Check our Terms and Privacy Policy.

声楽歌手"茶木敏行"が音楽の力で新型コロナウイルスに荒む今の日本を元気にするPJ

今の日本に音楽の力で元気を届けたい。声楽演奏会を企画していた私、茶木敏行。新型コロナウイルスの影響で演奏会の中止を余儀なくされました。そこでCDにより皆様に音楽を届けたいという思いからこの企画を立ち上げました。皆様支援よろしくお願いいたします。

現在の支援総額

1,509,500

100%

目標金額は1,500,000円

支援者数

112

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/08/01に募集を開始し、 112人の支援により 1,509,500円の資金を集め、 2020/09/15に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

声楽歌手"茶木敏行"が音楽の力で新型コロナウイルスに荒む今の日本を元気にするPJ

現在の支援総額

1,509,500

100%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数112

このプロジェクトは、2020/08/01に募集を開始し、 112人の支援により 1,509,500円の資金を集め、 2020/09/15に募集を終了しました

今の日本に音楽の力で元気を届けたい。声楽演奏会を企画していた私、茶木敏行。新型コロナウイルスの影響で演奏会の中止を余儀なくされました。そこでCDにより皆様に音楽を届けたいという思いからこの企画を立ち上げました。皆様支援よろしくお願いいたします。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

挨拶

こんにちは!
声楽歌手で鍼灸師の茶木敏行です。
私は2020年7月18日に
兵庫県立芸術文化センターにて
声楽演奏会を企画していました。

しかしチラシとチケット印刷を終えた時点で
新型コロナウィルスの拡大が進み、
5月半ばから感染終息を見せても
チケットは全く販売できず、
演奏会開催の断念を余儀なくされました。

そこで私の演奏を楽しみに
待っていて下さった方々のために、
せめてCD録音をと企画しましたが、
それはそれで録音からCD完成まで
様々な人件費を含めて
150万ほどの費用が必要なことが分かりました。

新型コロナウィルスに荒む今の日本に元気を届けたい!!!
その想いで長年の夢であったシューベルトの作品を
お客様に安心してお楽しみいただきたいと思っています。

↓↓↓7/18に開催予定だった演奏会のチラシ


このプロジェクトで実現したいこと

音楽の力で新型コロナウイルスに荒む今の日本に元気を届けたい!!

私自身も新型コロナウイルスの影響で
演奏会の中止を余儀なくされました。

長期にわたる自粛生活や
感染予防のために
常に意識を注がないといけない
今の日本に音楽という
癒しを届けて
日本を元気にしたい。


今回の企画における作品について

今回の企画を理解いただくためには、
どんなものに対して私が情熱を注いでいるかを
少しでも分かっていただかなくてはなりません。

さあ皆さん目を閉じて、
太陽、
または月の光を受けて輝く小川の谷を下る様、
周りに広がる森の木々と戦ぐ風の香、
川のほとりに回る水車の軋む音。

そんな昔のドイツの田舎の風景を思い浮かべて下さい。

水車小屋には粉ひき職人たちが働いています。

一人の若い粉ひき職人の少年が修行の旅の途中、
この一つの水車小屋に出会います。

彼は年のころなら17・8歳。

屈強ではなく、
どちらかと言えば色白で力強くもなく、
でも繊細で感受性の豊かな青年。

この水車小屋で働き、
親方の娘に恋をすることになって行きます。

一曲目から三曲目までは旅をして娘のいる
水車小屋に出会うまでを爽やかに歌います。

その中から二曲目の詩をご紹介しましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2. どこへ?

岩からわく小川のせせらぎが聞こえる

新鮮で神秘的な輝くせせらぎが谷へと落ちて行く

僕には分からない、僕がどうなってしまったのか

いな、誰かが僕の背中を押すのか

僕も導かれて下って行く

旅の杖を携えて

下へ下へ下る

ずっと小川を追って

いよいよ小川は明るくせせらぎ

いよいよ明るい光を放つ

これは本当に僕の行くべき道なのか?

ああ、小川よ、言え、どこへ行く?

君は君のそのせせらぎで

僕の心を完全に酔わせる

せせらぎについて僕は何を言った?

いやそれはせせらぎでさえないのかもしれない

川の底で輪を描いて踊りながら

妖精たちが歌っているんだ

彼らに歌わせて、ざわめかせて

そして楽しい旅を続けよう!

