2020/08/01 12:00
こんにちは!「珊瑚の産卵観察プロジェクト」のヒロシです。
今日から8月ですね。いつもならサイパンも夏休み感たっぷりな雰囲気になるのですが、今年はゆーーったりした空気が流れています。
忘れてしまいがちですが「そうだ、今は夏休み真っ只中なんだ!」と思い出してワクワクしていきたいと思います☆
さて!今日もサクラマリンのユミコさんから届いた
「第2回調査報告【3/3】」をお送りします。ご覧ください☆
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おはようございます。
7月新月周りの調査報告・その3。
今日は『追記&次回の調査課題』です。
◎追記
産卵とは一見関係ないかもしれませんが、今回は「スイーパー触手」「隔膜糸」といった捕食や生存競争に必要なものや、ハマサンゴに見る「ニキビ」のようなものについても観察しました。
⚫︎「スイーパー触手」は今回ノウサンゴの仲間で多く確認できています。
⚫︎ポリプから出ている「ニキビ」のようなものは、感触や崩れ方が砂管に似ている。また大雨によって水中に泥が流れ込んだと思われる日&場所に多く確認できている事から、サンゴが排泄した粘膜の成分などにより泥が固まったものと推察される。
また、産卵時期だったとも考えられるので、ポリプ(口)が開いていたからいつも以上に泥が入ったと言う事も考えられる。
これについては次回も継続調査ですね。
☆これらについては『教えてすぐる博士!今更聞けない珊瑚の話』でも解説していますので是非読んでくださいね→こちらのタイムラインからご覧ください。
◎次回「8月満月周り」の調査課題
⚫︎8月の調査期間は8月3日(満月当日)〜8月11日(下弦の月)の9日間とする。
⚫︎7月期2回の調査結果を元に8月に産卵しそうなサンゴを調査員内で新たに予測&共有して観察する。
⚫︎「7月満月周り」との比較
・産卵の有無、種類、いつ?
・水中の浮遊生物
・水温
⚫︎「触手」や「ニキビのようなもの」など、一見産卵とは関係ないかもしれないものの追加調査
以上です。
8月満月周りの調査は8月3日(満月当日)から始める予定です。
また毎日データ報告を記載しますので、よろしくお願いします!