こんにちは! オンラインプロ部第1期メンバーのとりです。
今回はオンラインプロ部について、自分の体験談的に書きます。
ユースインプロの参加を迷っている方、クラウドファンディングなどの参考になれば嬉しいです。
私がオンラインプロ部を知ったのは4月の終わり頃、忍翔さんのTwitterでの呼びかけ動画でした。「20歳以下のインプロWSを無料にするよ」という呼びかけ。私はギリギリ20歳、忍翔さんと面識もない、何より当時は「インプロ」そのものを知ったばかりでした。無料というとてもありがたい機会だけど、自分のような初心者が参加して良いものかとしばらく迷っていましたが、知り合いがオンライン演劇に挑戦し始めているのに影響を受け、演劇を観て演劇がやりたくなり、忍翔さんにはじめましてのDMを送りました。そしてインプロ部の前に参加した初めてのオンラインWSで、インプロそのものに出会ったときの新しい感覚、リスクの中のゾクゾク感を思い出し、改めてインプロは楽しいんだと再確認しました。自粛期間の中でも演劇をやりたいインプロを楽しみたいと沸々と欲が湧いてきて、オンラインプロ部参加を決めました。
集まった同世代のメンバーと、最初は忍翔さんが進行する稽古のままに少しずつ交流を重ねていき、週に一回少しずつ距離を縮めていきました。オンラインプロ部が始動してすぐの稽古で、私と相手とが向き合いシーンを作るとき、その相手を目の前にしても何も言葉が出て来ず困り、それすらも素直に伝えられなかったことがありました。自分の中の何かに抵触して泣きそうになりました。おそらく、言葉が出て来なかったことが相手に失礼だと変に自分を責めたんだと思います。稽古後にそれを呟いたら「泣いてよかったのに」と忍翔さんが言ってくれました。ああ、ここでは困ったことや苦しかったこと、マイナスなこともさらけ出していい場なんだ、信用できる人たちなんだとそのとき認識しました。どこかよそよそしさが薄れたのと、自分の中でオンラインプロ部の存在が大きくなるのがわかりました。
私がオンラインプロ部で得たものの中にプレイヤーのマインドがあります。マインドとは、忍翔さんが稽古で繰り返し話してくれた、インプロにおける技術(スキル)と精神(マインド)のことです。オンラインプロ部では主にマインドの部分を大きく成長させることができました。同じメンバーで果敢に挑戦を繰り返していく中で、失敗しても大丈夫だと信頼できる仲間がいました。「このメンバーなら何をやっても大丈夫、ダメならちゃんと言ってくれる、なんとかしてくれる」という安心感の中で稽古ができました。今まで失敗を恐れて縮こまっていたマインドをはっちゃけさせ、安心してスキルを学ぶことができたと思います。
そして、オンラインプロ部で得られた最も大きなもの、ものすごく大切な仲間がいます。最初はそれぞれ住む場所もインプロ歴も違い、ほとんど面識がない中でスタートしました。一緒にシーンをやり続け、ストテラの英語を読み解き、シーンでの言語化できない感触を何時間もかけて共有し、議論し、各々が影響し合いながら3ヶ月の稽古をしました。ラストのショーで各々の夢を叫びました。今では定期的に自主稽古をしたり、zoomをつないで朝まで喋り倒したりするまでに仲良くなりました。直接会ったことがないのが信じられないくらいです。オンラインプロ部がなければ出会えなかった人もいます。1人でも欠けたら物足りない存在感と特徴があって、それぞれ芯を持ってハングリーにインプロを探求している、心強い仲間です。家族のような安心感で身を預けられる仲間ができたことは私にとって本当に本当に幸せです。いつか絶対に直接会って一緒にインプロをします。
「インプロ」の存在を知ってからまだ8ヶ月程度しか経っていませんが、インプロは今後もずっと続けていきたいと思っていますし、そう思わせてくれたのはオンラインプロ部の存在そのものです。私の人生の中で重要な1ピースを育ててくれた大切な場です。また、活動が制限されていた時期の中で、居場所を与えてくれた大切なコミュニティです。オンラインプロ部を開催してくれた顧問の忍翔さんに感謝でいっぱいです。
20歳以下の皆様、是非インプロ沼にハマってください。
クラウドファンディングによって、インプロに出会える人がたくさんいます。
インプロによって、同世代の身を預けられる仲間によって、救われる人が1人でも多くありますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました!是非ともご支援お願いします。