7月29日、30日とお車の寄付が、なんと6台も到着しました！そのうちの3台はさっそくだんむーが初めての名義変更をしてきてくれました。申込件数は間もなく200件に到達。貸出も進めていますが、待機者は80件程いらっしゃいます。申込の際に「どんな用途で使用しますか？」と質問するのですが、「買い物、仕事にいきたい、病院に行きたい」と、みなさん本当に日常生活での移動にお困りです。少しでも早く車を必要とする方の元へ届くようにと私たちも全力で活動していきます。

今回は、現地スタッフの紹介をしたいと思います。私たちの活動は人がいなくては成立しません。＊　＊　＊7月20日から現地スタッフとして協力してくれている段村さん（だんむー）が大活躍してくれています。 人当たりもよく、事務もしっかり対応して下さり、現地の活動を支えてくれています。だんむーは、元々この地域でラフティングのガイドを今年から始めていました。新型コロナウイルスの影響をうけ、ガイド業が休業となってしまい、ようやく再開したところで豪雨が起こり、所属していたラフティング会社が被災し、川も整備しないとガイド業が行えない状況になってしまいました。　そんな状況の中、当協会が現地で連携していた青年会議所メンバーからだんむーの紹介を受け、現地スタッフとして協力いただけることになりました。週3回、拠点で働き、残りはガイド再開に向けて片付けや準備を行っています。ガイドが再開した暁には、私たちも彼のガイドでぜひラフティングにチャレンジしたいなと話しをしています。私たちも可能な限り彼の再建も応援したいと思っています。人吉市の拠点では活動を支えてくださるスタッフも募集しています。だんむーのように拠点運営を一緒に行っていただける方に加えて、スポットで車を運搬していただける方も募集しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

大分県日田市からも要請を受け、車の無料貸し出しを実施できるように調整していましたが、市内にサテライト的に拠点をお借りし、貸し出しを始めることができました！筑後川の支流の玖珠（くす）川が氾濫し、大きな被害が受けた天ケ瀬地区で活動を続けている支援団体 NPO法人リエラ に軽トラック1台を、土砂崩れによって道路が寸断されてしまったり大きなバスなどが通ることができなくなってしまった中津江地区の住民自治組織 中津江村づくり役場 に軽自動車2台を貸し出しました。水に浸かってしまったり、土砂に潰されてしまい車が使えなくなってしまった個人の方にも2台貸し出し、現在、合計5台の車が日田市内で走り出しています！

"なーんにもなくなっちゃったから、楽しいこと考えないとね"人吉での貸出しを開始して10日程経ちました。申込みは180件程となり、これまでに約50件の貸出しを行いました。またまだ車を待っている方が多くいらっしゃいます。駐車スペースが少し離れたところにあるので貸出しの手続きをした後で、お話ししながら車のところまで歩いていきます。そこで皆さんからいろんなお話しを聞きます。「家も車も主人も亡くしてしまったけども、車を無料で貸してくれるなんて、生きてればいいことあるんだねぇ」「災害対応していたらいつの間にか自分の車は水に沈んでいたよ」「みんなもうこんなことは怖いって言ってるけども、ここは温泉も田んぼもあるしいいところなんだよ。横浜に住む娘がこれを機にこっちにおいで、って言ってくれているけど、80歳の姉を置いてここを離れたくないんだよね。毎日毎日片付けで大変だけど、失ったものを数えるんじゃなくて楽しいこと考えないとね」きっと、家族にもなかなか言えない本音がぽろっと溢れる時間なのかもしれません。帰りにスーパーに寄ったらスートン&ローリーの車が停まっていました。車がないと買い物にも自由に行けないんですよね。　私たちにできることは限られています。ですが、皆さんのお力が少しでも集まれば大きな支援の輪になっていきます。あなたにできる形でのご支援、よろしくお願いします。～～7月27日　21:00時点で64名もの方からクラウドファンディングの応援をいただいております。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。

ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。写真は熊本県人吉市での軽自動車の貸出シーンです。おじちゃんのホッとしたような笑顔が印象的でした。本日時点で150人超の方から車の貸出申し込みが入っています。過去の災害支援のペースよりも早く、今回の豪雨災害の規模の大きさを思い知らされます。被災された方の生活が少しでも前に進めるように。おじちゃんのような笑顔が沢山見られるように。私たちもできることを続けていきます。引き続き、被災地に思いを寄せていただけたら嬉しいです。＃被災地に車を届けたい