そう、水車は回る

澄んだ小川にならどこでも

(茶木 敏行 訳)


山間のこの水車小屋で働くことになった青年。

毎日同じ職場で働く少女に思いを寄せて行きます。

4番から9番までは、
離れたところから彼女を思う、
痛みの伴う密かな恋が歌われます。

一曲紹介します。


6.知りたがり

僕は花には尋ねない

星にも尋ねない

彼らは僕が求めていることに

誰も答えられないから

僕はもちろん庭師じゃないし

星はあまりにも高いところにいる

小川よ君になら尋ねられる

僕自身の心に嘘がないかを

ああ、親愛なる小川

今日はどうしてそんなに黙ってるんだ?

そう、僕は一つのことだけが知りたいんだ

一つの言葉、それがどちらなのか

その一つは イエス

そしてもう一つは ノー

この二つの言葉が

すべての世界から僕を閉じ込めている

ああ、親愛なる小川よ

君はなんて不思議なんだ!

もちろん誰にも言わないからさ

言えよ小川

彼女は僕を愛しているの?

(茶木 敏行 訳)


そしてこの曲集のちょうど真ん中に
「涙と雨」という曲があります。

ここから青年は彼女と心を通わせ始め、
同時に死へと近づいて行くのです。

そう、
青年が彼女に対して本当の意味で心を開いて行くことが、
死を手繰り寄せて行く結果となる、
それがこの曲集の水面下に流れる大テーマなのです。

その分水嶺を超える10曲目「涙と雨」をご紹介します。


10、 涙と雨

僕たちは涼しい榛の木陰(はんのこかげ)に気持ちよく腰を下ろして

一緒に楽しく小川の流れに視線を落としていた

眺める川面(かわも)には月が登り

その向こうには星たちも見える

その銀の鏡を通して

互いを静かに見つめていた


僕はそこに映る月も星の光も見ていない

彼女の姿

彼女のその瞳だけを眺めている

幸せの川面の中から彼女はにっこりして瞬き(まばたき)する

川辺の小さな青い花たちが

それを真似てにっこり瞬きしてた


空全体の光が川の底に沈んで行く

僕もまたそこへ共に引き込まれたい衝動にかられる

川面に映る雲や星のその向こうに

慰撫する優しい川の流れがある

そこから歌と音楽が呼びかける

若者よ、若者よここへおいで!


その時視界が涙で滲み

川面の鏡がかき乱れた

彼女が言う

「雨だわ、じゃあね、わたし家に入るわ」

(茶木敏行 訳)


水面下に流れるもう一つのテーマは、
青年が心の奥底に抱えるコンプレックスです。

男らしく、
屈強で力強く、
日焼けして野性的な若者。

彼はそれとは真逆で、
精神的にも肉体的にも
それらを持たない自分に大きな引け目を感じています。

でもそういう自分を彼女は愛してくれる。

そんな幸せな毎日に、
まさしく彼のコンプレックスを具現化したような男、
狩人が森から現れます。

有ろうことか、
彼女の視線は少しずつ自分から、
あの狩人へと移って行きます。

彼女は毎日のようにあの男と共に
森へ狩りに出かけるようになり、
青年は精神的にも追い詰められ、
徐々に神経が破壊されて行きます。

緑と言う色は彼女が一番好きな色で、
二人でお揃いの緑のバンダナを巻いて仕事をしていました。

でも同時に緑は狩人の衣装の色であって、
窓の外の森や山や草はすべて緑なのです。

発狂とも思える17曲目「酷い色」をご紹介します。


17. 酷い(むごい)色

僕はこの世界から僕自身を遠い世界に放逐してしまいたい

ああ、外に広がる森や野が全部緑、緑で埋め尽くされていなかったら    

僕はすべての枝から緑の葉をむしり取ってしまいたい

緑の草を涙で死の色に青ざめさせたい

ああ緑、お前はなんて酷い色だ

何をそんなにいつも僕をじっと見る

誇り高く大胆に

不幸で哀れな青白いこの男を笑うのか?

僕は風と雨と雪の中

彼女のドアの前に行き倒れて 

「さよなら」の一言を昼も夜も静かに歌い続けたい!

ほら、森から狩人の角笛が鳴り響くと

彼女の窓が開く音がする

僕は彼女の窓を覗き込み

彼女は僕じゃない遠くの何処かを見る

君の額に巻いたその緑のリボン

緑のリボンを外してくれ

さよなら

さよなら

お別れに君の手を差し伸べてくれ!

