とても長い40日間でした。 3月10日にスタートのしたちばぎんざ図書館復活プロジェクトも本日で最終日です。33名もの方から15万円以上のご支援を頂いております。この大変な状況の中、本当にありがとうございます。 旧ちばぎんざ図書館のスタートは東日本大震災の最中でした。今回の新型コロナは当時を上回る混乱と恐怖があるかもしれません。この40日間にも、世の中の状況は日々変化し続け、残念ながら良い方向には進んでいない気がします。 前半では、ボランティアの方にもたくさん参加してもらい、復活に向けての取組みを進めておりましたが、後半は人が集まる一切を自粛し、限られた範囲ですができる事を進めてきました。とても長い40日でした。 これからも長い道のり 今回の新型コロナの対策を考えると、緊急事態宣言の期限が5月6日で区切られているとはいえ、かつての日常を取り戻すには長い道のりが必要です。そして当然、新型コロナ以前の地域の課題は依然として横たわったままになっています。 僕らは目の前の課題をひとつ一つ乗り越え、ゆっくりでも前に進んでいきたいと思います。そしてまず最初の目の前の課題は、COVID-19への対応です。 オープンはいったん延期します 我々が目指すのは商店街の活性につながる「新しい地域の交流空間」の創出です。地域交流の重要性はアフターコロナの社会においても変わらないと考えますが、残念ながら目下感染拡大の対策に全国で取り組む現時点においては、オープンを延期することとしました。 現時点では5月中旬の開始を予定しておりますが、今後の動向次第ではこの日程も変更の可能性があります。 それでも地域の交流は必要です いま、まさにこの時も世の中が大きく変わっています。テレワークも一般的になり、皆さんが自宅で過ごす時間も伸びたのではないでしょうか?外食をする機会も減り、飲食店でテイクアウトしたお店の味を家で頂くことも多くなっているかもしれません。 サードプレイスにおける、1stはホーム・家庭、2ndは仕事や職場、学校、そして3rdが我々が取り組んできた地域のコミュニティ等ですが、なぜ3つ目が必要かと言えば、長い人生の中においては家庭や職場で課題が発生する可能性があるからです。 いざという時の避難場所、居場所や生きがいとなれる場所として家庭や職場以外に3つ目を作っておくと、日ごろは生活に豊かさを与えてくれて、もしもの時には逃げ場にもなれる。だからこそ我々はサードプレイスとして活用してもらえるような、地域の交流空間を目指してきました。 今回のようなとき、家庭での時間が増える事は良い面だけではありません。カメラの3脚のように、3つあるからこそ安定しますが、1本や2本では立つことはできても安定はしません。有事の際に少ない本数で乗り切ったとしても、落ち着いたら再度3本足を目指すべきです。 さいごに 今回は文字だらけですが、この世界的混乱の最中にご支援ご協力いただいた皆様には大変感謝しております。計画の変更はやむなしですが、想いや気持ちは今まで以上に強くなっています。最後まで頑張りたいと思いますので、どうか末永く、ご参加ご協力頂けますようよろしくお願いいたします。 一般社団法人地域力研究所 代表理事 岡直樹
この度は、ちばぎんざ図書館復活プロジェクトへのご支援誠にありがとうございます。 昨今の新型コロナウイルスによる社会的な影響を考慮しまして、ちばぎんざ図書館のオープン等に関するスケジュールを変更させて頂きたいと思います。 今までの経緯 ちばぎんざ図書館は、千葉銀座商店街振興組合とNPO法人情報ステーションが、2011年4月にオープンした民間図書館でした。そもそもは、商店街の駐車場を駐輪場に変えるという国交省の事業の一部としてスタートした企画で、年度末の3月にオープンすべく、当時の商店街理事さんとNPOのメンバーで準備を進めていたところです。 いよいよオープンといった矢先の3月11日、東日本大震災が起こりました。オープン準備中のちばぎんざ図書館も大きく影響を受け、開館予定は延期、ようやく準備が完了しオープンできたのは4月24日となりました。 