みなさまこんにちは!
今回はみなさまにご支援頂いた蔵工事の報告をしたいと思います。
まずは、なんといっても工事中に見つかった明治38年(1904年)の古川大火の痕跡。
窓を大きく開けるまでは暗くてわからなかったのですが、開口部がとられて明るくなってみたらびっくり。
天井に焦げ跡がそのまま残っていました。もちろん土蔵は土でできているので燃えないですが、たまたま窓が開いていて、そこから火が入ってしまい、中の木造部分が燃えてしまったのでしょう。
同じく発見されたこの札によると、どうやら明治36年にこの蔵は建てられたのかなと推測されます。1年後に大火にあってしまったわけです。現在と違い、消防設備も限られていたと思われるこの頃。必死に消火し、蔵を守り切った方々のことを思うと、ますますこの蔵を大事にしていかねば、と思います。そして表面が焦げてもびくともしない立派な梁。素晴らしい!
これだけ痕跡が残っている建物は見たことがなかったので、市の文化財課の方にも見に来てもらいました。
工事できれいに修復しましたが、ほんの一部、そのまま残しているところもあります。
是非見に来てくださいね!