2011年4月24日、東日本大震災の翌月に誕生し、多くの方に愛された「ちばぎんざ図書館」が、2019年末にひっそりと閉館しました。千葉中央エリアが大きく変わる中、ちばぎんざ図書館を新しい地域の交流空間として復活させたいと思います。
2011年4月、東日本大震災の翌月にオープンした「ちばぎんざ図書館」が、昨年2019年12月末に約8年半の運営を終え閉館しました。
地元の「ちばぎんざ商店街振興組合」と「NPO法人情報ステーション」が協働して運営する民間図書館は、古くからの商業地域である千葉銀座エリアに、高層マンションを中心に新たな住人が増える時代の流れにおいて、新旧住民の交流拠点として開設されました。
商店街ではコインパーキングを駐輪場に切り替えたりと、ハードとソフトの両面で商店街活性への取り組みを推進しており、ちばぎんざ図書館もその一環として市の空き店舗活用の事例としてスタートします。
そのころ周辺では、2009年にQiball(きぼーる)がオープン、2009年には43階建ての高層マンションができたりと、街が一変していく最中です。
しかしその後も、千葉の中心市街地は大きく様変わりしていきます。2016年に千葉パルコが、翌2017年には千葉三越が閉店し、2018年にJR千葉駅ビル「ペリエ千葉」がオープンしました。
千葉駅から千葉県庁までの富士見・栄町・中央エリアに広がるかつての商業の中心地は、JR千葉駅に集積されていきました。
当初は毎日スタッフが常駐していたちばぎんざ図書館も、運営難によりセルフシステムに切り替えたり、日常の見守りもビルのオーナーさんがやってくれたりと、関係者が色々な努力をして続けてきましたが、残念ながら今までの方法では継続ができなくなってしまいました。
ただ再開するのではなく、新しい私設図書館のモデルをつくりたいと思います。
長年にわたり多くの方に支えて頂き、また利用してもらっているちばぎんざ図書館をこのまま終わらせてしまうのはもったいないと思い、地域力研究所の理念でもある「地域資源を再構築し新たな価値を創造する」ためのモデルケースとして、ちばぎんざ図書館を新生したいと思います。
基本的な方針として、
・無料での本の貸し出しは継続します。
・蔵書(古本)の販売も行いたいと思います。
・新刊書籍の取り寄せ販売も行いたいと思います。
・営業時間を拡充し、夜間は会員制で開館したいと思います。
・時間貸しでの貸切り利用を拡充します。
・書棚のレイアウトを変更し、本を探しやすくします。
つまり、
書店 + 図書館 + 古本屋
×
コミュニティスペース
×
24時間営業
です。
「商店街活性」と「新旧住民の交流」この2つをテーマにスタートした旧ちばぎんざ図書館を、テーマを同じく新たな手法で新生させます。
リニューアル費用のご支援をお願いします。
皆様からのご支援は、主に
・本の貸し出しだけでなく購入などができるシステムの開発
・24時間利用や貸し切り利用ができるようにするための設備
に活用させて頂きます。
新生・ちばぎんざ図書館のオープンは4月25日です!
今回、ちばぎんざ図書館の復活に向けて、一般社団法人地域力研究所では2月中に賃貸借契約を完了しました。3月より、旧図書館の残置物などを片づけ、令和2年4月25日にリニューアルオープンしたいと思っております。
【オープンまでの目安】
3月上旬 片付け開始
3月中旬 残置物の撤去
3月下旬 レイアウトの変更
4月上旬 家具等の配置
4月中旬 設備の設置
4月下旬 新生オープン
ちばぎんざ図書館アクセス
住所:〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央中央3丁目3−9 MF9ビル 2 階
<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m14!1m8!1m3!1d1928.768149314534!2d140.12030656724932!3d35.60828473994817!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x0%3A0xc4fad8c31efaaef1!2z44Gh44Gw44GO44KT44GW5Zuz5pu46aSo!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1583490179287!5m2!1sja!2sjp" width="600" height="450" frameborder="0" style="border:0;" allowfullscreen=""></iframe>
このプロジェクトは地域力研究所の商店街活性事業として行います。
一般社団法人地域力研究所では、空き家再生事業に取り組んできましたが、このちばぎんざ図書館復活プロジェクトは商店街活性事業として取り組みます。地域力研究所は、「地域資源を再構築し新たな価値を創造する」ことを目的として、2020年1月に設立した社団法人です。様々な団体と連携をしながら、地域活性化に取り組んでいきます。
名 称:一般社団法人地域力研究所
代表者:岡直樹
住 所:〒273-0005千葉県船橋市本町4-34-13
連絡先:047-767-6335
メール:info@rebuildlabo.net
最新の活動報告
もっと見る本日最終日!皆さんご支援ありがとうございます!