(茶木敏行 訳)


青年はすべてに絶望し、
安らぎを求めて小川の水底に身を横たえることを望みます。

そんな青年に、
傍でずっと見守って来た小川が初めて口を開きます。


19. 粉ひき職人と小川

(粉ひき職人)

愛のうちに誠実なこころは空しく消え

すべての土の上で百合は枯れ果てる

満ちた月は雲の中にその身を隠す

彼の涙が人に見えないように

そこでは天使が目を閉じ

すすり泣き歌う

魂を安らかに沈めるために


(小川)

苦悩から愛が解き放たれる時

新たな星が天に瞬く(またたく)

そこでは赤白二つの色を持つ三本の薔薇が

荊(いばら)の枝から花開き

それは二度と枯れることはない

そして天使たちは翼を切り離し

朝に皆地上に降り立つ


(粉ひき職人)

ああ小川よ、親愛なる小川よ

君はほんとうに心から僕を思っていてくれる

ああでも小川よ知ってるかい?

愛が人にどんなことをもたらすか

君のその水底(みなぞこ)

その底には涼しい安らぎがあるんだね!

ああ小川よ、親愛なる小川よ

そうやってただ歌っていてくれ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後20曲目には小川による子守歌が、
古いドイツの民謡風の音楽で静かに歌われ、

この曲集が終わります。

最後に描かれる死とは裏腹に、
曲集全体には爽やかな青春の心の震えが
さらりと表現されています。

一度気楽に聴いてみて下さい。

あなたもきっとあなた自身の青春に
再び出会うことができるはずです。


茶木 敏行



資金の使い道

ピアニスト依頼料 30万円

ピアノ使用料 1万円

調律料 6万円(3回分)

演奏収録料 30万円

CD500枚制作料 30万円

スタッフのギャラ 10万円

録音のための場所代 45万円


リターンについて

今作のCD、
前作のCDとともに。
鍼灸師の仕事もこなす茶木の治療を受けれる券
声楽レッスン、演奏会開催権
スポンサーの権利を様々なパターンで
セットにしてお届けします。


10万円と100万円のリターンについて

10万円の茶木敏行が演奏会をしにいく券に関しては
支援者様に会場等の手配や
その他、準備をしていただきます。

100万円のスペシャルチケットに関しては
会場等の準備、
その他諸々の準備を
こちらでさせていただいた上で
CD10枚と
CDのジャケットTOPに載る
スペシャルなスポンサー権も
ついてきます。


またCDのトラックリストに関しては
順次公開いたしますので
ご期待ください。


最後に

新型コロナウイルスに荒む
今の日本に音楽の力で元気を届けたい。
その想いで今回CDをつくります。
皆様のご支援よろしくお願いいたします。

その他こんなリターン欲しいな!
っていうお声もお待ちしております。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、
計画を実行し、リターンをお届けします。

※本ページで使用の画像は茶木敏行自らの写真、またはフリー素材です。

最新の活動報告

もっと見る
  • 残り2時間足らずで、8月1日より開始いたしましたクラウドファンディングも終了を迎えます。目標金額が多いため、当初30パーセントほどだろうと予想しておりました支援金額も、86%にまで到達することとなりました。これはひとえに皆様の暖かいご援助の手を差し伸べていただいた賜物です。心からの感謝と共に、今まで生きて来た私の人生で出会い、共に時間を過ごした方々との繋がり、また私の夢に対して何かしらの共鳴を感じていただけたことが形となった、そんな風に勝手ながら感じております。さて、これからはCD収録に向かって、余計な資金調達に右往左往することなく邁進させていただきます。CD完成は年明けになるかと存じます。皆様のお手元にそれぞれのリターン内容としてお届けできるのは、やはりそれからということになります。お時間をいただきますが、どうかご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。重ねて、ご支援の御恩に対し、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!                            茶木 敏行 もっと見る

