「ヨシ – 一緒に目を覚まそう。」は、愛する人の死の余波の中で慰めを見つける為に旅に出た1人の青年の物語です。しかし、それはただの旅ではありません。人間の持久力、無私の献身、心からの優しさが、この14,000キロの旅の中に織り込まれ、思いやりのある物語を語りかけます。
グリーンカード当選後、ヨシは俳優になる夢を追いかけてアメリカに戻ります。そこで俳優業の傍ら東京サーカスと呼ばれる自分のコメディーグループの活動を続けます。かっこ悪いことに命を賭ける姿勢を貫き、滑稽な姿ばかりが目立ちますが、その根底には人々を笑顔とユーモアで繋ぎたいという思いが根ざしています。
ヨシは、2013年にアメリカの母と慕っていたレベッカ・フロイドさんの死をFacebookで知ります。そしてソーシャルネットワークの画面からのその冷たい宣告が彼の心の中で何かを大きく変えることになります。高度なコミュニケーションとオンラインのソーシャルサークルの世界で、ヨシはテクノロジーの端っこで孤立している自分を見つけます。
ヨシは何らかの目的で大きな力に何かを強いられているように感じます。自分に何が出来るのか最大限に考えた末、彼は歩き始めました。「命の絆プロジェクト」と自ら名付け、レベッカの命の絆の輪を歩きながら彼女の家族や友人を自分の足で繋げ、人生の師であるレベッカについてもっと知りたいと思ったのです。
ヨシの旅は開始早々困難に見舞われます。カリフォルニアで行われるレベッカの追悼式に間に合う為には1日に65キロ以上をカバーしなければなりません。その過酷な道のりは精神的にも物理的にもヨシに大きな教訓を叩きつけます。ヨシは諦めるしかありませんでした。しかし、その時、ヨシは彼自身と同じ道を歩いてきた男性に出会います。逆方向からきたその男性は西海岸から東海岸へ向かっていました。彼の存在によってヨシはカリフォルニアまで歩く勇気を貰います。
レベッカのお墓に辿り着き、ヨシはレベッカの遺骨の欠片と共に歩き続けることを決心します。彼女がずっと訪れたかった場所、日本へ行くのです。日本縦断の8000キロに及ぶ旅の中で彼は幼年時代を思い出して、人々を笑顔で繋ぐ目的の背後に根深い根拠があることに気づいていきます。
映画監督からのメッセージ - モモ・リー・アオイ- 監督/プロデューサー
映画を創る者にとって、この人の物語は世界と分かち合う価値がある、具体的にはその人の物語を世界と共有すべきだと思わせる人との出会いはとても爽快で衝撃的です。実際に6年前ヨシと出会った時に全く同じ感覚を持ちました。彼にとっては日常の事ですがミッキーマウスの格好でニューヨークの地下鉄のホームで腰を振って踊っている彼を見逃す方が難しいことです。彼と目が合って笑顔を交換した時、彼はメッセージの書かれた段ボールを裏返してそのメッセージを見せてくれました。そこには「あなたの笑顔は美しい」と書かれていました。ヨシがあなたを見つめる時、彼は本当にあなたを見つめるのです。そこには繋がりと真実、そして周りの世界を一瞬忘れさせてしまう段ボールのメッセージがありました。
私はすぐにヨシと友達になりました。そして私が手がけていたドキュメンタリーに出演してもらいました。切り離された世界での人と人との繋がりについての映画です。2013年に、彼はとてもお世話になった方が亡くなったことをFacebookで知り、そのソーシャルメディアからの衝撃と冷たい宣告で深く心を傷つけます。そして全てを捨ててカリフォルニアまで歩き始めるのに時間はかかりませんでした。私は6ヶ月後にまた彼と再会できると思っていましたが、彼は戻って来ませんでした。代わりにさらに日本を歩き続け、結局2016年にアメリカに戻って来ました。
2016年の終わりに、私は6年前と同じようにヨシとカフェで話しました。 彼はまだ同じ優しさ、楽観主義、そして子供のような好奇心を持っていましたが、この4年間でまさに不可能な旅に出ました。 ヨシは私が今まで会ってきた人たちよりもはるかに大きな距離を歩いていたのです。 ヨシはこの4年で2つの大陸を1人で歩いたのです。 もちろん、ヨシは前と同じヨシではなく伝えるべき物語がありました。
高度なコミュニケーションとオンラインソーシャルサークルの世界では、世界中の人々とより社会的につながりが深まるにつれて、実は多くの人々が互いに本物の繋がりから切り離されています。 ヨシは現代の容易なコミュニケーションに縛られない巡礼の旅を行いました。それは最も原始的な交通手段、ただ歩くと言うものでした。 ヨシはレベッカのために歩きました。 しかし、何キロも何ヶ月も進んだ後、ヨシは自分自身の為にも歩いていることに気付きます。 まるでこの旅が彼の恩師 "アメリカの母"からの最後の教え、そして贈り物であるかのようでした。 そして、この旅と彼を助けた多くの見知らぬ人たちとの出会いを通して、ヨシは許すということを学ぶのです。
ヨシは当初これが自己発見の旅になるとは思っていませんでした。しかしこの壮大な旅によって、また幾人もの知らない人たちの親切に触れ色々な形で彼は自分の内面と向き合うインスピレーションを貰います。彼の苦闘は個人的であり、且つ激しく普遍的です。みんな、誰かに気づかれて理解されたい。みんな目的を探している。
ヨシはただの私の映画のキャラクターではなく、実際に私に刺激を与えてくれて人生を豊かしてくれた個人的にはヒーローだと考えています。この映画を通して、ヨシのメッセージと彼の個人的な成長を私たちみんなの為の雛形として、役に立てられればと思います。人間であるという行為を通じて、私たちはみんな繋がっているのです。
どんな金額でも有り難いです。
この物語は絶対に語られるべき物語です。私たちは世界的に注目される様な質の高い映画を作るだけでなく、カタルシスな経験と感情豊かな登場人物を通して観客の皆さんを映画の旅で魅了したいと考えています。 この2大陸を跨ぐ詩的なロードムービーを制作するためには、もちろんこのキャンペーンを通じて得られる資金よりはるかに多くの費用がかかります。しかし、私たちはこの思いやりのあるストーリーを信じて、不足分をチャリティーや映画ファンデーションからの助成金で補いたいと考えています。まずはこのキャンペーンを第一の目標として、この映画を大画面に持っていくために私たちがまず素晴らしい映画を制作する能力があることを実証する為の手がかりになればと思います。そしてより多くの助成金調達の機会を増やします。ここでのご支援が多ければ多いほど、映画撮影の開始と完成への道のりが早くなります。
既存の映像の整理と編集
