今回のプロジェクトのリターンの幻のマンゴー=キーツマンゴー。 8月上旬の収穫予定迄2カ月余り。 もうアーウィン(アップル)マンゴーの特大サイズを超える大きさ。これからさらに実が大きくなり、ずっしりした大きいマンゴーになります。 キーツ Keitt mango King of mangoとも言われるほど大きくて美味しい。吊り上げてないと重さで枝が折れます。 因みに今回のプロジェクト ライチ Lychee Queen of fruits King & Queen 凄いフルーツです。
ライチ植付圃場の防風柵設置予定場所に現在は島バナナを植えてある。 この縦のラインに設置予定なので、島バナナは取り除くことになる。 今晩から大雨予報なので梅雨の晴れ間3日目の今日はライチの苗木間の除草 その後、島バナナを取り合えず5本移植。 この移植はもちろん島バナナの継続栽培と実は次期プロジェクトに役立つ一つなのです。 それは後々。 防風柵ができるまでは8月に咲く高さ2M程になるヒマワリがライチ苗木の間に植えてあるので、風よけとヒマワリ畑の一石二鳥。 8月に宮古島に来島の際はヒマワリを見に来て下さい。 もちろん7,8月はマンゴー最盛期です。リターンのキーツマンゴも大きくなりつつあります。
今週末、宮古島は雨降り続き。梅雨ですからね。 今日は5月1日にハウス内にあるライチのマザーツリーに取り木を施した枝をチェックです。 約40~60日で発根するのですが、施行から20日目はラッピングされた中のミズ苔が乾燥してないかをチェックです。 しっかりビニールで包んだ上にアルミ箔でカバーしてるはずなのですが、ミズ苔が乾燥してしまい、ひどい時はアリの巣になっている事も有ります。 これでは発根はしませんので、水分が足りているかをチェック。 念のため発根促進剤を入れた水を注入。 マザーツリーも新芽が吹きだし始め そして露地の苗木にも新芽を確認 さて、ライチは海外産が殆どですが国内産はどのくらいだと思いますか。 2013年とちょっと古いですが約7t、内訳は鹿児島70%余り、宮崎30%弱、そして沖縄は1%だそうです。と言う事はたったの70kgです。 宮古島はライチの産地、台湾の方が鹿児島、宮崎よりも全然近いのです。こんな条件の良い場所でこの生産量はありえませんね。 「宮古島でライチを作る」プロジェクトを一緒に成功させましょう。
私がライチに出合ったのは20年程住んでいた南太平洋のニューカレドニアです。毎年12月頃(南半球なので初夏です)になると現地の人が庭先にある高さ20M以上の大木になるライチを採り、道路際で売ってました。これが何とも良い香りでイガイガした赤い皮をむくと半透明なみずみずしい果肉が表れ、口に入れると爽やかな甘さが口一杯に広がりました。 東南アジアでは簡単に手に入るライチですが日本では殆ど目にする事も、知らない人も多いライチを育てたいと思った、と言うよりは自分が食べたい(笑)がスタートです。 宮古島でマンゴー栽培をスタート2年後にライチの苗木を10本手に入れました。品種は玉荷包(ギョッカホウ)と言う品種で酸味が少なく甘くて大きく酸味の少ない品種です。台湾の高雄、屏東県で多く栽培されてます。 栽培方法も資料も殆どありませんでしたが、便利なネットを活用して調べまくりマンゴーハウスの中に定植しました。花が咲くいた年は受粉がうまくいかず、ミツバチじゃないと上手く出来ないと後から知りその年は着果せずじまいでした。翌年ミツバチを入れ受粉成功。 上手く受粉でき着果、収穫でき、あのライチの香りとみずみずしい甘さを自分で作れました。 しかしながらハウスの中は狭く、上へ上へと伸びるライチの樹は手に負えなくなりつつありました。また本数も限られていたので、収量も本当に自分用くらいでした。 昨年、思い切ってライチ(玉荷包)の本場、台湾・高雄に行きました。今まで知らなかった事を沢山教えてもらえたとても良い経験でした。今年は昨年お邪魔した農家さんから「収穫期にいらっしゃい」と連絡を頂いたのですが、残念ながら都合がつかず断念。 この台湾の栽培方法を基本に昨年ハウス内のライチの樹から取り木してあった苗や他から入れた苗、合わせて40本を今年1月末に露地栽培で定植し宮古島ライチプロジェクトをスタートしました。 露地栽培だからと言って大木にするのではなく、低木に仕立て管理しやすい台湾方式にします。また本数も今年、来年にかけて倍にしていく予定です。また、当地は風が意外と強いので風被害を避けるために9月頃を目処にこの敷地の周りに高さ2.3m、長さ35m+15mのL字型の防風柵を設置する予定です。それまでは苗木の列の間に8月に咲くヒマワリのタネを捲き、現在伸びつつあります。