2020/04/20 12:00とても長い40日間でした。 3月10日にスタートのしたちばぎんざ図書館復活プロジェクトも本日で最終日です。33名もの方から15万円以上のご支援を頂いております。この大変な状況の中、本当にありがとうございます。 旧ちばぎんざ図書館のスタートは東日本大震災の最中でした。今回の新型コロナは当時を上回る混乱と恐怖があるかもしれません。この40日間にも、世の中の状況は日々変化し続け、残念ながら良い方向には進んでいない気がします。 前半では、ボランティアの方にもたくさん参加してもらい、復活に向けての取組みを進めておりましたが、後半は人が集まる一切を自粛し、限られた範囲ですができる事を進めてきました。とても長い40日でした。 これからも長い道のり 今回の新型コロナの対策を考えると、緊急事態宣言の期限が5月6日で区切られているとはいえ、かつての日常を取り戻すには長い道のりが必要です。そして当然、新型コロナ以前の地域の課題は依然として横たわったままになっています。 僕らは目の前の課題をひとつ一つ乗り越え、ゆっくりでも前に進んでいきたいと思います。そしてまず最初の目の前の課題は、COVID-19への対応です。 オープンはいったん延期します 我々が目指すのは商店街の活性につながる「新しい地域の交流空間」の創出です。地域交流の重要性はアフターコロナの社会においても変わらないと考えますが、残念ながら目下感染拡大の対策に全国で取り組む現時点においては、オープンを延期することとしました。 現時点では5月中旬の開始を予定しておりますが、今後の動向次第ではこの日程も変更の可能性があります。 それでも地域の交流は必要です いま、まさにこの時も世の中が大きく変わっています。テレワークも一般的になり、皆さんが自宅で過ごす時間も伸びたのではないでしょうか?外食をする機会も減り、飲食店でテイクアウトしたお店の味を家で頂くことも多くなっているかもしれません。 サードプレイスにおける、1stはホーム・家庭、2ndは仕事や職場、学校、そして3rdが我々が取り組んできた地域のコミュニティ等ですが、なぜ3つ目が必要かと言えば、長い人生の中においては家庭や職場で課題が発生する可能性があるからです。 いざという時の避難場所、居場所や生きがいとなれる場所として家庭や職場以外に3つ目を作っておくと、日ごろは生活に豊かさを与えてくれて、もしもの時には逃げ場にもなれる。だからこそ我々はサードプレイスとして活用してもらえるような、地域の交流空間を目指してきました。 今回のようなとき、家庭での時間が増える事は良い面だけではありません。カメラの3脚のように、3つあるからこそ安定しますが、1本や2本では立つことはできても安定はしません。有事の際に少ない本数で乗り切ったとしても、落ち着いたら再度3本足を目指すべきです。 さいごに 今回は文字だらけですが、この世界的混乱の最中にご支援ご協力いただいた皆様には大変感謝しております。計画の変更はやむなしですが、想いや気持ちは今まで以上に強くなっています。最後まで頑張りたいと思いますので、どうか末永く、ご参加ご協力頂けますようよろしくお願いいたします。 一般社団法人地域力研究所 代表理事 岡直樹 もっと見る
今後のスケジュールについて
2020/04/20 11:10この度は、ちばぎんざ図書館復活プロジェクトへのご支援誠にありがとうございます。 昨今の新型コロナウイルスによる社会的な影響を考慮しまして、ちばぎんざ図書館のオープン等に関するスケジュールを変更させて頂きたいと思います。 今までの経緯 ちばぎんざ図書館は、千葉銀座商店街振興組合とNPO法人情報ステーションが、2011年4月にオープンした民間図書館でした。そもそもは、商店街の駐車場を駐輪場に変えるという国交省の事業の一部としてスタートした企画で、年度末の3月にオープンすべく、当時の商店街理事さんとNPOのメンバーで準備を進めていたところです。 いよいよオープンといった矢先の3月11日、東日本大震災が起こりました。オープン準備中のちばぎんざ図書館も大きく影響を受け、開館予定は延期、ようやく準備が完了しオープンできたのは4月24日となりました。 その後、多くの方に利用いただき、地域の交流拠点として活用頂いた民間図書館でしたが、千葉パルコの撤退など周辺環境が大きく変化し、図書館の運用も徐々に縮小していきます。そしてとうとう、2019年12月31日にちばぎんざ図書館は閉館しました。 今回の復活プロジェクトは、名称こそちばぎんざ図書館を引き継ぐものの、商店街活性を主軸に据えた新たな交流施設を目指してスタートし、震災の1日前の3月10日よりクラウドファンディングは開始、施設は旧ちばぎんざの1日後の4月25日に再スタートをきる予定でした。 今後の予定 2月に建物の賃貸借契約を済ませ、3月中にこちらのレポートでも紹介をしたボランティアDAYを実施し、オープンに向けて準備を進めて参りましたが、4月の政府による緊急事態宣言を受け、4月中に予定をしていた人が集まらないと行えない準備作業については、総ての日程を延期しております。 ついては、4月25日のオープンは延期とし、一旦5月中旬をオープン日としたいと思います。正式なオープン日は、5月6日の緊急事態宣言の解除をみて判断をしたいと思います。これに伴い、オープニングパーティについても日程を延期させて頂きます。こちらについては、社会情勢を見ながら日程を再度設定させて頂きますが、基本的には来年の開催とし、早くとも今年の年末ぐらいを想定しています。 返礼品について 以上の変更に伴い、ご支援いただいた方への返礼品の内容に一部変更が発生します。