現在、ヨシが5年間にわたって撮影した500時間以上のフィルム映像があります。この映像からテーマに沿った映画の内容や骨組みを作っていくことが出来ますが、その映像を並べ替えその一部を最終的な映画に編集して取り込んでいく為に専門家が必要です。
日本での撮影
ヨシの映像は、テーマに沿った結末に向かったコンテンツの再構築の基礎となります。そして映画のクルーと一緒にヨシが通った道を辿りさらに多くの物語を撮影していきます。ここにかかる費用に次の事項が含まれます。
•高品質のカメラとサウンド機器のレンタル
•映画クルーの給与
•米国から日本への航空運賃
•日本国内での交通費(クルーと機器運搬のためのレンタカー)
•クルーの日本での生活費
•ポストプロダクション(撮影後の制作費)(音響ミックス、音楽の使用権料、編集等)
私たちの目標の1つは、この映画を通して笑顔と愛を広めることです!ヨシはみんなが笑顔になって欲しいという思いから「あなたの笑顔は美しい」というメッセージを広めようとしています。我々からのお返しはその目的に沿って考えました。支援して頂く金額に関わらず応援していただける方はこの映画のメッセージの下にチームの一員として参加していただきます。手書きのポストカードから、「あなたの笑顔は美しい」Tシャツなど、必ず喜んでもらえる特典ばかりをご用意致しました。
その他の特典には、完成した映画をデジタルでダウンロード、撮影の裏側を盛り込んだ特典付きDVD、監督の解説クリップ、ヨシのインタビュー、さらにはニューヨークの劇場でのプレミア上映にご招待とヨシとクルーとの食事を楽しんで頂く権...などです。
どんな金額でも役立ちます。ご支援に少な過ぎるということはありません。しかし、もし支援することが難しくてもビデオをシェアしたり、この企画についてお友達と共有して頂くだけでも大きな助けになります。
是非我々のウェブサイト(https://yoshithemovie.com/)をご覧ください。
Facebookページhttps://www.facebook.com/wakeupwithmemovie/でのイイネ!もよろしくお願い致します。
撮影は米国と日本の両国内の様々なロケーションで行われます。少人数のスタッフでその撮影を行うことはそれ自体がチャレンジではありますが、知らない土地でコントロール出来ない環境の下での撮影はドキュメンタリー映画制作の最も難しい面の1つであり、最大のスリルでもあります。私たちが伝えたいストーリーの概要はありますが、自然に展開される出来事もしっかり捕らえていきたいと思います。その結果、ストーリーの中に全く予測できない要素が追加されたり変更が起こる可能性があります。しかし直面するあらゆる障害には、柔軟性と積極的な姿勢で向き合いたいと思います。
ヨシは様々な出版物によってすばらしい記事を書いて貰っています。それらをここで読む:
http://haikara-f.com/20150607/
https://www.yoshithemovie.com/blog
最新の活動報告
もっと見る皆様、ご無沙汰しております。
2023/04/07 08:05皆様、ご無沙汰しております。活動報告です。先日カリフォルニアのLAまで行って、モモ監督に会ってきました。そして足りなかったナレーションの録音をしてきました。当初の予定より何年も遅れてしまっていますが、着実に完成に近づいております。もちろん言い訳にしか聞こえないでしょうが当初予算400万円で製作予定だったものが目標金額に達しなかったので、その足りなかった分を自分達で工面しながらなので、現在まで製作が伸びてしまっています。どうかご理解ください。そしてコロナパンデミックの状況の中でも編集やナレーションについての話し合いを進めてきました。そして先週やっとモモ監督と直接会って作業を進めることが出来ました。今後の展望としては今年中に作品を完成させてアメリカ、もしくは日本の映画祭に応募していく事です。同時に出資してくれた方達へのリターンも行います。決して忘れた訳ではありませんので、もう少しだけお待ちください。引き続き応援よろしくお願い致します。よし&モモ もっと見る
皆様のご理解に深く感謝致します。
2022/07/29 01:46皆様、こんにちは。お元気でしょうか。映画についての情報が最後に届いてから更に2年が経ってしまいました。そこでヨシと私から最新の情報をお伝えしたいと思います。 ここ数年間は私たち全員にとって大変な期間でした。パンデミックが発生する前に、90分のドキュメンタリーの編集を終え、オーディオミックス、色調整、作品内で使う音楽を完成させる為に、さらに制作資金を調達する予定でした。しかし、パンデミックが発生して、私たちが申し込んだ全ての助成金は停止し、残りの作業を完了する為の資金を調達する事が出来ませんでした。私達はパンデミックの当初には出来なかった多くの映画祭にこのドキュメンタリーを直接持ち込みたいと思っています。 その為、この2年間、私はヨシの映像を何度も繰り返し見て編集を可能な限り最高の形にする為に取り組んできました。 今、世界はゆっくりと以前の様な通常に戻ろうとしています。日本まで行きヨシと会って映画を仕上げることが出来ればと思います。 皆様のご理解に深く感謝致します。ヨシと私はこのドキュメンタリーを何よりも皆さんに見て貰いたいですし、これ以上待たせる必要がないことを願っています。そしてヨシが直接観客とお会いして、笑顔を分かち合い、素晴らしい旅の話を語ってくれる事を願っています。 ご協力本当にありがとうございます!Hi everyone, I hope that you are all doing well. It’s been another two years since we had any updates on the film, so Yoshi and I wanted to give you an update on where we are.The past couple of years has been challenging for all of us. Before the pandemic, we had just finished editing this 90-minute documentary. We had planned to get more funding to finish the audio mix, color grading, and music score, but when the pandemic hit all of