☆ダンサー(出演者)を集める
ある程度、全体の枠組みが見えたら、それに合わせて出演者を募集/依頼をします。これは枠組みによって、条件など変わってくるのでケースバイケースです。
⇒実施施設によって要望がある
「お休みの日に、イベント的に実施してもらいたい」
「平日の通常保育の時間にやってもらいたい」
「平日だと参加できない保護者もいるので、公平性のために保護者はNGにしたい」
「宗教上の問題で、神様に関わる内容は控えたい」
「教育理念として、キャラクターものはNGにしているので、そういった内容は控えたい」
などなど
募集するにしても、依頼するにしても、その施設に合った条件を考えます。
⇒予算規模から考える
どのくらいの予算を想定するかによって、条件など変わってきます。
「出演者の交通費は持てるのか」
「音響や照明の機材・スタッフはお願いできるのか」
「出演者の謝金は用意できるのか」
「チラシや当日パンフレットなど印刷物は用意するのか」
などなど
⇒私たちは
第一に、さまざまなジャンルのダンスを体感してもらいたいということを大事にしているので、公募というかたちにしています。ダンスに限らず、さまざまなジャンルの参加もOKにしています。
(例:美術の展示、音楽の生演奏、いけばなパフォーマンスなど)
第二に、出せる交通費にも限界があるので2種類の募集を出しています。
①交通費を全額支給するが、選考あり。(ダンスに限る)
②交通費は出ないが、選考なし。(ジャンル不問)
第三に、全体の実施時間は90分を基本にしています。同時多発的にさまざまな場所で上演しているため、1つの作品は15分程度を目安にしてもらっています。(子どもたちが集中して観ることができる長さに限度があるため)
または、90分ずっと続けているパフォーマンスもあります。(舞踏など、観たこともないものには最初、恐怖心がありますが、時間をかけると少しずつ距離が縮まってくるため。知らない世界/文化を理解するのには時間がかかります)
第四に、音楽を使用する場合、他の音楽との干渉があっても大丈夫かを確認します。さまざまな場所で同時に上演するため、互いにパフォーマンスの邪魔にならない設定を事前に考慮するためです。
第五に、観客と舞台を分ける必要があるかを確認します。観る人は自由に移動できるようにしているため、パフォーマンス中でも舞台の中に入ってくる可能性が非常に高いです。作品によって、それを良しとするかしないかが違うので、事前にそれを確認して、場所の設定を考慮します。