開発秘話⑲「街から消えた・・・」
「おにぎりがそのまま温められ、カップ麺のお湯が沸かせる2層袋」の製品化を目前にし、発熱剤袋のデザインを修整したり、梱包箱の採寸等を行い準備も大詰めのところまできていました。
そんな中私のところにも「新型コロナウイルス」の影響がやってきたのです・・・(泣)
3月、海外と人の往来ができなくなり現地工場の視察ができなくなりました。
国内では「リモートワーク」が普及し始め、満員電車に揺られる人の数も減少しました。
ただし私の経験上、海外との取り引きでの100%リモートワークは”絶対に不可能”です。
いくら現地にやり手のエージェントがいようが、電話だけで任せっきりにしていると・・・
「発注したものと違う仕様のモノが出来上がる」 または
「ほとんど不良品」のどちらかです。(笑)
そんな中でもありったけの知恵を絞り製品化に向け前進しようと試みましたが・・・
今度はなんと「発熱剤に使う不織布が街から消えた」のです。
不織布がマスクの生産に優先供給され、全く入手できなくなってしまったのです。
まさかコロナの影響がこんなカタチでやってくるとは思ってもみなかったのですが、仕方なくこのまま待つか。設計変更するか。毎日悩みながら次の手段を考えるのでした。
続く・・・