2020/12/16 12:22

皆さん、こんにちは!
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”今”だからこそ、オンラインで『職業講話』を続けたい!
https://camp-fire.jp/projects/view/333982
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起案者のNPO法人アスリード 杉野瞳です!

私たちのクラウドファンディングも残すところあと10日を切り、ここまで、95名、210万円を超えるご支援をいただいており、10校での『オンライン講話』を実施することができることとなりました!!

今回は、このクラウドファンディング終了後、最初の『オンライン職業講話』の開催を検討中の横浜市立鴨志田中学校の担当である高見澤 宏太先生に、学校の現在の状況や、キャリア教育についてのお考えについてお聴きしてきました。

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―学校の状況はいかがですか?

今年度はコロナ禍で休校していた時期もあったので、体育大会や文化発表会、修学旅行などの行事をどうしていったらいいか、生徒と教員、学校を支えてくれる方々とともに、一丸となって知恵と意見を出し合っています。

教科、部活や委員会、行事等に加えてコロナ対策も行わなければならず、時間的にも気持ち的にも厳しい状況です。


―キャリア教育プログラムについては?

鴨志田中学校では、以前から町内会や自治会、PTAの皆様のご協力のもと、地域で活躍している方々を『地域マイスター』として学校に招き、生徒たちのキャリア教育、学校づくりに参画していただいてきました。

毎年、全学年対象に学校で『地域マイスター講話』を開催し、2年次には生徒がまちに出て“働く”体験をさせていただく『職場体験』。今までは郵便局にメガネ屋さん、WEBデザイナー、陶芸…身近なところで活躍されている色々な職業の大人の方々にふれることで、生徒たちの様子も変わっていきました。

ですが今年は、『地域マイスター講話』も『職場体験』も、行うことができない状況。それでも、生徒たちに“身近なところで働く大人”にふれる機会はなくしたくないと、悩んでいました。


―オンライン職業講話をどこで知りましたか?

夏休み期間に総合的な学習の時間の計画を再編成していたとき、キャリア教育支援誌『みらい百花』が学校に届きました。横浜を中心に、色々な業種・職種の会社や仕事が紹介されていて、これを活用して授業をしようという話になり、発行元のNPO法人アスリードに相談のメールを送ったことがきっかけでした。その時、横浜中学校でリモート開催の『オンライン職業講話』を実施したということを知り、お願いできないかと思いました。


―開催に向けて、どんなことを検討しましたか?

毎年協力いただいている『地域マイスター』の皆様にお願いできないかとも考えましたが、初めてのオンライン開催ということで私たちにも経験がなく、ご負担やご迷惑をおかけしてしまうのではないかと不安がありました。今回はやむを得ない状況だったので、アスリードの協力を仰ぎ、登壇してくれる地域企業のコーディネートや、企画・運営もお任せすることにしました。現在、お話を聞いてみたいと思う業種について生徒にアンケートを取り、企業さまへの打診を進めてもらっています。

また、現在IT・ネット環境の整備が進められていますが、うまく運用できるかは未知数…。実施形態をタブレットにするか教室でモニターを使うのか、その際の受講人数、必要な機材、ネット環境の確認など、色々と相談しながら検討しているところです。


―キャリア教育について、どのように感じていますか?

鴨志田中学校では、“地域密着”の学校づくりを目指し、キャリア教育について以下の目標を掲げています。

〇生きる力を身につける。

〇自らの将来考える力を身につける。

〇地域の中で生きる自分としての人間性を養う。

これらを実践、達成していくうえで、家族や教員以外の“働く大人”にふれることはすごく大事だと思います。人生の価値観が拡がるだけでなく、「あ、こんな会社が近くにあったんだ」という地域への愛着につながりますし、「いつかこんな仕事をするんだ」という責任感や憧れを持つことは、学校生活を豊かで実りあるものに変えてくれると実感しています。


―学校から“地域”に対するメッセージをお願いします!

いつもたくさんの方々に支援していただき、本当にありがたく感じています。もっと地域の皆さんに学校に関わっていただき、生徒たちとふれ合っていただきたいです。

今回は新型コロナ対応でやむを得ない状況でしたが、コーディネーターとして、アスリードのような団体に学校と地域の間に立っていただき、「生徒たちにどんな話をしたらいいのか」や、「こんな風に語りかけると生徒に伝わりやすい」など、講話の内容、ノウハウにも踏み込んだ支援をしてもらえると、生徒にとって、地域の皆さんにとって、“キャリア教育”がもっと良いものになっていくのではないかと感じています。

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いかがでしたでしょうか…!

キャリア教育支援をしていると、生徒さんのために一生懸命な学校の先生方にお会いできることがひとつの喜びでもあり、やりがいでもあります。

これからの未来を担う生徒さんたちのために、そして、その生徒さんたちを想う先生方のために、引き続き皆さんのご支援を、宜しくお願い致します!