こんにちは!アース・カンパニーの小松です。 キャンペーンは残すところ、あと8日となりました! みなさまの応援のおかげで、目標額に対し達成率43%まで来ました!! ご支援いただいた皆様、ありがとうございます!! 今回皆様を無料でご招待させていただくイベント PACIFIC NIGHTWith the Marshallese Climate Change Activist, Kathy Jetnil-Kijiiner〜太平洋の「ひと」と「思い」に出会う夜〜 は、トンガやフィジー出身者の方々など、普段はなかなか出会えない太平洋島嶼国出身の方と出会う機会をご用意しています! 参加したみなさまに楽しんでいただけるよう、着々と準備も進んでいますので、ぜひご友人やお知り合いの方にもこちらの情報をシェアしていただきお誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです! 引き続きよろしくお願いします!
こんにちは!アース・カンパニ―の小松です。 気候変動問題はあまりにも大きく、一人の人間の訴えはあまりにも小さいかもしれませんが、でもできることはある。 そう信じるキャシーは、マーシャル島国内で、NGOジョージクムを設立。 その活動の中で、1)地域の環境課題解決のためのプロジェクト運営スキルを持つ環境リーダーの育成、2)気候変動問題や環境問題に関する教育、3)万が一国が水没しても、文化を継承できるように伝統文化を学びなおす活動を行っています。 教育環境が乏しいマーシャル諸島の最高学府は短大しかなく、高校の中退率の高さなども問題になっています。 さらに、マーシャル諸島は国土の全てが私有地のため、大学に進学できるような学力と資金がある人のほとんどは、その地主等の有力な家系出身者だけという状況です。 こうした階級があり、有力な家系かそうでないか、「生まれた家」によって若者に与えられる教育の機会は異なります。 たとえ能力があっても、有力な家系に生まれなければその能力を活かす機会を得ることが難しいマーシャル諸島で、キャシーは有能な若者に教育機会を創出し、気候変動に脅かされる自国の未来に自ら変革をもたらせるよう育成することに力を注いでいます。 NGOジョージクムが活動する前、なぜこんなに高潮や干ばつが頻発するようになったのか、正しい知識を知らない若者も多くいました。 しかし今、NGOジョージクムの活動を通じて、マーシャルの若者たちの気候変動問題に対する知識や意識は確実に変わってきています。 次回は、実際にNGOジョージクムで活躍するマーシャルの若者にインタビューした内容をご紹介します!
こんにちは!アース・カンパニーの小松です。 今日は、気候変動による海面上昇が、マーシャル諸島にどんな影響を及ぼしているのか、わかりやすくまとめられた動画のご紹介です! 日本ではあまりマーシャル諸島がニュースになることはありませんが、気候変動の被害を最前線で受ける島として、海外メディアはその状況を報じています。 なかでも、今マーシャル諸島が抱える現状と問題をとてもわかりやすく動画にまとめているのがこちら、イギリスのガーディアン紙の記事です。 「誰も逃れることはできない~気候変動の代償」(the gardian) 全編英語で、字幕はついていないのですが、、、気候変動によってマーシャル諸島がどんな課題に直面し、それに対してマーシャル諸島の人びとはどう立ち向かおうとしているのか?が短いドキュメンタリーとして紹介されています。 12分の動画なのですが、音声なしでもざっと流してみていただくと、マーシャル諸島はどんな場所で、どんな人が住んでいて、どんな文化があるのか、その雰囲気だけでも感じられるような内容になっています。 ここでも画面のスクリーンショットで一部をご紹介します! ‟もし世界の気温が1.5℃以上上昇したら、マーシャル諸島は消えてしまうだろう” ‟(マーシャル諸島の)ほとんどの環礁は、海抜わずか6フィート(約180センチ)で 島の幅は1マイル(1.6キロ)もない” ‟最近の気候変動による研究によれば、2025年までに気温は1.5℃上昇してしまうとも言われている” 同紙によると、マーシャル諸島の国民の約3分の1が国外に移住。 (これは気候変動による海面上昇だけではなく、失業率36%という国内の産業の状況にも一因があります。) アメリカのアーカンソー州のスプリングデール市には約4,000人のマーシャル諸島出身者が住んでいます。 多くの国民が移住しても、国が水没する危機に直面したとしても、長い間受け継いできた伝統文化を守りたいー。 そんな思いが伝わるこの動画。日曜のひとときに、よろしければぜひどうぞ!
