2020/08/14 19:32

1.挨拶


こんにちは。佐々木栞奈です。


改めて、ご支援してくださった方々、

直接応援して下さった方々

インタビューさせて頂いたお店や宿の方々


そして、一緒に歩いて下さった

町田さん、秋元さん


本当にありがとうございました!


東海道五拾三次を歩き終えた

感想を述べさせて頂きたいと思います。

少しでも、この感動を共有して頂けたら幸いです。


2.企画を終えて感じること


改めて、歩いた約17日間を振り返ってみると

非現実的で、夢だったのではないか?

と思います。


企画自体、私一人の力では発足出来ないものであり

また、私たち3人だけの企画であったら

きっと2日目に諦めていたと思います。


皆様の応援や、コロナの状況下でた戦っている

方々の生の声を聞かせていただき

歩ききることができました。


歩ききり、皆様からよく

キリマンジャロ登山とどっちの方が辛かった?

と、質問を頂きます。


結論から言うと、辛かったのは今回の企画だと思っております。

期間が長いということ以外に、責任と言う点が

大きかったです。


キリマンジャロ登山も確かに辛い事もあったのですが

その辛さは、あくまで自分との戦いでした。

一緒に登ってくださった仲間やサポートしてくださったガイドさんやポーターさんもいましたが

登れなくても、自分が悔しいだけ。

責任も、自分だけでした。



しかし、東海道五拾三次は

このクラウドファンディングを通して皆様から

応援して頂き

普段は聞けないような、生の声を

インタビューを通して伺い

その声をできるだけ多くの方々に届ける

という使命ができました。


しかも、その責任は歩く日を追う事に大きくなっていきました。


そんな責任感のお陰で私は成長させて頂き

歩ききる事ができました。


今回一番感じた事は、

自分の為にやる挑戦より

誰かの為にやる挑戦の方がより頑張れると言うことです。

これからも、出来るだけ

自分一人の挑戦ではなく

少しでも誰かの為に繋げることが出来るような

挑戦をしてきたいと思います。


3.一番楽しかったこと



3人で毎日歩いている時にする話や

応援に駆けつけてくださった方とのお話

美味しいご飯をいただいたり

素晴らしい宿に泊まらせて頂いたりと

楽しかった事は沢山あります!


しかし、一番楽しかった事は

お店や宿の方々の生の声を聞かせて頂けたことです。


最初は、そんなインタビューをしたらお店に迷惑

になってしまうのではないか?

断られる事も多々あるのではないか?


と思っていました。


しかし、皆さま快く

インタビューを受けてくださり

無名の私達に対しても、お店の現状や想いを

しっかりと答えて下さりました。


色々なお店や宿をインタビューさせて頂き

そのお店や宿それぞれ

違った想いでお店を経営されており

そのリアルな想いに毎回心を動かされます。



また、そんな想いを聞いた後は

お店の見え方が変わってきます。

ますます、ファンになり

遠くからでも行きたくなるお店が沢山増えました。


そんな想いをそのまま、活動報告にまとめさせて

頂いているので

是非、目を通していただけると幸いです!

4.一番辛かったこと


足の痛みが一番辛かったです。

特に、2.3日目。

足裏がこれでもかと言うほど痛くなりました。

歩くたびに、痛みで鳥肌が立つほどです。


そんな痛みの中でたてた私達の目標は

足の痛みに慣れ、最終的に快感になるという事。


そんな目標を立てるほど、痛いと思って下さい!


しかし、快感にはならなかったものの、

最後の方では足の痛みに慣れ、余り痛みも感じなく

なっていました。


私は歩いている間、

やらないといけない事は、キャンプファイヤーに上げる活動報告のみでしたが

一緒に歩いた二人は

カメラマンとして撮影してくださったり

それぞれの仕事をテレワークしながらと

もっと大変だったと思います。


5.一番おすすめのご飯


歩き疲れて食べるご飯は最大のスパイスであり

実際に、何を頂いても美味しかったと言うのが

実際の感想です。


その中で一番を選ぶとすると

私は甘酒茶屋さんが一番印象に残っております。


創業400年続く老舗の、箱根の峠にある茶屋さん。

箱根観光の際に、利用させて頂いた事はありましたが


車で伺った時と

小田原から歩き、七曲を通って辿り着いた時

とは、全然違うお店の様に感じました。


私達が、峠を越えた時に営業されていたのは

甘酒茶屋さん一店のみでした。

元々伺おうとしていたお店は営業されておらず

絶望し、

バスに乗ってしまえと言う悪魔の囁きが聞こえた時

甘酒茶屋さんの暖簾がとても神々しかったです。


そんな旅人の為に、お店を続けてきたとおっしゃる

若旦那の話を伺い

昔の旅人の気持ちも味わえ

冷たい甘酒やかき氷に心も身体も癒されました。


400年という長い歴史の中で言ったら、

今回の不況でお店を閉められない。

そんな想いに感動致しました。


また箱根を訪れた際は

下から峠を越えて甘酒茶屋さん目指して

足を運びたいと思います!



6.一番おすすめの宿場


ビジネスホテル等のチェーンのホテルや旅館が増える中、個人で営業されている旅館にとって

今回のコロナの打撃はとても大きく

計り知れないものであると思います。


そんな中、老舗の旅館や個人経営の旅館、ホテル

では皆さま、お客様が安全に泊まる為に対策されてたり

経営を変えたりと物凄い努力をされていました。


どこも、素晴らしい宿で一番を決められなかった為

皆様が共通して思われている事を書かせて頂きます。


この打撃を受けて、どんな目標•目的を持って

お店を続けられているのか

伺ったところ、皆、

地域を盛り上げる為。

地域へ恩返しする為。

とおっしゃっていました。


自分達の利益の為だけでは、続ける事ができないと

言います。

自分の他に何か守る物があったからこそ、

踏ん張れているそうです。



そんな、想いで厳しい状況の中

お店を続けていらっしゃいます。

今後も、迷惑にならない程度に

私自身何かお手伝いできる事はないか探して

行動していきたいと強く思いました。



7.最後に一言

企画を通して、

色々な方々の応援により

貴重な経験をさせて頂いた事に

心より感謝致します。


辛い事も沢山ありましたが、

それ以上に楽しいことや

成長出来たことがありました。



歩き切りましたが、まだこの企画は終わっていないと思っております。

今回学ばせて頂いたこと

聞いたことを出来るだけ多くの人の役に立たせる

事が出来る様に

自分に何が出来るのか考え行動していきたいと思います。


また、改めて新幹線や電車、車の技術の発達に

感動しております。

17日間掛けて歩いた道のりが、新幹線でたったの2時間30分。

Googleマップも景色も飛ぶように移動していました。

電車も車も当たり前だった事に

今は感謝する事ができています。


当たり前の事に感謝する大切さを

改めて気がつかせて頂き

他の当たり前となっている事にも

感謝していきたいと思います!!!



今回の企画によって

少しでも東海道五拾三次や、東海道にある

お店や宿に興味を持って頂き足を運んで頂けたら幸いです。