皆さまにはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力の程よろしくお願いします。 「オープニングパーティ参加券」については、日程が決まり次第個別にご案内を差し上げます。「24時間利用会員権」については、変更されたオープン日よりご利用いただけるように開始日の変更をさせて頂きます。その他の返礼品につきましては、原則として変更はありませんが、イベントや店舗の営業に影響が出た場合については、柔軟に対応させて頂きたいと思います。 さいごに この様な、皆さまの生活やお仕事も大変なさなか、ちばぎんざ図書館の復活に向けてご支援いただきましたことに重ねて御礼申し上げます。 皆さまのお気持ちにこたえる事ができる、商店街活性の交流施設を必ず作りたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。 皆さまの健康と、平和な世の中を願って。 地域力研究所 代表理事 岡直樹 もっと見る
商店街の皆さんがお返し品を用意してくれました。
2020/04/12 00:07残り10日を切りました。 外出をできる限り避け、家の中でできる事を黙々と行っていますが、時間がとても長く感じたり、1日や1週間があっという間に過ぎてしまったり、生活のリズムというか、体内時計というか、ちょっとずつズレてしまっている気がします。 さて、ちばぎんざ図書館復活プロジェクトとしてスタートしたこのクラウドファンディングも、佳境と言いますか、3月10日のスタートからちょうどひと月が経ちました。 どうにもこのちばぎんざ図書館というのは歴史的な節目に翻弄される巡りあわせのようです。最初のオープンの時は以前も書きましたが東日本大震災によりオープンがひと月延期となりました。そして今回は新型コロナです。 9年前は、困難を乗り越える過程の中で、地域におけるコミュニティの重要性を再認識し、我々もそこに向けて力を尽くそうというそれでも前向きな気持ちを向ける事ができましたが、今回は終わりの見えない中で、人と人とが直接的に同じ空間に滞在することのリスクが大きな壁となっている中、進むべき針路を正直なところ定めきれずにおります。 人が集まる意義 僕らが目指していたのは直接的な人が滞留する空間です。これは現時点では中々推奨しづらい価値ですが、絶対にこれからの人類にとっても必要なものであると思います。 我々は家族という小さな社会の中に生まれ、学校や地域というもう少し大きな社会の中で育ち、会社や職場という社会に身を置いて生きていきます。これらの小さな社会はそれぞれが重なり合い、今を生きる我々は大きな社会を構築しているわけです。 僕らがこれまで目指してきたのは、この家庭や職場に次ぐ3つ目の社会・居場所として、地域の中に生きがいを得られるような空間や役割を作りたいと思って様々な活動をしてきました。この3つ目の場所=サードプレイスは、一本足や二足では得られない安心感や楽しさを、カメラの3脚のように三つ目を持つことで安定させる役割を持っています。 商店街は人とお店が集まる場所 商店街は文字通り商店が集まった街ですが、そこには単に生活に必要なものを買うだけではない価値があると思います。 皆さんの思い出の中に商店街はありますか?子供のころに母親と買い物に行ったまち、学生の頃に友人と遊んだまち、旅先で訪れたまち。きっと誰しも思い出の中に商店街での記憶が残っていると思います。 しかし、大型店が増え、通販や宅配が便利になり、思い出の中の商店街といま実際の商店街とでは随分と変わってしまっているのではないでしょうか?社会の変化や生活の移り変わりの中で、世の中のあらゆるものに一定の役割があり、その役目を終えたものは放っておくと無くなってしまいます。 歳をとって行動範囲が狭くなった時、震災などが発生し物流が途絶えた時、そのほか様ざまな人生のシーンにおいて、歩いていくことができる買い物ができる街は皆さんにとって必要ではありませんか? ヒトやモノだけでなく、店や街も普段から使っていなければ、いざという時に使う事ができません。 単に物を買うだけではない、地域のコミュニティとしての商店街活性に取り組むための拠点として、僕らはちばぎんざ図書館を復活させたいと思っています。 そんな僕らを商店街の皆さんも応援してくれています。 ということで、ようやく本題です。また、レポートでお知らせが遅くなってしまいすみません。 以前お知らせしたクラフトビールのお店「Y.Y.G. FACTORY」さんに続き、商店街の皆さんからもお返し品の提供をして頂きました。 豆菓子等販売店「与三郎の豆 」さんより、ギフトセット新豆じまんチケット まちづくりNPO「 まちづくり千葉 」さんより、いい街ちばフリーマーケット出店チケット カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、カツカレージャンボトーストチケット カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、オリジナルブレンドコーヒー作成講座参加チケット など等、商店街と図書館でちばぎんざを楽しんでいただけるコースがたくさん増えました。予定通りのオープンは残念ながら難しい状況ですが、新型コロナで傷ついて疲弊した地域を再度立て直すためにも、じっくりと僕らができる事を考え、新生ちばぎんざ図書館のオープンに向けて取り組んでいきたいと思います。 引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。 もっと見る