・「山の喜び」製造レポ
このリキュールは、黒豆農家さんからいちじくの葉をいただいたことから始まりました。
いちじくの葉は乾燥させてお茶に使われます。
さらに「山の喜び」を意味するハーブのマジョラムを加えました。
マジョラムはシソ科で、杉と同じウッディーな香りも持っています。
炭酸を加えてハイボールとして飲むと、和風でさっぱり。
食中酒に飲めることを期待した、ドライな仕上がりのお酒です。
「山の喜び」alc.アルコール32度 甘さレベル ★☆☆辛口(ハーバルドライ)
・「除夜の鐘」製造レポ
これは「よもぎの葉を使ってみたい!」と始まったお酒です。
色々試作しましたが、何と組み合わせてもよもぎの香りは強いです。
同じくらい存在感の強い煎り黒豆を加えて、爽快感にはジュニパー(セイヨウネズの実)を加えました。
和菓子のようでいて、どこか神聖な味わいを感じてみてください。
「除夜の鐘」alc.アルコール27度 甘さレベル ★★★甘口(清らかな香り広がる)
・「朝露」製造レポ
県産日光楓の木を使用したウッドリキュールです。
樽熟成のような余韻を狙っています。
煎ったのは今年の3月のこと。煎りすぎるとただのコゲになりますが、
少し色が変わる程度にホカホカさせると、バニリンの香りが出てきます。
うんと長く熟成しました。
栃木リキュールが木のお酒を作るきっかけになった、バーボンの味わいにより近い原酒ができます。
原酒をバーボンベースと仮定すると、ベリーやオレンジなど、色々な組み合わせが想像できましたが、味わってみるととても繊細なので、日光梨を加えることにしました。
どんな仕上がりかお楽しみに!
朝露 alc.アルコール33度 甘さレベル★★☆中口(ウッディな)