開発秘話⑤「奇跡の出会い」
「おにぎりをそのまま温められる2層袋」 を作り始めたものの、肝心のジッパーが付けられないことが判明し”封ができない袋”じゃムリだなぁと、ありったけの”脳みそ”をフル回転させましたが、その後も活路は見出せず・・・
小さい頃からあまり勉強してこなかった自分に少し後悔しながら、私の中で半ば諦めムードが漂い始めていました。
そんな中、海の向こうのとある食品展示会にて「横からスライドさせるだけで袋を密封できるハンドル」を見つけたのです。
設計が行き詰っていた中、まさに”衝撃”が走りました。
このハンドルは元々ポテトチップスの袋やお米の袋の中身が湿気るのを防ぐためのもので、スライドさせるだけで誰でもカンタンに密封することができる優れもの。
ただ、薄い袋を密封するために設計されており、私の作る「ぶ厚い2層構造の袋」にはきつくて使えません。
知人を介し製造メーカーを訪ね交渉した結果、なんと「ぶ厚い2層構造の袋に合うよう設計し直そう」と言ってくれるじゃありませんか!
みんな、なんて優しすぎるんだぁ(泣)
諦めてなんかいられないと、もう一度気を引き締め直した2019年11月21日の夜でした。
※使用後のハンドルは袋の厚みにより、パンなどの袋の密封に使える場合と、そうでない場合があります。
続く・・・