  • 今回のCD収録は、ラプトサウンドという会社を立ち上げて活動している瀬口氏にお願いしている。誰に収録をお願いするかという算段の中で、様々な知り合いに口をきいていただいて10人ほどの技術者さんと電話で話をした。皆さんにお話を聞かせていただきながら、いろいろ勉強になった。それとは別にネット検索で探していると、ラプトサウンドという会社に行きつき、代表者の技術者の名前が瀬口とあった。20年以上前に石原ホールでお世話になった瀬口さんが頭に浮かんだ。電話をしてみると、その瀬口さんの息子さんがドイツのハイデルベルクで7年修行されて録音技術者となっておられた。話を聞くとハイデルベルクで修行を積むことになった経緯、録音に対しての熱意に強く引かれた。ハイデルベルクの田舎の真ん中にある録音スタジオはフィッシャーディースカウや、ペーターシュライヤー、その他著名な歌い手もCD収録を行ったという有名なスタジオらしく、それらのアーティストの録音を手掛けたトーンマイスターに弟子入りしたという。それで、彼に収録をお願いすることに決めた。先日阿波座のスタジオに来ていただいて、初めてお会いして打ち合わせを行った。年齢は聞かなかったが、おそらく30代後半の穏やかな好青年である。しかし内に秘めた仕事に対する熱い意気込みが感じられ、そこも僕にとってとても好印象であった。10年前のCD収録の際に感じた僕の疑問。録音技術者と演奏者の間にある良しとするこだわりのズレのこと。いろんなCDを引っ張り出して着て、60年代、70年代の録音と、今の録音を聴き比べて、今の録音技術の過剰な雑音除去の話など、僕の意見に真剣に耳を傾けて下さり、ある意味納得もして下さった。結果彼はコンタクトを駆使して、フィッシャー・ディースカウが当時使用していたという古いマイクと同様のものを借りることを手配し、前代未聞の、いわば時代錯誤とも言える録音を試みることとなった。しかしマイクでもカメラでもオーディオでも、今の機械がすべて優れていて、昔のものがだめとは全く言えず、これは大変楽しみな取り組みになりそうである。瀬口氏もまさにご自分が研究してこられた分野での技術が発揮できるチャンスということで、大変張り切っておられる。この部分は今回のCD製作の大きな特徴となりそうである。 もっと見る

  •  CA声楽教室レッスン(ヴォイストレーニング)大阪CA声楽コンセルヴァトワールは、声楽を研究することを目的とした声楽の専門教室です。 Stimmbildung(声作り)を主体とし、その成果を生かす場として発表会・アンサンブ ルクラス(オペラ重唱)・混声合唱団・ジョイントリサイタルの企画などがあります。私は大学で声楽を学んだ後バリトンとして舞台で活動しておりましたが、ドイツに 渡り付くこととなった先生が、バリトンではなくテノールの楽器であると判断され、それ以来長い年月を掛けてテノールへの声種変更のヴォストレーニングを受けることとなりました。その期間を通じて先生(ハンブルグ・ハンノーファの歌劇場にて座付きのヴォイストレーナーとして活躍)の本で学んで来たことを私なりにアレンジして、日本の皆様の声作りに役立てたいという思いからレッスンを開講している次第です。「声楽の発生の地である昔のイタリアでは、声楽教師たち(カストラータ)は皆グループレッスンの形を取っていたんですよ」とドイツの先生はおっしゃり、多くの生徒が耳を傾ける中一人ひとりのレッスンを行っておられました。なぜなら他の者がレッスンを受けていることに耳を傾けるという作業が、個人の耳をトレーニングすることとなり、耳の成長が声をトレーニングできる筋肉の感覚を養うことに繋がるからです。そして私もまたこのより効果的なグループレッスンという形を取ってトレーニングを行っております。大阪CA声楽コンセルヴァトワールでは、2時間で4人もしくは3人の体制で、私の伴奏ではなく、ピアニストを起用します。私が集中して生徒さんの声を聴くためです。最初このグループでのレッスンに戸惑われるかもしれませんが、不思議に慣れて行きます。大阪CA声楽コンセルヴァトワールの会員には、全くの初心者の方から、合唱団で歌ってきたが専門に声をトレーニングしたい方、音楽大学・音楽高校の学生・舞台で活躍されている方々など、様々な段階の方がおられます。年齢も若くは9歳、上は87歳までおられます。また、音楽大学や音楽高校への受験に向けて勉強されている方もおられ、今まで多くの方が志望校への進学を果たされています。東京芸術大学・大阪芸術大学・京都市立芸術大学・相愛音楽大学・大阪府立夕陽丘高校音楽課などへの入学者を排出しております。ご自分の声に可能性を見付けたい方、好きな歌を少しでも思うように歌えるようになりたい方は、一度とにかく大阪CA声楽コンセルヴァトワールへ見学に来てみて下さい。 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


    同じカテゴリーの人気プロジェクト

    あなたにおすすめのプロジェクト