その後、多くの方に利用いただき、地域の交流拠点として活用頂いた民間図書館でしたが、千葉パルコの撤退など周辺環境が大きく変化し、図書館の運用も徐々に縮小していきます。そしてとうとう、2019年12月31日にちばぎんざ図書館は閉館しました。 今回の復活プロジェクトは、名称こそちばぎんざ図書館を引き継ぐものの、商店街活性を主軸に据えた新たな交流施設を目指してスタートし、震災の1日前の3月10日よりクラウドファンディングは開始、施設は旧ちばぎんざの1日後の4月25日に再スタートをきる予定でした。 今後の予定 2月に建物の賃貸借契約を済ませ、3月中にこちらのレポートでも紹介をしたボランティアDAYを実施し、オープンに向けて準備を進めて参りましたが、4月の政府による緊急事態宣言を受け、4月中に予定をしていた人が集まらないと行えない準備作業については、総ての日程を延期しております。 ついては、4月25日のオープンは延期とし、一旦5月中旬をオープン日としたいと思います。正式なオープン日は、5月6日の緊急事態宣言の解除をみて判断をしたいと思います。これに伴い、オープニングパーティについても日程を延期させて頂きます。こちらについては、社会情勢を見ながら日程を再度設定させて頂きますが、基本的には来年の開催とし、早くとも今年の年末ぐらいを想定しています。 返礼品について 以上の変更に伴い、ご支援いただいた方への返礼品の内容に一部変更が発生します。皆さまにはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力の程よろしくお願いします。 「オープニングパーティ参加券」については、日程が決まり次第個別にご案内を差し上げます。「24時間利用会員権」については、変更されたオープン日よりご利用いただけるように開始日の変更をさせて頂きます。その他の返礼品につきましては、原則として変更はありませんが、イベントや店舗の営業に影響が出た場合については、柔軟に対応させて頂きたいと思います。 さいごに この様な、皆さまの生活やお仕事も大変なさなか、ちばぎんざ図書館の復活に向けてご支援いただきましたことに重ねて御礼申し上げます。 皆さまのお気持ちにこたえる事ができる、商店街活性の交流施設を必ず作りたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。 皆さまの健康と、平和な世の中を願って。 地域力研究所 代表理事 岡直樹
残り10日を切りました。 外出をできる限り避け、家の中でできる事を黙々と行っていますが、時間がとても長く感じたり、1日や1週間があっという間に過ぎてしまったり、生活のリズムというか、体内時計というか、ちょっとずつズレてしまっている気がします。 さて、ちばぎんざ図書館復活プロジェクトとしてスタートしたこのクラウドファンディングも、佳境と言いますか、3月10日のスタートからちょうどひと月が経ちました。 どうにもこのちばぎんざ図書館というのは歴史的な節目に翻弄される巡りあわせのようです。最初のオープンの時は以前も書きましたが東日本大震災によりオープンがひと月延期となりました。そして今回は新型コロナです。 9年前は、困難を乗り越える過程の中で、地域におけるコミュニティの重要性を再認識し、我々もそこに向けて力を尽くそうというそれでも前向きな気持ちを向ける事ができましたが、今回は終わりの見えない中で、人と人とが直接的に同じ空間に滞在することのリスクが大きな壁となっている中、進むべき針路を正直なところ定めきれずにおります。 人が集まる意義 僕らが目指していたのは直接的な人が滞留する空間です。これは現時点では中々推奨しづらい価値ですが、絶対にこれからの人類にとっても必要なものであると思います。 我々は家族という小さな社会の中に生まれ、学校や地域というもう少し大きな社会の中で育ち、会社や職場という社会に身を置いて生きていきます。これらの小さな社会はそれぞれが重なり合い、今を生きる我々は大きな社会を構築しているわけです。 僕らがこれまで目指してきたのは、この家庭や職場に次ぐ3つ目の社会・居場所として、地域の中に生きがいを得られるような空間や役割を作りたいと思って様々な活動をしてきました。