こんばんは! アース・カンパニーの小松です。 昨年発効したパリ協定では、世界共通の長期削減目標として,産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑制することを規定するとともに,1.5℃までへの抑制に向けた努力の継続に言及しています。 しかし、キャシーをはじめとする太平洋の島嶼国は1.5℃に抑えることを主張しています。 昨年、キャシーはCOP22の会場で、ニューヨークの独立報道番組「デモクラシー・ナウ」の取材にで、1.5℃目標シナリオを目指すことの重要性と、この0.5℃の差がどんなに違う未来になるかを強く訴えました。 「先日私の娘が熱を出しました。99.8F(37.6℃)でしたが、お医者さんは、発熱は100.4F(38℃)からといいました。 でも娘は、真っ赤な顔で苦しそうでした。わずかな温度の差でも、これだけ影響が大きいことを実感しました。 気候変動問題でも、2℃目標と1.5℃目標の0.5℃の差は問題にならないくらいささやかな違いに思われているでしょう。 しかし平均気温が2℃も上昇したら、北アメリカでも山火事が400%も増え、動植物が絶滅し、多くの人が移住を強いられ、悲劇的な状況に陥ります。 人類は、産業革命から、そして初めて科学者が2℃の気温上昇による深刻な影響を訴えた1977年から、何度も何度も過ちを犯しています。 平均気温が2℃上昇すれば、マーシャル諸島は海の中です。 1.5℃上昇なら水没しません。 だからこそ、私たちは1.5℃目標シナリオを主張しているのです」 2℃も1.5℃もそんなに大差ないのでは? たった0.5℃くらいそんなにこだわらなくてもいいのでは? 東京の今日の気温は27℃でしたが、これが27℃でも27.5℃でも体感温度ではほとんど変わらないでしょう。 その感覚から、0.5℃の差なんて…と思ってしまいがちですが、0.5℃の差でマーシャル諸島の未来は、水没か存続かというまさに天地の差ほども変わってしまいます。 1人でも多くの人がこの差を理解してくれれば、未来は変わるかもしれない。 そう信じるキャシーは、気候変動による海面上昇で水没の危機に直面する太平洋島嶼国の声を代弁して、日本でもそれを伝えたいと思っています。 1人でも多くの人にキャシーの声が届けられるよう、ぜひ皆様のお知り合いの方にこのプロジェクトのシェアのご協力をお願いいたします!!!
こんばんは。アース・カンパニーの小松です。 平均海抜が2mのマーシャル諸島では、満月の度に頻繁に高潮が起きています。 現地では「キングタイド」と呼ばれる高潮は、かつては人の一生のうち、数度あるかないか、の頻度でしたが、今では年に何度も発生するようになってしまいました。 その度に、通学や通院、買い物など日常生活で使う道路が海面上昇で頻繁に水浸しになって不通になってしまいます。 「この数年ぐらい、高潮で道が通れず、潮が引くまで学校にいけないことがよくある」 とマーシャル諸島・ウォジャ島の小学生は言います。 こうした海面上昇は、先進国が排出する温室効果ガスによる気候変動が原因とされています。 マーシャル諸島は温室効果ガスをほとんど排出していません。 しかし、マーシャル諸島の子ども達は、それを原因とする海面上昇で学校に行けないという事態が発生している。。。 温室効果ガスの排出量世界5位の日本に住む私たちは、遠い海の向こうにそんな子ども達がいることをちゃんと知っておかなければならないのかもしれません。