the grants that we had applied for had stopped, and we could not raise more funds to complete the remaining work. Additionally, Yoshi and I also want to bring the documentary to many film festivals in person which we weren’t able to do earlier in the pandemic.So, during the past couple of years, I have been going through Yoshi’s footage over and over to get the editing to the best shape it can be.Now, it seems like the world is slowly opening up. I hope I can travel to Japan to meet up with Yoshi to finish the remaining work for the film. There isn’t that much left to do.Thanks so much for your patience. Yoshi and I want you all to see this documentary more than anything, and we hope that you don’t have to wait much longer. We also hope that Yoshi can meet his audience in person to share his smile and tell his incredible journey.Thank you all again!~ Momo もっと見る
近況報告です!2021年4月6日現在
2021/04/06 00:18皆様、こんにちは!お元気でしょうか?世界中大変な状況が続いておりますがお変わりなければ良いのですが。遅くなってしまいましたがモモ監督より近況報告です。親愛なるドナーの皆さま、こんにちは。前回のアップデートからもう1年以上経ったなんて信じられません!ドキュメンタリー映画を作る事はとても大変と言われていますが。はい、正にその通りですね。何年もかかっております。(今のところ)純粋にクラウドファンディングだけで成り立つロジェクトとして、この映画は時間もかかり資金面でも苦労しております。なかなか上手くはいきませんが、そのお陰でこの映画の素材と物語の多層性への理解もより深まっています。結論から言いますと現在トンネルの終わりにようやく光が差してきたところです。 3年間の制作と編集を経て、ようやくフィニッシュラインに到達したと言えます。最後の仕上げを待つ85分の完全な物語が出来あがりました!現在、音楽の権利と楽譜を確保するための資金調達オプションを模索しています。その後映画の完成と最終的な配給に取り掛かれればと思っています。何卒ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。私たちの目標は、世界の状況が落ち着く事を願いつつ、まずは映画祭に作品を出展したいと思っています。この長い旅の最後の段階についてまた近況報告させて頂きます。お待ち頂いている間に是非映画の1クリップをご覧下さい。モモHello our dear donors,It's hard to believe it's been over a year since our last update! We are truly proving the clichés about documentary filmmaking timeframes... yes these things take years.As a (so far) purely crowdfunded project, this film has had its own slow gestation, often at the mercy of our time and finances. Though this has often been terribly frustrating, the silver lining has been the growth of a deeper understanding of our material and multi-layered story. All this to say that there is finally some light at the end of the tunnel! After three years of developing and editing, we can finally say we are at finishing line! We have a 85 minutes of a complete story ready for some final touch! Currently we’re exploring more financing options to secure music rights and scoring, we hope to soon have support for the completion and eventual ditribtuion of the film. We truly thank you for your patience ans support along the way. Our goal is to submit the film to film festivals and secure distrution this year when the world is in a better place, we will keep you updated in this last stage of this long journey. Here’s a small clip from the film we hope you enjoy while you’re waiting.Momo もっと見る
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