この3つ目の場所=サードプレイスは、一本足や二足では得られない安心感や楽しさを、カメラの3脚のように三つ目を持つことで安定させる役割を持っています。 商店街は人とお店が集まる場所 商店街は文字通り商店が集まった街ですが、そこには単に生活に必要なものを買うだけではない価値があると思います。 皆さんの思い出の中に商店街はありますか?子供のころに母親と買い物に行ったまち、学生の頃に友人と遊んだまち、旅先で訪れたまち。きっと誰しも思い出の中に商店街での記憶が残っていると思います。 しかし、大型店が増え、通販や宅配が便利になり、思い出の中の商店街といま実際の商店街とでは随分と変わってしまっているのではないでしょうか?社会の変化や生活の移り変わりの中で、世の中のあらゆるものに一定の役割があり、その役目を終えたものは放っておくと無くなってしまいます。 歳をとって行動範囲が狭くなった時、震災などが発生し物流が途絶えた時、そのほか様ざまな人生のシーンにおいて、歩いていくことができる買い物ができる街は皆さんにとって必要ではありませんか? ヒトやモノだけでなく、店や街も普段から使っていなければ、いざという時に使う事ができません。 単に物を買うだけではない、地域のコミュニティとしての商店街活性に取り組むための拠点として、僕らはちばぎんざ図書館を復活させたいと思っています。 そんな僕らを商店街の皆さんも応援してくれています。 ということで、ようやく本題です。また、レポートでお知らせが遅くなってしまいすみません。 以前お知らせしたクラフトビールのお店「Y.Y.G. FACTORY」さんに続き、商店街の皆さんからもお返し品の提供をして頂きました。 豆菓子等販売店「与三郎の豆 」さんより、ギフトセット新豆じまんチケット まちづくりNPO「 まちづくり千葉 」さんより、いい街ちばフリーマーケット出店チケット カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、カツカレージャンボトーストチケット カフェ&ギャラリー「 呂久呂 」さんより、オリジナルブレンドコーヒー作成講座参加チケット など等、商店街と図書館でちばぎんざを楽しんでいただけるコースがたくさん増えました。予定通りのオープンは残念ながら難しい状況ですが、新型コロナで傷ついて疲弊した地域を再度立て直すためにも、じっくりと僕らができる事を考え、新生ちばぎんざ図書館のオープンに向けて取り組んでいきたいと思います。 引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
本日は4月6日です。プロジェクトも残り2週間となりました。 現在までに、27名の方から10万円を超えるご支援を頂いております。世界中が大変な中、多くの方にご支援ご協力を頂きありがとうございます。 さて、世の中ではいよいよ明日には緊急事態宣言が出されようかとしています。昨年末の民間図書館閉館から何とか存続できないかと模索し、2月のオーナー募集を経て、3月から始めた復活プロジェクトですが、3月には2回のボランティアDAYを行いました。1回目は既にご報告しておりますが、2回目は3/22日に行っています。 私を含め13名が集まり、前回残した本や備品の整理、本棚の解体を実施しました。 多くの方にボランティアとして参加していただき、皆さんの協力で新たな施設を作れることはとても嬉しいのですが、時節柄ちょっとこの人数で集まって作業をするのは当面の間難しいかなと思っております。ちなみに、このボランティアDAYの前にはYYGの中村さんも手伝いに来てくれました! という事で、3月中には多くの方にご協力いただき、旧ちばぎんざ図書館の荷物の整理が進みました。ありがとうございました。 4月の予定について 当初の計画では、4月中に3回程度のオープンに向けたボランティアDAYを実施する予定でしたが、やはり人が集まる機会を積極的につくる事は控えたいと思いますので、オープン準備は非公開で進めたいと思います。 