ご支援頂いた皆様、本当にありがとうございます。
本プロジェクトも残り3日となりました。
引き続き、応援の程宜しくお願い致します。
昨日9月26日より獅子島のあおさのり生産者の「菌取り」がスタートしました。
先日から海水温が一気に下がったこともあり、あおさのりの赤ちゃん≒「菌」が海岸線に漂流、岩にもあおさのりの菌が付着し、緑のコケのようになっています。
朝から潮が引くのを待って、皆一斉にあおさのりの養殖網を張り込んでいきました。
これが、獅子島の秋から春先にかけた風物詩ともいえる、海岸線に広がる”緑の絨毯”です。
ターコイズグリーンの網がぎっしり敷き詰められた海岸線は、非常にきれいです。
しかし、私たちはまだまだ漁場の復旧作業を継続中です。
菌取りは先に張り込んだ網に多くの菌が付着することがわかっていますので、
我々の集落では台風10号の被害も考慮し、業者間で話し合い、10月3日に一斉に張り込むこととなりました。
この決定は、私たちにとっては復旧作業の時間が増えるためうれしい反面、
菌取りのスタートを後倒ししたことでその機会が少なくなるため、土砂が堆積し生態系が変わったかもしれない漁場での菌取りを失敗した場合のリカバリーができなくなるという不安要素でもあります。
漁場の復旧が100%でなくても、早くから菌取りを開始したかったというのが本音でした。
そんな中、本日は、菌取りの網を張る場所に散乱している大き目の岩の撤去作業を行いました。
岩が残っていると、網が破れる上、せっかく網に付着したあおさのりの赤ちゃんが擦れて剥がれてしまうからです。
数えきれないほどの岩を撤去しましたが、まだまだ終わりが見えません。
以前、農機具屋さんから購入した、この運搬機が非常に役に立っています。
彼のお陰で、本日は写真にある一列目の撤去を完了させました。
明日からもこの作業と杭打ち作業の連続です。
涼しくなったとはいえ、風の全くない海岸線で直射日光を浴びながらの重労働はさすがにこたえます。
さぁ、明日から潮が起きます(干満の差が最大化する大潮に向けて潮が動き出す)。
潮が大きく引くので作業時間も長くとれます。
先日の杭打ちでハンマーに叩かれた左手の親指も腫れたままで痛みが引きませんが、テーピングでガチガチにして、ラストスパート頑張ります。
絶対にあきらめない!
来シーズンも「おいしい、あおさのり」を必ず皆さんの食卓にお届けします!