨年度より、認定NPO法人カタリバさんから企画・運営を受託している事業です。コロナ禍の影響が懸念される中ではありましたが、長野県教委の皆さまの「学びを止めない」熱意あふれる姿勢のもと、無事動き出すことができました。初回の取り組みは、県内各校の先生方が参加し、”探究”に関する学びを深める「伴走者フォーラム」。長野県内公立高校の半数近い約40校から、100名以上の先生方が参加するオンラインの学びの場です。先生方にとっても初のオンライン研修とのことで、不安も抱きつつ臨んだ場ではありましたが、蓋を開けてみると・山をひとつふたつ挟んだ場所にある学校の先生同士が、移動せずに情報交換をし合うことができる・1つのPCから多くの先生が同じ研修を受けられるため、講義室のような定員の制約がない・チャット機能を活用して、口頭では拾いきれないような質疑に幅広く応答できるといった、オンライン研修ならではの強みを大いに感じる場となりました。プログラムの終わりには先生方にこれからの抱負を宣言していただきましたが、「With コロナがもたらす教育リノベーション」「生徒・教員と共に真に面白いと思える探究を」「好きを学びに、ワクワクする探究を実現させる」など、これから生まれるであろう学びに心からワクワクできるキーワードがたくさん。教育委員会・教員の方々の前進しようとする意志が、逆境の中でも新しい学びの形をつくっていくのだということをあらためて痛感しました。今月末には、高校生を対象としたスタートアップイベントもオンラインで実施予定です。今回参加いただいたような先生方のもとで育まれる学びを、高校生自身が地域・外部の力を活用してさらに加速させることができる場を、全力でつくっていきたいと思います。


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こんばんは!ウィルドアの竹田です。各地での集中豪雨など、心落ち着かない日々ですね。自分たちにできる限界を感じつつ、今回の災害への対応として動き出そうとしている高校生のサポートなど、私たちが担える役割に集中しています。さて、先日はウィルドアとして初の挑戦となる、授業としてのオンラインプログラムを実施しました。ウィルドアでは、三浦学苑高等学校 特進コースを対象に年間4回の授業時間を通して「一人ひとりが自らの在りたい姿を考え、授業間での探究を繰り返し、それぞれの目標に向けた学びを獲得していける」ことを目指し、先生方と議論をしながら場をつくっています。20年度初回に当たる今回は、1年生は「外部の大人と話すことでの楽しさを知り、学びを得る」「与えられた課程外での学びに一歩踏み出す意欲を高めること」を目標に、2年生は「1年間の自身の成長/変化を振り返り、次の一歩が何になるかを考える」ことを目指して場の設計を行いました。オンラインの場でもいかに「一人ひとりが自分にとって必要な学びを得られる余白のあるプログラム」と「流れをこなすのではなく、目の前の生徒の学びになにより向き合う意識を持ったスタッフ」の掛け算を起こしていくか、という挑戦でした。移動・グループづくりの制約や関係構築上のハードル、そしてシステム運用面での煩雑さによるエラーなどもありつつ、オンラインだからこその強みと言える・東京や神奈川地域だけでなく長野や福島など各地から協力を得られること・ブレイクアウト機能を使用して、完全に外から隔絶したプライベートな対話空間をつくれることを活かした場の構築は(様々な課題はあれど)、一人ひとりの「“わたし“からはじまる学び」が動き出すきっかけになったように思います。「やりたいことはその時々で変わるし、決まったレールに沿って進む必要性はないということを学びました」「起業をすることで、信頼関係が築きやすく、仕事が増えるということを知った。」「夢を叶えられる自信がなくて、なかなか努力ができていなかったけど『私は夢が叶っているよ!』とハッキリ言われ、希望が見えた。」起業したいという夢を持った生徒にはそれに向けた一歩を、悩みを抱えた生徒はその悩みに向き合う一歩を、という形でそれぞれの学びが始まっていくー。「大人が語る」というパートは明確には用意せず、また起業や夢といったテーマも事前に用意していないからこそ、それぞれの関係性の中でグループごと・個人ごとに全く異なる学びが生まれる対話が生まれていきます。オンラインの難しさはあれど、今まで体現してこようとしていた場は手法や環境が変わっても体現できる可能性を実感した場でもありました。(生徒自身に「リアルとオンライン、どちらが良い?」と聞いてみたところ、半数がオンラインと回答したのは、私たちにとっても驚きでした)とはいえ今回は始まり。年間を通して関わる中で、より一人ひとりが自ら学びを作っていけるように後押ししていきます。卒業する時に彼らは、いったいどんな高校生活のドラマを語っているのか、心から楽しみにしています。一般社団法人ウィルドア竹田和広