オープンそのものについては、状況を見ながら判断しますが、現時点では予定通り進めていきます。 特にこのひと月で感じたのは、 公立の図書館の多くが閉館をし、本を借りる事が難しくなってしまった人が一定程度いること。 これに対し、我々が取り組んできた民間図書館での本の貸出しが一部では増えていること。 数年前から導入したセルフシステムにより無人での運用が可能なこと。 閲覧・読書スペースを設けていない事により滞留せずに貸出しのみ行えること。 などの観点から、いま我々ができる事も何かしらあるのではないかと思っております。 とはいえ、 不要不急の外出を避けるべきであると強く感じておりますし、外出を推奨するつもりもありません。生命を守ることが第一であり、その為に心と身体の健康を維持するための、健康で文化的な最低限度のサービス提供は一定程度必要かなと感じています。 ちばぎんざエリアの付加価値を高める施設を目指してリニューアル準備を進めていますが、まずは最低限度の価値提供からスタートするのもこの際ですので検討したいと思います。 いずれにせよ、まずはこの国難を乗り越えることが大事ですが、いずれその先には今までの課題も横たわったままですので、できる事を少しずつでも進めていきたいと思っています。 引き続き皆さまには、お付き合いいただけると嬉しいです。 最後に 旧ちばぎんざ図書館で使用していた家具を中心に、使わなくなった機材等の引き受け手を探しています。カタログがわりに下記のサイトを作ってみました。宅配便等を使うと送料ばかりかかるので、原則として千葉・船橋近隣であれば私がお届けします。 https://rebuildlabo.thebase.in/ ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。荷物を減らすことが目的なので、価格についても善処します。
3月10日にスタートした本プロジェクトも、本日で8日目となりました。現在までに18名の方からご支援いただいております。ご支援頂いた方もSNS等で呼びかけて頂いた方も、皆さまありがとうございます! 本日より支援コースがひとつ増えました! 3月11日の復活ボラDAYの終了後、徒歩10分ほどの所にあるクラフトビールのお店「Y.Y.G. FACTORY」にお邪魔しました。今回、ちばぎんざ図書館のオーナになってくれた2名と一緒に伺ったのですが、本千葉とは思えないおしゃれなお店に入ると、カウンターの壁面からは多数のビールの注ぎ口が並び、ガラスで仕切られた奥には大きなタンクが無数に並ぶまさにビール工場! 色んなビールを楽しみながらお店の方にちばぎんざ図書館の話をしてると、色々と協力してくれるという話になりまして・・・ お礼の品にクラフトビール飲み比べチケットが追加されました! 今回新たに追加されたコースでは、ちばぎんざ図書館から徒歩10分ほどの所にある、「Y.Y.G. FACTORY」でビールの飲み比べができるチケットがお礼の品に入っています。仕事帰りに図書館で本を借りたら、そのままお店に寄って本を片手にビールが飲める。なかなか素敵なコースができたのではないかなと思います。 さらにオープニングパーティでもクラフトビール提供します! 4月25日のちばぎんざ図書館復活の日に開催されるオープニングパーティでも、千葉の地元で作られたビールを飲めるようにしてくれました。普段なかなか飲めないビールに巡り合えるチャンスです。ぜひちばぎんざ図書館の復活を、地元で作ったビールでお祝いしましょう! 今回、ちばぎんざ図書館を応援してくれる「Y.Y.G. FACTORY」はこちら。 http://www.yygbrewery.com/factory.html ちばぎんざ図書館の再開に向けては、施設の中のリニューアルも進めていますが、地域力研究所の理念「地域資源の再構築」の通り、自分たちの施設だけでなく、地域の色々なお店との連携・協力こそが、地域活性につながる付加価値を産み出していくと感じています。僕らだけでは、地域活性も商店街活性も達成できません。地域の色々な方と連携をしながら、まち全体がより良くなるような取り組みを進めていきたいと思っています。